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第一部:心の学び舎 - 人間と仲間
第10話:ここが、私の居場所
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あれから、一体どれほどの時間が流れたのだろうか。
数日、というにはあまりに濃密で、世界全体から見れば瞬きほどの時間にも満たない、わずかな月日が過ぎ去った。
時計の針は変わらず時を刻み、太陽は東から昇り西へと沈み、街は昨日と同じ音と光を溢れさせている。
巨大な世界の歯車は、星野リナという名の、たった一人の少女がひっそりと流した涙のことなど何も知らず、何一つ変わらない、いつもと同じ無関心な顔で、ただごとりごとりと重い音を立てて回り続けていた。
世界とは、そういうものだ。
個人の痛みや喜びをいちいち拾い上げていては、前に進むことなどできないのだから。
しかし、彼女を取り巻いていた、あの息苦しいほどに淀み、色彩を失った灰色の世界は、その内側から、確かに、そして劇的にその姿を変容させていた。
空気を構成する分子の一つ一つが入れ替わったかのように、呼吸が、ほんの少しだけ楽になっていた。
視界を覆っていた薄い膜が剥がれ落ち、滲んで見えていた輪郭が、本来の鮮やかさを取り戻しつつあった。
それは、世界の変革などではない。
彼女自身の、内なる世界の革命だった。
その革命の旗手となったのは、水原玲子という名の、怜悧な貌(かんばせ)を持つ法を武器とする狩人だった。
彼女は、あの雨の夜に交わした言葉通り、匿名の仮面に隠れて悪意の矢を放ち続けていた者たち一人ひとりに対し、「現実」という名の、決して覆すことのできない冷徹な鉄槌を、徹底的に、そして情け容赦なく叩き込んだのだ。
彼女が指揮する法律事務所のチームは、眠らない怪物のように稼働し、昼夜を問わずに関連情報を洗い出し、法的な手続きを淡々と、しかし驚異的な速度で進めていった。
その鉄槌の核となったのは、大輝が静かな怒りとともに暴き出した、デジタルの足跡だった。
暗号化された通信経路、幾重にも偽装されたIPアドレス、使い捨ての匿名アカウント。
それらが複雑に絡み合った、悪意の巣窟であるデジタルの迷宮の奥深くまで、大輝の指はためらいなく潜り込んでいった。
彼の操るコードは、まるで生き物のようにネットワークの海を泳ぎ、ターゲットの痕跡を嗅ぎつけ、その尻尾を掴んで決して離さなかった。
そうして引きずり出されたデータの羅列は、もはや単なる情報の集合体ではなかった。
それは、誰が、いつ、どのような意図をもって、リナの心を傷つける言葉を放ったのかを、一分の隙もなく証明する、言い逃れのできない絶対的な証拠の鎖となっていた。
そして、その鎖に繋がれた最も悪質で、執拗な脅迫者は、鈴木という、普段は気の良い教師の仮面を被った、教育者の手によって、夜明け前の静寂の中、音もなく社会の表層から連れ去られていった。
星野リナが所属する巨大な芸能事務所は、水原玲子が分厚いファイルと共に突きつけた動かぬ証拠と、その背後に透けて見えるリナ本人のかつてないほど固い意志の前に、ようやく、ようやく事の重大さを骨の髄まで認識した。
玲子の口から語られるのは、法的措置の具体的な内容と、それによって事務所が被るであろう天文学的な額の損害賠償、そして何よりも計り知れないイメージの失墜だった。
彼女の言葉は一つ一つが法という名の刃となって、事務所幹部の欺瞞と怠慢を切り刻んでいく。
彼らの顔からは血の気が失せ、額には脂汗が滲み、最終的には、彼女のメンタルケアを専門とする医療チームの即時編成と、物理的な警護を含むセキュリティ体制の全面的な見直しを、半ば泣きつくような、惨めな声で約束するしかなかった。
長年にわたって彼女を金のなる木としか見ていなかった組織が、初めて彼女を「守るべき一人の人間」として認識した瞬間だった。
嵐は、過ぎ去ったのだ。
都市伝説研究会という、奇妙な名前を持つサークルの、どうしようもなくお人好しで、常識から少しだけ逸脱した、最高に変人な仲間たちが起こした、局所的で、誰にも知られることのない、しかし、何よりも力強い風によって、彼女の世界を覆っていた分厚い暗雲は、跡形もなく吹き払われたのである。
***
そして、その夜。
長かった一日が終わりを告げ、空が深い藍色から漆黒へとその表情を変えていく、逢魔が時の直後。
町の街灯が、まるで誰かの合図を受けたかのように、ぽつり、また一つ、ぽつりと寂しげなオレンジ色の光を灯し始める頃。
住宅街の片隅にひっそりと佇むカフェ・アルカナの店内は、昼間の、アンティーク家具と珈琲の香りが支配する落ち着いた雰囲気とは打って変わって、温かくも騒がしい、祝祭の光に満ち溢れていた。
木製の大きなテーブルの上には、健太がその驚異的な行動力と人脈を駆使してどこからか調達してきたのであろう、大人数で囲んでもなお余りあるほどの巨大なピザの箱がいくつも鎮座している。
箱の蓋を開ければ、とろりと溶けたチーズとサラミの焼ける香ばしい匂いがふわりと立ち上り、食欲を否応なく刺激する。
その隣には、デリバリーの容器に山と盛られた黄金色の唐揚げ。
カリカリの衣を纏ったそれは、一つ一つがごつごつとしていて、見るからにジューシーそうだ。
他にも、色とりどりのパッケージに包まれたスナック菓子の袋が無数に開封され、まるで花が咲いたかのようにテーブルを彩り、ペットボトルに入った様々な種類の炭酸飲料やジュースが、水滴を纏って冷たい光を放っている。
この光景は、もはやカフェというよりは、高校の文化祭の打ち上げ会場とでも言うべき、混沌としたエネルギーに満ちていた。
「皆の者、グラスを持てーっ!本日!我らが誇る都市伝説研究会に、超弩級のニューフェイスが電撃加入したことを高らかに祝し!星野リナーっ、いや、これからはリナちゃんと呼ばせてもらおう!リナちゃん歓迎会を、ここに執り行うーっ!乾杯ーっ!」
健太の、近所の居酒屋で毎晩のように響いていそうな、しかし不思議と不快ではない、底抜けに明るく、よく通る声が店内に高らかに響き渡った。
その宣言に呼応して、全員が、なみなみと注がれたジュースの入ったグラスを掲げ、テーブルの中央でカチン、チン、と軽やかで心地よい音を鳴らした。
ガラス同士が触れ合う澄んだ音は、これから始まる楽しい時間のファンファーレのようだった。
今日の主役であるリナは、もう、テレビの向こう側で見せていた、あの寸分の隙もない完璧なアイドルとしての仮面を被ってはいなかった。
少しだけサイズの大きい、翼が貸してくれたのであろうシンプルなデザインのパーカーに身を包み、そのフードをすっぽりと被っている。
いつもは完璧にセットされている髪も、今は自然なままに肩へと流れ落ちていた。
その表情は、少し照れくさそうに頬を朱に染め、はにかむように俯きがちではあったが、その瞳は、これまで誰も見たことのないような、心の奥底から湧き上がってくる純粋な喜びの色にきらきらと輝いていた。
それは、長い冬が終わり、ようやく訪れた春の陽光を浴びる若葉のような、生命力に満ちた笑顔だった。
「リナちゃん、改めてようこそ!いやー、マジで夢みたいだぜ!まさか、この俺が、あの国民的アイドルと一緒に都市伝説を追える日が来るとはなあ!感無量だ!これで我々の調査も、ゴシップ誌が追いかけるようなチャチなネタじゃなく、遂に芸能界の奥深くに根を張る、世界を裏から操る闇の組織の陰謀にメスを入れられるってもんだ!待ってろよ、フリーメイソン!」
健太が、唐揚げを一つ頬張りながら、目を爛々と輝かせて壮大な野望を語る。
その口元は油でテカテカと光っている。
彼の頭の中では既に、リナと共に巨大な陰謀を暴き、世界を救うヒーローになっているのだろう。
「健太さん、それ、先週あなたが読んでいた三流週刊誌の受け売りですよね。それに、ようやく平穏を取り戻したリナさんを、これ以上面倒事に巻き込むのは本気でやめてください。あと会長、その手に持っている唐揚げは、僕が最後の一個として密かに狙っていた、最も衣がクリスピーなやつです。許しません」
大輝が、スマートフォンから一瞬だけ顔を上げ、いつも通りの冷静沈着なトーンで、しかし的確に健太の妄想を打ち砕き、同時に食欲に関する極めて個人的なクレームを差し込んだ。
その指は、まるで獲物を狩る蛇のように、健太が掴んだ唐揚げへと伸びようとしている。
「あーっ!大輝!てめえ、人がなけなしの小遣いをはたいて買ってきた、この歓迎会の供物の中でも特に楽しみに取っておいた最後の一個を、横からかっさらう気か!この恩知らず!」
「早い者勝ちです。それがこの弱肉食の世界における、唯一絶対の理(ことわり)です。僕はあなたの感傷に付き合うほど暇ではありません」
「理屈こねてんじゃねえ!俺の唐揚げを返せーっ!」
「僕が先に唾をつけました」
「汚ねえんだよ!」
いつもの、最高に騒がしくて、生産性が皆無で、どうしようもなくくだらない光景。
健太と大輝が、たった一つの唐揚げを巡って、小学生レベルの、しかし本人たちは至って真剣な攻防を繰り広げている。
しかし、その光景の中心で、リナは、先ほどまでのはにかんだ笑顔とは全く違う表情を浮かべていた。
最初は「くすっ」という小さな笑い声が漏れただけだった。
だが、二人のやり取りがエスカレートするにつれて、それは「ふふふ」という堪えるような笑いに変わり、そして遂には、両手で腹を抱え、ぜえぜえと息を切らしながら、涙を浮かべて大笑いしていた。
それは、テレビの向こう側で、計算し尽くされた完璧なタイミングと角度で見せる、プロフェッショナルとしての笑顔ではない。
台本もなければ、誰かの期待に応えるためのものでもない。
ただ、目の前にいる友人の、どうしようもなく馬鹿馬鹿しくて愛おしいやり取りを見て、純粋に、心の底からおかしくてたまらないと笑う、十八歳の少女の、ありのままの素の表情だった。
その屈託のない笑い声は、カフェ・アルカナの温かい光の中で、まるで鈴が鳴るかのように軽やかに響き渡った。
翼が、そんな彼女の様子を微笑ましげに眺めながら、「こっちにもジュースあるよ」と、優しく新しいグラスをそっと差し出している。
その気遣いが、またリナの心を温かくする。
その喧騒の、ほんの少しだけ外れた場所。
まるで舞台の袖で、主役たちの輝きを静かに見守っているかのように。
ソラは、雄斗の隣の席に、背筋をぴんと伸ばして、ちょこんと座っていた。
彼女の小さな体は、少し年季の入ったカフェの椅子の中にすっぽりと収まっている。
その視線は、目の前で繰り広げられる仲間たちの賑やかなやり取りではなく、ただ一点、テーブルの上に置かれた自分用のオレンジジュースのグラスに、静かに、そして一心に注がれていた。
グラスの中では、カラン、と小さな音を立てて角の取れた氷が揺れている。
天井から吊るされた裸電球の温かい照明が、透明な液体と氷に乱反射して、彼女の、感情の色を映さない硝子玉のような瞳の中に、小さな、小さな虹色の光をいくつも、いくつも映し出していた。
それはまるで、彼女の静まり返った心の世界に、初めて色が灯った瞬間を象徴しているかのようだった。
彼女はその虹色の光の明滅を、瞬きもせずに、ただじっと見つめ続けている。
外部の喧騒が、まるで分厚いガラスの向こう側で起きている出来事のように、彼女の意識には届いていないように見えた。
雄斗は、そんなソラの、人形のように整った横顔に、優しい、そしてどこか慈しむような眼差しを向けながら、ふと、尋ねた。
彼の声は、健太のような大声ではなく、周囲の喧騒にかき消されてしまいそうなほど、穏やかで、静かなものだった。
「うるさくないか?」
その短い問いは、決して何気ないものではなかった。
かつて、このカフェ・アルカナで初めて仲間たちのこの種の騒音に触れたソラが、意味の分からない音の洪水にどうしていいか分からず、戸惑いと、ほんの少しの恐怖にも似た反応を見せたことを、雄斗ははっきりと覚えていた。
だからこその、彼なりの、精一杯の気遣いだった。
出会った頃の、何も知らず、感情も、記憶も、全てがからっぽだった、まるで生まれたての雛のような彼女を思い出すような、しかし、今の、少しずつ変わり始めた彼女を一人の人間として、その心を尊重している、温かい響きを持った問いかけだった。
その言葉は、音の波としてソラの耳に届き、静まり返っていた彼女の心に、ぽちゃん、と小さな波紋を広げた。
ソラは、まるで初めて聞く外国語の意味を理解しようとするかのように、その言葉を、ゆっくりと、そして丁寧に心の中で反芻する。
雄斗の声の響き、その眼差しの温かさ、そしてその言葉に込められた優しい気持ち。
それらを感じ取ろうとしながら、彼女は顔を上げた。
目の前で、今この瞬間も繰り広げられる光景。
健太の怒鳴り声、大輝の皮肉めいた返答、リナの腹の底からの笑い声、翼の穏やかな相槌。
それらの音と、光と、匂い。
そして、これまでの全ての経験、雄斗と共に過ごした時間の中で心に刻まれた、全ての記憶が、彼女の中で、一つの意味ある景色を描き始めていた。
――雨の中、雄斗がかけてくれた上着の、あのどうしようもない**「温かさ」**。
――初めて口にした卵焼きの、衝撃的なまでの**「美味しさ」**。
――健太と大輝の、言い争っているのに心地よい**「温かい騒音」**。
――孤独な老人を守るための、雄斗の**「優しい嘘」**。
――交差点で、雄斗と分かち合った**「痛み」と、その中に芽生えた「絆」**。
――灰色の空気に沈む雄斗に、ぎこちなく差し出したコーヒー。あの**「思いやりの模倣」**。
――川原で、仲間たちと過ごした、目的のない、ただ**「ふわふわと軽い時間」**。
――星野リナの笑顔の裏に感じ取った、雄斗と同じ**「灰色の空気」**。
――そして、彼女を救うために、それぞれの力を結集させた、仲間たちの、あの力強い**「思いやり」**の連鎖。
一つ一つは、ただのばらばらな記憶の欠片だった。
温かい、美味しい、心地よい、優しい、痛い、悲しい、嬉しい。
言葉にしてしまえば単純なそれらの感情の欠片が、今、この瞬間、雄斗の問いをきっかけとして、心の中で静かに動き出していた。
冷たい夜空に散らばる無数の星々が、人々の想像力によって結びつけられ、神話という名の美しい星座を描き出すように。
彼女の中で、それら全ての経験が繋がり、一つの、巨大で、温かい、光り輝く景色を描き出していた。
この場所。この時間。この人々。
健太の騒がしさも、大輝の皮肉も、翼の優しさも、リナの笑顔も、そして、隣にいる雄斗の穏やかな眼差しも。
その全てが複雑に絡み合い、織りなす、このどうしようもなく騒がしくて、混沌としていて、それでいて、どうしようもなく温かい「空間」。
それが、自分の心にとって、最も安らげる、最も満たされた、最も「幸せ」な状態であることを、ソラは、もはや考えるのではなく、魂の、心の、最も深い根源的な部分で、ただ、そうであると、感じていた。
ソラは、虹色の光を宿した瞳で、まっすぐに、雄斗の目を見つめ返した。
そして。
奇跡は、静かに、しかし確かに起こった。
彼女の、これまで人形のように感情を表すことなく固く結ばれていた唇の端が、ほんの、ほんのわずかだけ、まるで厳冬の終わりを告げる夜明けの光が、凍てついた地平線をゆっくりと押し上げるかのように、ゆっくりと、ゆっくりと、持ち上がった。
それは、誰かの笑顔を真似たものではない。
特定の状況に対して考え出された返答でもない。
彼女の内側から、生まれて初めて、どうしようもなく込み上げてきた、温かくて、くすぐったくて、名前のつけようのない感情の奔流が、一つの形となって、彼女の表情を、ほんの少しだけ変えたのだ。
「ううん」
ソラは、その、世界で一番美しく、そして儚い、かすかな笑みを浮かべたまま、静かに、しかしはっきりと首を横に振った。
たった一言の否定。
しかし、そこには、彼女の確固たる心が宿っていた。
「心地よい、です」
か細く、しかし凛とした響きを持つ声で、彼女はそう告げた。
それは、からっぽだった少女が、数多の経験の果てに、自らの心で、初めて見つけ出した「居場所」の名前。
それは、彼女の人間としての心が、この世界の片隅で、確かに産声を上げた、その瞬間を告げる祝詞だった。
カフェ・アルカナの温かいオレンジ色の光が、その奇跡の瞬間を見届けたかのように、そんな二人と、相変わらず唐揚げのことで揉めている最高に変人で、最高に優しい仲間たちを、いつまでも、いつまでも、分け隔てなく、静かに、そして優しく包み込んでいた。
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