私と愉快な動物たち。

皇ひびき

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本編

ひびきと雀

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私は昔から雀が大好きだった。

いつか飼いたい! 育てたい! そう言って、虫採りの網をぶん回していた小学生だった。

今思うと「スズメの四季」という図書室にあった本を読んでから、育てたい! そう強く思うようになった気がする。

心を許した相手には、呼んだら飛んできてくれる! なんて夢物語の様な状況に憧れていたのだから。
農家の方等には、大切に育てたお米を食べられる! 等の理由によって疎まれてしまうのもわかるのだけど……。


そんな私に、台風の日にチャンスが訪れ、台風の強風に巣から落ちてきた雀の雛を拾った。

人間の匂いがついた雛を、育ててくれる親鳥は少ない。下手をすると育児放棄されるから。

今では育ててあげないと生きていけないなどの、特別な理由がなければ飼育してはいけないので、飛行の練習中の雛に触らないで……と強く推奨されているんだと思う。


でもその頃は、そんなことお構いなし。お馬鹿にやんちゃな小娘だったので思いのままに雛を捕まえた。

今みたいに虫が怖くなかったので、雛ちゃんのために、穴掘りしてミミズを捕まえては、食べやすいサイズに切ってセコセコと雛ちゃんに与えていた記憶がある。


パンなどで育てた雛は、長生きできない事が多いと、大好きな本に書いてあったからあげたくなかった様に薄っらと記憶している。


雀はピーちゃんと、ある意味まんまの名前を名づけられ、私や家族にベタ馴れになった。

外に遊びに出ても、肩の上や頭の上に乗ってついてくるし、飛んで行っても肩に戻ってくる。本当に愛らしい子だった。不慮の事故でお別れになったときは大泣きに泣いた。


今思うと、鳥インフルエンザなんてものは、話題に上がったこともなく。危ない事をやってたなと思う。
ぴーちゃんだって、本当にびっくりしてどこかに飛んでいって迷子になったら、帰ってこないかもしれない事も、考えたことはなかったし。


子供ながらの考えないゆえの危うさに、今更がく然としつつ。
ピーちゃんと過ごせた時間は、ふと思い返した時に私を形作るやはり大切な宝物だな…と、今でも思う。


そして、大人になってから、雀にあわのご飯をあげだしてみると。

「ごはんないよ~!」「粟出せ~」「友達誘ってきたよ~」「子供見せに来たよ」と、いった感じで仲良くもないけど、「おまえらは本当にフリーダムだな…おい…」と思う、不思議な距離感の関係になった。

鳥嫌いな人は嫌だろうけど、少し歩み寄ってくれるのが可愛くて癒される…。そんな過去と現在のお話でした。
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感想 7

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