169 / 173
第5章 堕天使は聖教徒教会の
32話1Part "あまい"約束...?
しおりを挟む
「てぃあ!とべるねっち......って、学校来てないのか」
「うん......」
......未だに寒風が勢力を衰えそうにない、肌がぴりっと痛む程寒い1月7日。
私立聖ヶ丘學園は本日、3学期の始業式で年が明けてから最初の登校日である。
そのため、冬休み気分の抜けきらない生徒達は登校しても尚そわそわしていたり、机に突っ伏して寝ていたり、はたまた、友達とクリスマスやお正月等についての思い出話で盛り上がっていたりと學園全体がどことなく浮き足立った雰囲気を纏っていた。
それは件の聖火崎暗殺未遂事件に巻き込まれていた所為でなんとなく年を越したという実感の薄い奈津生 帝亜羅と、雅 梓の教室も例外ではなかった。
2人の同級生であり、仲の良い友達でもあり......異世界の悪魔でもある早乙女 鐘音こと、ベルゼブブはどうやら学校に来ていないらしく、彼の席は現在クラスの他の男子が仲の良い友達と駄弁る為のベンチ代わりとして使われている。
そちらの方に視線を向けながら、梓は小さく唸る。
「なんで学校、来てないんだろう?べるねっち、あの時のことそんなに気にしてる感じでもなかったのに」
「確かに......」
あの時......とは、鐘音がガルダと共謀して聖火崎と共に望桜や帝亜羅達を殺そうとした時の事だ。
あの時、鐘音は半ば裏切るような行動を取って、望桜や聖火崎と共に帝亜羅と梓の事も殺そうとした割には、その数日後には共にお泊まりをしたりする位にはそんなに気にしていなかったように見えた。
それは帝亜羅の"鐘音くんのこと好きなままでいる"という言葉や、梓があんな経験をしたにも関わらず以前と同じように接した(下界の色々について問い詰める所以外は)からかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
どちらにせよ、鐘音本人があの出来事から帝亜羅達と距離を取るような行動を取ったり、そういった旨を伝えたがったりするような事もなかったはずだ。
それなのに、学校的には大事な登校日と思しき"始業式の日"に学校に来ていないというのが、2人には少しだけ引っかかった。
「......やっぱり、いつものサボりかな?」
「多分......そう、だと思う」
がしかし、鐘音は以前から割と学校をサボりがち(家では勉強していたらしいが)だったので、2人は本日不登校なのも恐らくいつものサボりだろうと結論付けて、
「え、どんな子なんだろ?めっちゃ気になる......!」
「噂じゃヤンキーとか不良とか言われてたけど、どうなんだろうね?」
「えー!?そうなのー!?」
「でも、かっこいいらしいよ?編入生の子!」
ひとまず、他のクラスメイト達がひっきりなしに話している"編入生"について意識を向ける事にした。
「編入生、って......梓ちゃん知ってた?」
「あ、そうそうそれね、2-Eの山田が話してるのは聞いたんだ。山田曰く、カッコ可愛い系のやんちゃっ子......って感じの、ちょっと派手めの子だったって!!楽しみだなぁ~」
「そうなんだ......」
わくわくする事案ではあるが、鐘音の事がどうしても引っかかって小さく肩を落とす帝亜羅に、梓は喝を入れるように明るい声で話しかけた。
「もー、大丈夫だって!!事情とか本人が来るまでわかんないんだからさ!!それより、クラスの新しい仲間の話でもしようよ!」
「......うん、そうだね」
「ほら、元気出しなよ!!」
そう言われながら梓にバンッ、と強めに背中を叩かれて、帝亜羅は少しだけ胸の内がすっきりするような感じがした。分からない事でいつまでもくよくよしていてはいけない、そう考えて軽く深呼吸をする。
「朝のHRの時に先生が連れてくるはずだから、それまで皆そわそわしてそうwwあたしもだけどww」
「確かに、何かいつもより騒がしいよね」
「ほんとにね~」
2人が学校に来てから、教室の中は常に誰かの話し声が響いている。
ある人はどんな子だろうと仲のいい友達と共にあれやこれやと想像してみたり、また他のクラスメイトは仲良くなれるだろうかと何やらぶつぶつと呟きながら机に突っ伏してみたり......とにかく、クラスメイト達が普段と違う様子なのは明らかだった。
この空気に便乗して、帝亜羅と梓も噂の"編入生"とやらについてちょっと色々考えてみようかと思い立ったその時、
「ん、あれ?言われてた教室ってここじゃなかったっけ?」
ガラリ、という音と共に教室の扉が開いて、そこからひょこっと見慣れぬ顔が飛び出した。
10数名のクラスメイト達が各々に屯している教室内を一瞥してそうぼやいたその人物に、教室内はしー......んと静まり返ってしまった。
そんな中、
「............もしかして、編入生の子じゃ......」
はっと我に返ったクラスメイトの1人の呟きに、
「え、まじ......?」
「HRで来るんじゃないの......?」
クラス内はざわざわと騒々しさを取り戻した。
「こらっ、」
「いてっ......あ、二伊妻せんせーだぁ~」
「先に行くなとあれほど言ったのに......」
そこに、帝亜羅達のクラスの担任教師である二伊妻 鶚がやって来て、チャイムが鳴る前ながら生徒達は席に着いた。
書類が入った黒いファイルを編入生の頭に軽くとすっ、と落としてから、教室にツカツカと軽快に靴音を鳴らしながら入ってきて、編入生も頭を擦りながらそれに続く。
「まず、雅の事だが......見ての通り、本人は元気だ。詳しい事情は皆には話せないが、大した事情でもなかったらしい。詮索はしないように」
教壇の向こうに仁王立ちしてから、年末の"梓が行方不明になった"という件についての報告を簡潔に済ませた。
クラスの皆も本人が元気なのは教室内で普段通りぴんぴんしている梓の姿を見て知ってはいたものの、一応ちゃんとした報告を受けて表面的じゃない部分も元気かどうか確かめたかったため、二伊妻の言葉に数名が分かりやすく胸を撫で下ろした。
"梓の行方不明"はウィズオート皇国絡みで起こった事だが、一応、一段落着いた所で瑠凪やマモン......こと、数土が各所に連絡を回したり野次馬の記憶の消去等をして大事にならないように上手く処理したため、行方不明の真相は"梓がちょっとした気の迷いで家出した"という事で落ち着いている。
しかし"ちょっとした気の迷い"が深刻な悩みであるかもしれない可能性を考慮して"大した事情ではない"と言ってくれる二伊妻を、帝亜羅と梓は改めていい教師だなと実感した。
「......で、既に學園中に知れ渡っているようだが、一応改めて言おう。こいつが、今回うちのクラスに来た編入生だ。......ほら、まずは自己紹介」
「はぁーい」
そうこうしているうちに、話は件の編入生についての色々に変わっており、二伊妻に手と視線で呼ばれた編入生は、扉の横から黒板の方に移動して、その場でくるりと皆に背を向けた。
そして、
カッ、カッカッカッ、カッ、カッカッ......
「......」
無言で、黒板に文字をさらさらと書いていった。
小気味よくチョークの弾ける音がしんとした教室の中で響いて、再び静寂が戻ったと同時に編入生は踵を返す。
ラフに羽織ったビビットカラーのパーカーと制服のブレザーを翻すように皆の方に向き直って、
「福岡の天神から来ましたぁ、編入生の町川 灰或で~す!よく"まちがわ"って呼ばれんだけど、われは"まちがわ"じゃなくて"あずまがわなんでそこんとこよろしくお願いしまぁ~す!!」
黄金と淡い勿忘草色の瞳を細め、満面の笑みで自身の簡潔なプロフィールを堂々と述べた。
─────────────To Be Continued────────────
「うん......」
......未だに寒風が勢力を衰えそうにない、肌がぴりっと痛む程寒い1月7日。
私立聖ヶ丘學園は本日、3学期の始業式で年が明けてから最初の登校日である。
そのため、冬休み気分の抜けきらない生徒達は登校しても尚そわそわしていたり、机に突っ伏して寝ていたり、はたまた、友達とクリスマスやお正月等についての思い出話で盛り上がっていたりと學園全体がどことなく浮き足立った雰囲気を纏っていた。
それは件の聖火崎暗殺未遂事件に巻き込まれていた所為でなんとなく年を越したという実感の薄い奈津生 帝亜羅と、雅 梓の教室も例外ではなかった。
2人の同級生であり、仲の良い友達でもあり......異世界の悪魔でもある早乙女 鐘音こと、ベルゼブブはどうやら学校に来ていないらしく、彼の席は現在クラスの他の男子が仲の良い友達と駄弁る為のベンチ代わりとして使われている。
そちらの方に視線を向けながら、梓は小さく唸る。
「なんで学校、来てないんだろう?べるねっち、あの時のことそんなに気にしてる感じでもなかったのに」
「確かに......」
あの時......とは、鐘音がガルダと共謀して聖火崎と共に望桜や帝亜羅達を殺そうとした時の事だ。
あの時、鐘音は半ば裏切るような行動を取って、望桜や聖火崎と共に帝亜羅と梓の事も殺そうとした割には、その数日後には共にお泊まりをしたりする位にはそんなに気にしていなかったように見えた。
それは帝亜羅の"鐘音くんのこと好きなままでいる"という言葉や、梓があんな経験をしたにも関わらず以前と同じように接した(下界の色々について問い詰める所以外は)からかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
どちらにせよ、鐘音本人があの出来事から帝亜羅達と距離を取るような行動を取ったり、そういった旨を伝えたがったりするような事もなかったはずだ。
それなのに、学校的には大事な登校日と思しき"始業式の日"に学校に来ていないというのが、2人には少しだけ引っかかった。
「......やっぱり、いつものサボりかな?」
「多分......そう、だと思う」
がしかし、鐘音は以前から割と学校をサボりがち(家では勉強していたらしいが)だったので、2人は本日不登校なのも恐らくいつものサボりだろうと結論付けて、
「え、どんな子なんだろ?めっちゃ気になる......!」
「噂じゃヤンキーとか不良とか言われてたけど、どうなんだろうね?」
「えー!?そうなのー!?」
「でも、かっこいいらしいよ?編入生の子!」
ひとまず、他のクラスメイト達がひっきりなしに話している"編入生"について意識を向ける事にした。
「編入生、って......梓ちゃん知ってた?」
「あ、そうそうそれね、2-Eの山田が話してるのは聞いたんだ。山田曰く、カッコ可愛い系のやんちゃっ子......って感じの、ちょっと派手めの子だったって!!楽しみだなぁ~」
「そうなんだ......」
わくわくする事案ではあるが、鐘音の事がどうしても引っかかって小さく肩を落とす帝亜羅に、梓は喝を入れるように明るい声で話しかけた。
「もー、大丈夫だって!!事情とか本人が来るまでわかんないんだからさ!!それより、クラスの新しい仲間の話でもしようよ!」
「......うん、そうだね」
「ほら、元気出しなよ!!」
そう言われながら梓にバンッ、と強めに背中を叩かれて、帝亜羅は少しだけ胸の内がすっきりするような感じがした。分からない事でいつまでもくよくよしていてはいけない、そう考えて軽く深呼吸をする。
「朝のHRの時に先生が連れてくるはずだから、それまで皆そわそわしてそうwwあたしもだけどww」
「確かに、何かいつもより騒がしいよね」
「ほんとにね~」
2人が学校に来てから、教室の中は常に誰かの話し声が響いている。
ある人はどんな子だろうと仲のいい友達と共にあれやこれやと想像してみたり、また他のクラスメイトは仲良くなれるだろうかと何やらぶつぶつと呟きながら机に突っ伏してみたり......とにかく、クラスメイト達が普段と違う様子なのは明らかだった。
この空気に便乗して、帝亜羅と梓も噂の"編入生"とやらについてちょっと色々考えてみようかと思い立ったその時、
「ん、あれ?言われてた教室ってここじゃなかったっけ?」
ガラリ、という音と共に教室の扉が開いて、そこからひょこっと見慣れぬ顔が飛び出した。
10数名のクラスメイト達が各々に屯している教室内を一瞥してそうぼやいたその人物に、教室内はしー......んと静まり返ってしまった。
そんな中、
「............もしかして、編入生の子じゃ......」
はっと我に返ったクラスメイトの1人の呟きに、
「え、まじ......?」
「HRで来るんじゃないの......?」
クラス内はざわざわと騒々しさを取り戻した。
「こらっ、」
「いてっ......あ、二伊妻せんせーだぁ~」
「先に行くなとあれほど言ったのに......」
そこに、帝亜羅達のクラスの担任教師である二伊妻 鶚がやって来て、チャイムが鳴る前ながら生徒達は席に着いた。
書類が入った黒いファイルを編入生の頭に軽くとすっ、と落としてから、教室にツカツカと軽快に靴音を鳴らしながら入ってきて、編入生も頭を擦りながらそれに続く。
「まず、雅の事だが......見ての通り、本人は元気だ。詳しい事情は皆には話せないが、大した事情でもなかったらしい。詮索はしないように」
教壇の向こうに仁王立ちしてから、年末の"梓が行方不明になった"という件についての報告を簡潔に済ませた。
クラスの皆も本人が元気なのは教室内で普段通りぴんぴんしている梓の姿を見て知ってはいたものの、一応ちゃんとした報告を受けて表面的じゃない部分も元気かどうか確かめたかったため、二伊妻の言葉に数名が分かりやすく胸を撫で下ろした。
"梓の行方不明"はウィズオート皇国絡みで起こった事だが、一応、一段落着いた所で瑠凪やマモン......こと、数土が各所に連絡を回したり野次馬の記憶の消去等をして大事にならないように上手く処理したため、行方不明の真相は"梓がちょっとした気の迷いで家出した"という事で落ち着いている。
しかし"ちょっとした気の迷い"が深刻な悩みであるかもしれない可能性を考慮して"大した事情ではない"と言ってくれる二伊妻を、帝亜羅と梓は改めていい教師だなと実感した。
「......で、既に學園中に知れ渡っているようだが、一応改めて言おう。こいつが、今回うちのクラスに来た編入生だ。......ほら、まずは自己紹介」
「はぁーい」
そうこうしているうちに、話は件の編入生についての色々に変わっており、二伊妻に手と視線で呼ばれた編入生は、扉の横から黒板の方に移動して、その場でくるりと皆に背を向けた。
そして、
カッ、カッカッカッ、カッ、カッカッ......
「......」
無言で、黒板に文字をさらさらと書いていった。
小気味よくチョークの弾ける音がしんとした教室の中で響いて、再び静寂が戻ったと同時に編入生は踵を返す。
ラフに羽織ったビビットカラーのパーカーと制服のブレザーを翻すように皆の方に向き直って、
「福岡の天神から来ましたぁ、編入生の町川 灰或で~す!よく"まちがわ"って呼ばれんだけど、われは"まちがわ"じゃなくて"あずまがわなんでそこんとこよろしくお願いしまぁ~す!!」
黄金と淡い勿忘草色の瞳を細め、満面の笑みで自身の簡潔なプロフィールを堂々と述べた。
─────────────To Be Continued────────────
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる