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番外編
秋の味覚
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春エリア、夏エリア秋エリアの畑を開放すべく、ゲームで起こるストーリーをこなしていく私達。
シルと雨夏が強いので、まだ私のレベル上げには至っていない。
そして先日やっと秋のエリアの畑をした解放したのだった。ご褒美に人参とカボチャの種を入手した。
うーん。サツマイモも欲しかったけど、キャビンから持ってくればいいか。
そう思いながら、足をすすめると、秋の魚の取れる湖があった。
以前の私の世界で言うところの、紅葉? いちょうといった秋に色づく木々が、周りに覆い茂っている。
「ねえ、また秋の食材を採れたら、ここにハイキングに来ない?」
「「ハイキング?」」
私達には普通に話してくれる様になった人の形をした雨夏とシルがほぼ同時に問うて来る。
「秋に茸や、取れる食材のお弁当を持って、ここに来るの! 木々や葉っぱが色づいて綺麗でしょ? それを楽しみながら、お弁当を食べるの! まぁ、釣りをして釣り上げた魚やなってる茸を焚火で焼くのも楽しそうだけどね!」
「釣った魚をその場で焼くのか、面白いな。今から釣り大会と洒落込まないか? 雨夏。シフォは鑑定が出来るし、視界にある茸を集めるのはどうかな?」
「ワタシも負けないよ」
そう言うと、二人は釣り竿を用意し、釣りを始める。
あぁ見えてふたりとも負けず嫌いなのだ。きっとたくさん釣ってくれるに違いない。調味料メイカーから取り出したままになっていた、カバンにしまったままの調味料を取り出す。塩…。醤油に…、バター……。これだけあれば美味しく出来るに違いない。
茸をたくさん集めてシルと雨夏に成果を聞くと上々とのことだ。
魚の内蔵を取り除き、一度湖で血を流してから塩をまぶす。いつかバーベキューでもしようと持っていた木で作った長めの串に魚の体をうねらせるようにして、差し込む。
秋に海で釣ったら、サンマや鮭が食べれるだろうか。二人に釣り上げてもらって生簀で育てなければ!
今後の妄想にワクワクとしながら、準備をすすめる。
持っていたじゃがいもをアルミホイルで包み、薪に炎の魔法をかけ火を付ける。アルミホイルを巻いたじゃがいも焚き火に放り込む。
本当はさつまいもでやりたかったけど。
私がすることが気になるのか、シルと雨夏は早々に釣りを切り上げ、私の動向を見ている。
せっかくなので、二人には魚の番をお願いした。たまに油か落ち、魚の皮がジュウジュウと音をたてて焼けていく。香りも立ち込めて美味しそうだ。
そして私は、作ったまま何かのときに使うかもと、カバンに入れっぱなしのフライパンを取り出し、火の上に置くとバターを入れる。その中にエリンギのようなものは5ミリ程度の薄切りにしていく。しめじらしいものは、いしづきを取ると割りほぐし焼いていく。
そこに作りたての醤油を入れる。ジュウジュウと小気味良い音を立てながら茶色い液体は香ばしい香りを放っていく。
「本当は少し砂糖とかあったら良かったんだけどね…」
「十分旨そうだよ?」
「食べるの楽しみ!」
二人は焼き上がるのを今か今かと待っているみたいだ。
茸のバター醤油炒めと、焼き上がった釣れたての魚。火の中からトングで取り出した、アルミホイルを熱々と火傷しないよう解き、バターと醤油をかけて簡易の秋の味覚を味わった。
「魚も美味しいけど、レモンも持っていればよかったね…」
「次回はきっちり準備してまたやろうね!」
そうして、秋の食材が集まるのを心待ちにし、ハイキングの食材の為にも日々の生活を豊かにする為にも、私達はまた牧場の仕事も頑張るのだった。
シルと雨夏が強いので、まだ私のレベル上げには至っていない。
そして先日やっと秋のエリアの畑をした解放したのだった。ご褒美に人参とカボチャの種を入手した。
うーん。サツマイモも欲しかったけど、キャビンから持ってくればいいか。
そう思いながら、足をすすめると、秋の魚の取れる湖があった。
以前の私の世界で言うところの、紅葉? いちょうといった秋に色づく木々が、周りに覆い茂っている。
「ねえ、また秋の食材を採れたら、ここにハイキングに来ない?」
「「ハイキング?」」
私達には普通に話してくれる様になった人の形をした雨夏とシルがほぼ同時に問うて来る。
「秋に茸や、取れる食材のお弁当を持って、ここに来るの! 木々や葉っぱが色づいて綺麗でしょ? それを楽しみながら、お弁当を食べるの! まぁ、釣りをして釣り上げた魚やなってる茸を焚火で焼くのも楽しそうだけどね!」
「釣った魚をその場で焼くのか、面白いな。今から釣り大会と洒落込まないか? 雨夏。シフォは鑑定が出来るし、視界にある茸を集めるのはどうかな?」
「ワタシも負けないよ」
そう言うと、二人は釣り竿を用意し、釣りを始める。
あぁ見えてふたりとも負けず嫌いなのだ。きっとたくさん釣ってくれるに違いない。調味料メイカーから取り出したままになっていた、カバンにしまったままの調味料を取り出す。塩…。醤油に…、バター……。これだけあれば美味しく出来るに違いない。
茸をたくさん集めてシルと雨夏に成果を聞くと上々とのことだ。
魚の内蔵を取り除き、一度湖で血を流してから塩をまぶす。いつかバーベキューでもしようと持っていた木で作った長めの串に魚の体をうねらせるようにして、差し込む。
秋に海で釣ったら、サンマや鮭が食べれるだろうか。二人に釣り上げてもらって生簀で育てなければ!
今後の妄想にワクワクとしながら、準備をすすめる。
持っていたじゃがいもをアルミホイルで包み、薪に炎の魔法をかけ火を付ける。アルミホイルを巻いたじゃがいも焚き火に放り込む。
本当はさつまいもでやりたかったけど。
私がすることが気になるのか、シルと雨夏は早々に釣りを切り上げ、私の動向を見ている。
せっかくなので、二人には魚の番をお願いした。たまに油か落ち、魚の皮がジュウジュウと音をたてて焼けていく。香りも立ち込めて美味しそうだ。
そして私は、作ったまま何かのときに使うかもと、カバンに入れっぱなしのフライパンを取り出し、火の上に置くとバターを入れる。その中にエリンギのようなものは5ミリ程度の薄切りにしていく。しめじらしいものは、いしづきを取ると割りほぐし焼いていく。
そこに作りたての醤油を入れる。ジュウジュウと小気味良い音を立てながら茶色い液体は香ばしい香りを放っていく。
「本当は少し砂糖とかあったら良かったんだけどね…」
「十分旨そうだよ?」
「食べるの楽しみ!」
二人は焼き上がるのを今か今かと待っているみたいだ。
茸のバター醤油炒めと、焼き上がった釣れたての魚。火の中からトングで取り出した、アルミホイルを熱々と火傷しないよう解き、バターと醤油をかけて簡易の秋の味覚を味わった。
「魚も美味しいけど、レモンも持っていればよかったね…」
「次回はきっちり準備してまたやろうね!」
そうして、秋の食材が集まるのを心待ちにし、ハイキングの食材の為にも日々の生活を豊かにする為にも、私達はまた牧場の仕事も頑張るのだった。
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