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第2章 Alea iacta est!(本編本格始動の章です)
6話3Part 波乱の展開...勇者も堕天使も悪魔も集まって、一体何があったんでしょう...?
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肩で必死に息をする帝亜羅に、ぽつ、ぽつと身の上話をし始める少年悪魔。自身の着物の袖とズボンの裾を捲りあげ、その部分を帝亜羅に見せた。
......刹那、それと同時に何故か帝亜羅の腕が痛まなくなった。試しに爪を当ててみると痛かったから、痛覚が麻痺したのではない。まだ続いていた痛みのせいで分からなかったが、いまだ左腕と繋がっていた部分に、違和感がある。
......中になにか入っている。少年悪魔のみが知っている事だが、魔界の道具であるそれは、怪我した場所を痛まなくする道具らしい。詳しくはわからないが。
「これ......」
「......え」
先刻少年悪魔が捲り上げた袖と裾、布に隠れていた部分には......
「......縫合、されてる......?塞がりきってない、傷が、たくさん......」
「......そ、これが僕の腕、脚、身体」
多数の傷があった。いまだ血が滲んできているもの、糸で縫合されている傷、火傷痕、深い切り傷の跡etc......
恐らく、途中で折れている角も、切れている尻尾も、機械翼もそれと同じ原因でそうなったのだろう。
......酷い。帝亜羅はただ、心の中でそう思った。そんな、一体誰が......?
「......人間は、あの人達は僕達悪魔のことを嫌ってる......でも僕は、その人間達に育てられたんだ......特殊な製法で、1人だけ天使を作れる機会を作ったはずなのに、とかなんとか言ってたよ......たしか、天使が欲しかった、とか言ってたっけ......でも僕はこの通り悪魔だから、ね......」
少年悪魔は少し笑みを......自嘲を交えながらぽつり、ぽつりと語り始めた。
そして帝亜羅もまた、仮にも自身の腕を切り落とした相手であるのに、なぜかその少年悪魔の話を親身に、一言一句逃さないように聞いた。......そうしなければならないような気がした。
「っ!、そんな、天使が欲しかったからって、そんな......」
「......毎日毎日だったよ、もう耐えきれないって思っても、逃げ出そうにも逃げられないし、どうしようもなかった......」
自嘲に、泪を混じえはじめながら言葉を続ける少年悪魔に、帝亜羅はただ思ったこと、それを聞いて自分が感じたことを叫んだ。
「......その人達は、その人達はっ、天使が欲しくて命を1個この世に存在させておきながら、天使じゃなくて悪魔だからって、そんな理由だけで毎日拷問だなんておかしいです!!」
「っつ、でも、人間と悪魔は元々仲が悪いから......」
「そうだとしても、自分たちが創った命を、蔑ろにするのはいけないことです!例え敵対種族だったとしても、それはおかしいと私は思います!!」
「はは、あははは......」
またも笑みを浮かべる少年悪魔。果たして、その笑みは自嘲か、軽蔑か、もしくはそれ以外の......少なくとも帝亜羅に知る由はない。
その姿は、戦闘時の大悪魔の威とはうって変わって、頼りないただの少年のようだった。
帝亜羅は精神面のみを見れば、もう完全にいつも通りだ。腕も痛くない。ちょっと軽いけど。
「っつ、ははは......ねえ、奈津生、帝亜羅だっけ......」
「奈津生帝亜羅です」
「帝亜羅、あの......あ、結界壊れた」
「へ?うわっ」
パリーンッ!!
市役所の屋上を囲んでいた結界が、物の見事に打ち破られた。
「帝亜羅ちゃんっ!!だいじょ......」
「帝亜羅、腕が......」
「......アスモデウス!貴方の首を私達2人の全力を以て、帝亜羅ちゃんの、腕の仇、討たせてもらうわ!!もう容赦なんかしない、関係ない人を巻き込んで、一体何がしたいの!?」
「......あっはははは!!僕が君たちにそれを教える必要があるの?この女子高生の命は、まだ僕の手のひらの中だよ?好きなようにできるんだよ!!」
怒りに任せて少年悪魔に怒鳴る聖火崎。またもさっきまでの様子と打って変わって、軽蔑の笑みを浮かべながら勇者達を煽る。
「っどこまでも最低ね......!!壱弦聖者戦争の時もこんなことをしたわけ?ただじゃ済まさないわ......ここであなたの首を狩る......!!」
「私もただでは済ますまい......帝亜羅の腕の対価、貴様の命で払ってもらおう......!!」
怒りと、あいつを絶対に殺すという執念に燃え、今にも火を吹きそうな真っ赤な顔をしながら少年悪魔を睨みつける勇者2人。
......その後ろから、或斗と瑠凪が来たのが、少年悪魔には確認出来た。
「さあて、決闘を......と、言いたいところだけど......残念ながら時間切れみたいだ。"計画"を決行するよ!!」
「まだなにかするつもりなのかしら?まだ帝亜羅ちゃんを傷つけるつもり?本当に忌々しい悪魔ね......!」
「アスモデウス、7罪でありいくら魔王軍の上司といえど、いまの非道は軍の規律違反だ」
聖火崎、ルイーズに続いて或斗、瑠凪も市役所屋上に参上した。......この街の勇者と悪魔は、今現在、ほとんどここに集まっているだろう。
全員が武器を構え、臨戦状態。先程のアオンモール屋上での空気よりも、さらに険悪で、あまりに重い。
......気を抜けば、その圧に押しつぶされてしまいそうだ。
「......君達が今ここで喚いたところで、今更無駄だよ?」
「......どういうこと?」
「......帝亜羅、僕はさっき君に結界を張った時、どんな詠唱した?」
堺市市役所屋上全体を囲む結界は破られたが、帝亜羅、そしてアスモデウスを囲う結界はまだ破られていない。
「く、クライン......シールド......」
「小規模防護結界術式......?」
「......だから何だ」
詠唱を聞いた勇者達と、堕天使達と、女子高生の様子に、呆れた仕草で数歩ずつ、北の方に歩いていく。
「ちょっとちょっと、流石に察しが悪すぎるよ......僕が得意なのは攻撃魔法と......」
「爆煙術式......はっ!まさか!!」
「やっと勘づいたんだね!高位爆炎術式 《エクスプロージョン》っ!!」
ドォー......ン......ビュオオオオ......
......爆音の後、先の日にならないほどの暴風が吹き荒れた。アオンモールが、爆炎術式を受けて爛々と紅く輝いていた。酷く熱を帯びて、その紅からは煙がもくもくとたっている。
────────────"計画"は無事決行されたり。
「なっ、おいジャンヌ!!アオンが!!あそこには大多数の民間人が......「......また、」
聖火崎の頭の中で、遠い昔の記憶が再生される。炎の中、たくさんの人が泣いていた。そして少女の方に顔を向け、口々にこう呟いていた。
「また、守れなかったっ!!!」
......役立たず、と。
爆発の煙と炎が遠い昔の記憶を、聖火崎にとって、勇者ジャンヌにとって、もう二度と繰り返したくない、繰り返させてはならない惨劇を、鮮明に思い出させた。
「......もう二度と、あの惨劇は繰り返させないって、誓ったのにっ......」
「あーあー、また"守れなかった"んだね、約立たず」
そう言って少年悪魔は、やはり軽蔑の笑みを浮かべていた。
──────────────To Be Continued───────────────
......刹那、それと同時に何故か帝亜羅の腕が痛まなくなった。試しに爪を当ててみると痛かったから、痛覚が麻痺したのではない。まだ続いていた痛みのせいで分からなかったが、いまだ左腕と繋がっていた部分に、違和感がある。
......中になにか入っている。少年悪魔のみが知っている事だが、魔界の道具であるそれは、怪我した場所を痛まなくする道具らしい。詳しくはわからないが。
「これ......」
「......え」
先刻少年悪魔が捲り上げた袖と裾、布に隠れていた部分には......
「......縫合、されてる......?塞がりきってない、傷が、たくさん......」
「......そ、これが僕の腕、脚、身体」
多数の傷があった。いまだ血が滲んできているもの、糸で縫合されている傷、火傷痕、深い切り傷の跡etc......
恐らく、途中で折れている角も、切れている尻尾も、機械翼もそれと同じ原因でそうなったのだろう。
......酷い。帝亜羅はただ、心の中でそう思った。そんな、一体誰が......?
「......人間は、あの人達は僕達悪魔のことを嫌ってる......でも僕は、その人間達に育てられたんだ......特殊な製法で、1人だけ天使を作れる機会を作ったはずなのに、とかなんとか言ってたよ......たしか、天使が欲しかった、とか言ってたっけ......でも僕はこの通り悪魔だから、ね......」
少年悪魔は少し笑みを......自嘲を交えながらぽつり、ぽつりと語り始めた。
そして帝亜羅もまた、仮にも自身の腕を切り落とした相手であるのに、なぜかその少年悪魔の話を親身に、一言一句逃さないように聞いた。......そうしなければならないような気がした。
「っ!、そんな、天使が欲しかったからって、そんな......」
「......毎日毎日だったよ、もう耐えきれないって思っても、逃げ出そうにも逃げられないし、どうしようもなかった......」
自嘲に、泪を混じえはじめながら言葉を続ける少年悪魔に、帝亜羅はただ思ったこと、それを聞いて自分が感じたことを叫んだ。
「......その人達は、その人達はっ、天使が欲しくて命を1個この世に存在させておきながら、天使じゃなくて悪魔だからって、そんな理由だけで毎日拷問だなんておかしいです!!」
「っつ、でも、人間と悪魔は元々仲が悪いから......」
「そうだとしても、自分たちが創った命を、蔑ろにするのはいけないことです!例え敵対種族だったとしても、それはおかしいと私は思います!!」
「はは、あははは......」
またも笑みを浮かべる少年悪魔。果たして、その笑みは自嘲か、軽蔑か、もしくはそれ以外の......少なくとも帝亜羅に知る由はない。
その姿は、戦闘時の大悪魔の威とはうって変わって、頼りないただの少年のようだった。
帝亜羅は精神面のみを見れば、もう完全にいつも通りだ。腕も痛くない。ちょっと軽いけど。
「っつ、ははは......ねえ、奈津生、帝亜羅だっけ......」
「奈津生帝亜羅です」
「帝亜羅、あの......あ、結界壊れた」
「へ?うわっ」
パリーンッ!!
市役所の屋上を囲んでいた結界が、物の見事に打ち破られた。
「帝亜羅ちゃんっ!!だいじょ......」
「帝亜羅、腕が......」
「......アスモデウス!貴方の首を私達2人の全力を以て、帝亜羅ちゃんの、腕の仇、討たせてもらうわ!!もう容赦なんかしない、関係ない人を巻き込んで、一体何がしたいの!?」
「......あっはははは!!僕が君たちにそれを教える必要があるの?この女子高生の命は、まだ僕の手のひらの中だよ?好きなようにできるんだよ!!」
怒りに任せて少年悪魔に怒鳴る聖火崎。またもさっきまでの様子と打って変わって、軽蔑の笑みを浮かべながら勇者達を煽る。
「っどこまでも最低ね......!!壱弦聖者戦争の時もこんなことをしたわけ?ただじゃ済まさないわ......ここであなたの首を狩る......!!」
「私もただでは済ますまい......帝亜羅の腕の対価、貴様の命で払ってもらおう......!!」
怒りと、あいつを絶対に殺すという執念に燃え、今にも火を吹きそうな真っ赤な顔をしながら少年悪魔を睨みつける勇者2人。
......その後ろから、或斗と瑠凪が来たのが、少年悪魔には確認出来た。
「さあて、決闘を......と、言いたいところだけど......残念ながら時間切れみたいだ。"計画"を決行するよ!!」
「まだなにかするつもりなのかしら?まだ帝亜羅ちゃんを傷つけるつもり?本当に忌々しい悪魔ね......!」
「アスモデウス、7罪でありいくら魔王軍の上司といえど、いまの非道は軍の規律違反だ」
聖火崎、ルイーズに続いて或斗、瑠凪も市役所屋上に参上した。......この街の勇者と悪魔は、今現在、ほとんどここに集まっているだろう。
全員が武器を構え、臨戦状態。先程のアオンモール屋上での空気よりも、さらに険悪で、あまりに重い。
......気を抜けば、その圧に押しつぶされてしまいそうだ。
「......君達が今ここで喚いたところで、今更無駄だよ?」
「......どういうこと?」
「......帝亜羅、僕はさっき君に結界を張った時、どんな詠唱した?」
堺市市役所屋上全体を囲む結界は破られたが、帝亜羅、そしてアスモデウスを囲う結界はまだ破られていない。
「く、クライン......シールド......」
「小規模防護結界術式......?」
「......だから何だ」
詠唱を聞いた勇者達と、堕天使達と、女子高生の様子に、呆れた仕草で数歩ずつ、北の方に歩いていく。
「ちょっとちょっと、流石に察しが悪すぎるよ......僕が得意なのは攻撃魔法と......」
「爆煙術式......はっ!まさか!!」
「やっと勘づいたんだね!高位爆炎術式 《エクスプロージョン》っ!!」
ドォー......ン......ビュオオオオ......
......爆音の後、先の日にならないほどの暴風が吹き荒れた。アオンモールが、爆炎術式を受けて爛々と紅く輝いていた。酷く熱を帯びて、その紅からは煙がもくもくとたっている。
────────────"計画"は無事決行されたり。
「なっ、おいジャンヌ!!アオンが!!あそこには大多数の民間人が......「......また、」
聖火崎の頭の中で、遠い昔の記憶が再生される。炎の中、たくさんの人が泣いていた。そして少女の方に顔を向け、口々にこう呟いていた。
「また、守れなかったっ!!!」
......役立たず、と。
爆発の煙と炎が遠い昔の記憶を、聖火崎にとって、勇者ジャンヌにとって、もう二度と繰り返したくない、繰り返させてはならない惨劇を、鮮明に思い出させた。
「......もう二度と、あの惨劇は繰り返させないって、誓ったのにっ......」
「あーあー、また"守れなかった"んだね、約立たず」
そう言って少年悪魔は、やはり軽蔑の笑みを浮かべていた。
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