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本編
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数日前からひっくり返しては丁寧に作っていた2種のコウボは厨房に置かせてもらって、皆で世話をしていた。
ただのレモン水やリンゴ水が、シュワシュワとしたものに変わっていく様を、料理人の人にも面白そうに世話をしていた。
それらを使って、全粒粉の小麦粉を使い、パン作りをはじめる。
厨房の人も興味津々で、一緒に明日の視察にも持っていけるくらいに、料理人の人にも実践しながら、作り方を伝えて一緒にパンを焼いた。
レモンピール入りの物と、シンプルなコウボの違うパンをみんなで捏ねては発酵させていく。
多分、精霊様が見せてくれている夢のままに、作れていると思うのだけど……。ドキドキしながら、膨らんでいくさまを見つめた。成功したのだろうか。
想像したより熱々でふわふわな手触りに、初めて食すパンというものに、期待度が上がった。
「アレク様に三種のパンをお持ちしましょう。手伝ってくれた皆様も、どうぞ試食してみてくださいね。できれば皆様にこちらの作り方も覚えてほしいので…」
私はにこりと笑い、精霊様に差し上げる分を確保し、アレク様の執務室へとセイルとフィールと共に向かった。
「すごく面白かったです。なんであんな風に膨らむんでしょうね。わざわざ膨らんだのをつぶして、また膨らますのも時間はかかりましたが楽しかったです。どんな味なのでしょう…」
フィールが、パンを食べるのを楽しみにしているのか道すがら話しているのが可愛い。
「リルの作るものは知らない食材に、知らない調理法っスもんね。人間達はなぜこんなにすごいリルを手放したんスかね」
「どうでしょう。陛下は王命で縛り付けたかったみたいです。何故かはわかりませんが」
「嫌でなかったら、ここにずっといてくださいね!」
「そうっスよ!」
「ありがとうございます! 二人共!」
そんな話をしながら、執務室へと向かった。
トントントン。私がノックをすると「入れ」と声がして、「やっぱりリルか」とアレク様は笑顔で言った。
「え? なにかおかしいですか?」
私がそういうと、「ノックの回数が違うんだ。気配もだけどな」そんなよくわからない事を言われた。
「あ! 言ってたパンができたので持って来ました」
そういうと、フルーツティーとパンを、ローテーブルにフィールが並べてくれた。
「このレモンピールが入ったものは少し甘い感じに仕上げてます。他の2つはバターをつけると、美味しいと思います」
私がそういうと、初めて作ったパンの、試食タイムが始まりを告げた。
ただのレモン水やリンゴ水が、シュワシュワとしたものに変わっていく様を、料理人の人にも面白そうに世話をしていた。
それらを使って、全粒粉の小麦粉を使い、パン作りをはじめる。
厨房の人も興味津々で、一緒に明日の視察にも持っていけるくらいに、料理人の人にも実践しながら、作り方を伝えて一緒にパンを焼いた。
レモンピール入りの物と、シンプルなコウボの違うパンをみんなで捏ねては発酵させていく。
多分、精霊様が見せてくれている夢のままに、作れていると思うのだけど……。ドキドキしながら、膨らんでいくさまを見つめた。成功したのだろうか。
想像したより熱々でふわふわな手触りに、初めて食すパンというものに、期待度が上がった。
「アレク様に三種のパンをお持ちしましょう。手伝ってくれた皆様も、どうぞ試食してみてくださいね。できれば皆様にこちらの作り方も覚えてほしいので…」
私はにこりと笑い、精霊様に差し上げる分を確保し、アレク様の執務室へとセイルとフィールと共に向かった。
「すごく面白かったです。なんであんな風に膨らむんでしょうね。わざわざ膨らんだのをつぶして、また膨らますのも時間はかかりましたが楽しかったです。どんな味なのでしょう…」
フィールが、パンを食べるのを楽しみにしているのか道すがら話しているのが可愛い。
「リルの作るものは知らない食材に、知らない調理法っスもんね。人間達はなぜこんなにすごいリルを手放したんスかね」
「どうでしょう。陛下は王命で縛り付けたかったみたいです。何故かはわかりませんが」
「嫌でなかったら、ここにずっといてくださいね!」
「そうっスよ!」
「ありがとうございます! 二人共!」
そんな話をしながら、執務室へと向かった。
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「え? なにかおかしいですか?」
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「あ! 言ってたパンができたので持って来ました」
そういうと、フルーツティーとパンを、ローテーブルにフィールが並べてくれた。
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私がそういうと、初めて作ったパンの、試食タイムが始まりを告げた。
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