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本編
13(アレク視点)
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二人に野菜を味あわせた後、俺に手紙を預けてきた。小屋の中にあった、ワープゲートを使い魔族領の城に、彼女と共に戻ってきた。
初めての魔族領の城は、想像と違っていたのか、目を白黒させていて、そんな彼女に、また笑いがこみ上げてきた。
何日か過ぎて、彼女も落ち着いてきたのか緊張した表情で過ごしていたが、段々と表情からは硬さが取れてきた。セイルとフィールは呼び捨てになったのに、俺の事は「アレクシア様」とそのままだ。腑に落ちない。
ある時彼女がフィールと、何故かセイルを連れて訪れた。
なぜセイルもいる? その言葉を飲み込むと、なんとか「どうした?」と一言返した。
「新しい調味料を作ったので、試食していただけますか?」
「わかった。しかしなぜセイルまでいるんだ。護衛につけたのは、フィールだけだよな?」
一度は飲み込めたはずなのに、結局口に出してしまった。
「セイルも手伝って下さったので、怒らないであげてください…。すごく助かりました。温かいうちに頂きましょう?」
「お嬢を手伝うと、美味いもの食わせてもらえるんスもん。手伝わないとかないでしょう!」
悪びれなくそういうセイルを、何故か忌々しく思いつつ、言葉を紡いだ。
「はぁ……、仕方ないな。緊急時以外は、二人に手伝ってもらうか…、リルはそれでいいか?」
「アレクシア様、ありがとうございます。お二人共素敵な方なので、一緒にいてくださるのは、とても嬉しいです!」
「話が決まった所で、食べるか。これを塗れば良いのか?」
気になるのはマヨネーズというソース…。
「多分そちらの方が味がしっかりしていると思うのでこちらからどうぞと」
そう言ってバターを勧める。私も夢で見た。
「そのまま食べるより、美味しいな」
バターをつけたジャガイモを口にし、思いのほかホクホクとし、バターの塩味がいいアクセントになっている。
リルは、人数分を小皿に盛りつけ、それぞれの皿にマヨネーズをつけてくれた。
「好みで足してくださいませね。おかわりもございますわ」
うさぎの獣人だから野菜に惹かれるのか? そう思いたくなるほど、フィールは目を輝かせていた。
「リルの作る野菜好き!」
頬を赤らめ、フィールは言う思う
「ありがとうございます」
そう言ってリルは、フィールの髪を撫でた。フィールも珍しく、目を細めて撫でられるままになっている。羨ましくなんか、ないんだからな…。
セイルがどこか戸惑った様子で、マヨネーズのかかった野菜を口にした。
「青臭い感じが苦手だったスけど、コレかかってると美味しいかもっス」
「それは良かったわ。私も夢で見たものを作っているだけなので、初めて口にするので、少しドキドキしていたのです」
リルが作ってくれたサラダとかいうものは、マヨネーズのおかげか、切った野菜分すべてなくなった。
初めての魔族領の城は、想像と違っていたのか、目を白黒させていて、そんな彼女に、また笑いがこみ上げてきた。
何日か過ぎて、彼女も落ち着いてきたのか緊張した表情で過ごしていたが、段々と表情からは硬さが取れてきた。セイルとフィールは呼び捨てになったのに、俺の事は「アレクシア様」とそのままだ。腑に落ちない。
ある時彼女がフィールと、何故かセイルを連れて訪れた。
なぜセイルもいる? その言葉を飲み込むと、なんとか「どうした?」と一言返した。
「新しい調味料を作ったので、試食していただけますか?」
「わかった。しかしなぜセイルまでいるんだ。護衛につけたのは、フィールだけだよな?」
一度は飲み込めたはずなのに、結局口に出してしまった。
「セイルも手伝って下さったので、怒らないであげてください…。すごく助かりました。温かいうちに頂きましょう?」
「お嬢を手伝うと、美味いもの食わせてもらえるんスもん。手伝わないとかないでしょう!」
悪びれなくそういうセイルを、何故か忌々しく思いつつ、言葉を紡いだ。
「はぁ……、仕方ないな。緊急時以外は、二人に手伝ってもらうか…、リルはそれでいいか?」
「アレクシア様、ありがとうございます。お二人共素敵な方なので、一緒にいてくださるのは、とても嬉しいです!」
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気になるのはマヨネーズというソース…。
「多分そちらの方が味がしっかりしていると思うのでこちらからどうぞと」
そう言ってバターを勧める。私も夢で見た。
「そのまま食べるより、美味しいな」
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