【本編完結】貴方のそばにずっと、いられたらのならばいいのに…。

皇ひびき

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本編

71(レイス視点)

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 スマホがを音を立てメッセージが来たことを伝える。スマホを手に取るとレイからのメッセージがきていた。

『今まで作ってなかったメニューを、先程作ったのですが、お時間ありますか? お時間がおありだったら、サロンでお待ちしています』

 レイ様からこんなメッセージがきたなら行くでしょう。僕も両親も…。

『レイの手料理の為なら、どんなに忙しくても行く!』
 
 僕はすぐにメッセージを打ち、父上からの課題を切りの良いところまで終わらせてサロンへと向かう。


 時間をおかず、父上も母上も到着した。

「待たせたね」

「レイちゃんのお料理楽しみにしてたわ」

「レイ! たった数時間だけど、会いたかったよ!」

 各々言いたい事を言いつつ、僕らはお茶の用意されている、席へとついた。

「あの…、ティーファさんも一緒に食べてもらいたいのですが…、駄目でしょうか。駄目だったら諦めます…」

 精一杯、ティーファへの待遇を、伝えてくるレイ。警護もあって、サロンまで来てくれたのだから、一緒に食事をしたいということらしい。それが異世界からきた彼女の救いになる事も、なんとなく感じている僕らは了承する。

「いいんじゃないかしら? 誰彼構わずに言われたら困ってしまうけれど、レイちゃんは私達の立場も理解した上で、言っているみたいに感じるもの…」

「そうだな…。いつもレイに寄り添ってくれてる者を邪険にはしないよ」

「ティーファもここで食べるといいよ。でも内緒にしてね」

 お母様、お父様、僕が了承の言葉を口にする。

「ありがとうございます! ティーファさんがお茶や食事を取らずに、いつも後ろに立っていてくれるのがありがたい反面、心苦しかったんです!」

「レイ様……」

「あの……、私のいた世界って貧富の差はあったけど、あまり身分の差ってなかったんです。だからかなこういうこっちの世界では、当たり前の事が少し辛くて…。我儘聞いてもらってありがとうございます! さ、ティーファさんも食べよう!」

 僕達はそれ以上、無理に追求する事もなく、料理に目を向ける。

「これは昨晩と、具が違うのね。何かしら…」

「お肉を挽き肉にしてハンバーグとお野菜を挟んだものと、卵を茹でてマヨネーズと、砂糖と塩と胡椒で和えたものを挟みました! 紅茶はミルクティーにしてみました!」

「「「ミルクティー?」」」

 この世界だと、お茶に何かを入れることは無い。ましてやミルクなんて考えたこともなかった。

「え? ここじゃ紅茶にミルク入れないのですか? 美味しいのに……」

 そういうと、少しがっかりして見えた。
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