10 / 11
番になる日※
しおりを挟む
「律!」
目を開けたら見慣れた家の天井があって横には泣きそうな天さんがいた。
付喪神さんや妖精さん、座敷童子ちゃんに犬のおまわりさんたちや天さんのご家族までいる。
「天さん、僕、生きて……」
「ああ、そうだよ! 死んでるわけねえだろ、バカ!」と涙声で怒鳴る彼に両手を握りしめられた。
「テロリストやヤクザは……? 他の人たちは?」
「安心しろ、みんな捕まえた。死亡者もいねえし、負傷者も元気だ」
「そう、ですか……」
ほっと息をついたら、身体が急激に熱くなる。
天さんも気づいたのだろう。ご両親や、おまわりさんたちに話しかけ、人払いをした。
「おまえへの任意聴取は、また後日にしてもらった。なあ、律、今夜は薬を飲んで終わりに」
心配してくれる彼の唇を自分の唇で塞いだ。
「全部、思い出しました。小さい頃、狐姿のあなたを助け、おじいちゃんにこの世界へ連れて来てもらった」
「……ああ、そうだ」
「あなたと遊んで友だちができたって、はしゃいだことも、指切りをしたことも。だから、もう待てません。あなたを待たせておいて変な話ですが……これ以上、待つのは僕も嫌」
噛みつくようなキスをされ、性急に服を脱がされる。
口づけに応えながら彼の服を脱がした。
「あ、や……ああ……!」
足を大きく開き、正常位で天さんを受け入れた。
痛みはなく、早く気持ちいいところをたくさん愛されたい気持ちが募る。
「っ……締めつけたら動けねえだろ」
「だって嬉しくて……」
「オレもだよ」と唇を軽く吸われる。
緩やかな律動をしながら、感じるところを彼の肉棒の先で押され、射精しないまま何度も果てた。
天さんの腰の動きも次第に激しくなり、四つん這いで彼を受け入れる体勢に変える。
「いいんだな……律」
「……はい、噛んでください。や、あ、あん……」
何度も前立腺を叩かれ、意識が飛びそうになる。
彼の荒い息が後頭部にかかる。
「……好きだよ、律」
「僕もあなたが……ああっ!」
胎内で天さんの分身が熱いものを最奥へ出すのを感じながら強く抱きしめられ、うなじに歯を立てられたのだった。
目を開けたら見慣れた家の天井があって横には泣きそうな天さんがいた。
付喪神さんや妖精さん、座敷童子ちゃんに犬のおまわりさんたちや天さんのご家族までいる。
「天さん、僕、生きて……」
「ああ、そうだよ! 死んでるわけねえだろ、バカ!」と涙声で怒鳴る彼に両手を握りしめられた。
「テロリストやヤクザは……? 他の人たちは?」
「安心しろ、みんな捕まえた。死亡者もいねえし、負傷者も元気だ」
「そう、ですか……」
ほっと息をついたら、身体が急激に熱くなる。
天さんも気づいたのだろう。ご両親や、おまわりさんたちに話しかけ、人払いをした。
「おまえへの任意聴取は、また後日にしてもらった。なあ、律、今夜は薬を飲んで終わりに」
心配してくれる彼の唇を自分の唇で塞いだ。
「全部、思い出しました。小さい頃、狐姿のあなたを助け、おじいちゃんにこの世界へ連れて来てもらった」
「……ああ、そうだ」
「あなたと遊んで友だちができたって、はしゃいだことも、指切りをしたことも。だから、もう待てません。あなたを待たせておいて変な話ですが……これ以上、待つのは僕も嫌」
噛みつくようなキスをされ、性急に服を脱がされる。
口づけに応えながら彼の服を脱がした。
「あ、や……ああ……!」
足を大きく開き、正常位で天さんを受け入れた。
痛みはなく、早く気持ちいいところをたくさん愛されたい気持ちが募る。
「っ……締めつけたら動けねえだろ」
「だって嬉しくて……」
「オレもだよ」と唇を軽く吸われる。
緩やかな律動をしながら、感じるところを彼の肉棒の先で押され、射精しないまま何度も果てた。
天さんの腰の動きも次第に激しくなり、四つん這いで彼を受け入れる体勢に変える。
「いいんだな……律」
「……はい、噛んでください。や、あ、あん……」
何度も前立腺を叩かれ、意識が飛びそうになる。
彼の荒い息が後頭部にかかる。
「……好きだよ、律」
「僕もあなたが……ああっ!」
胎内で天さんの分身が熱いものを最奥へ出すのを感じながら強く抱きしめられ、うなじに歯を立てられたのだった。
11
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした
こたま 療養中
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。
僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる