残念ハイスペ女子なんて 言うな

あたまんなか

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やすみ

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2学期が始まって一ヶ月程が過ぎた

いろんな行事がある2学期

まぁ秋って季節だけでもいろんな言い方あるから

『食欲の秋』『運動の秋』『芸術の秋』とかね

体育祭は一学期にあるから2学期の行事のメインは
文化祭だった まぁ出し物なににするとかでそれなりに時間はかかるから結構前から実行委員とか忙しそうにしてた
みんなの意見をできるだけまとめたいってマジメな子が実行委員してた なんせこのクラスでの思い出は今しかない!なんてはりきってた
わたしも今を楽しめてる自分に満足してた

今日もそんな文化祭について盛り上がったホームルームが終わった後 先生に呼ばれた

「神楽 悪いんだけどこの封筒 本条に届けてくれんかな?」

えっ わたし!? 確かにここんとこ本条くん休んでたのは知ってたけど よりによって

「わたしが、ですか??」

「うんまあな 悪いんだけどさ あいつあんま友だちづきあいしてないみたいでな 前に神楽が本条と歩いてるとこ見たんで それでな」

「帰る方向 逆なんですけど…」

「頼むよ なんならちょっと様子も見てきてほしいんだけどな 神楽なら適任かなって思ってな」

ホントはほんのちょっと気になってた
ほんのちょっとだけど
だからまぁいい口実かとも思えたし先生の頼みとあっては仕方ないって感じで引き受けた

正直あれから本条くんとは挨拶くらいしか交わしてなかった
なんなら彼わたしのこと避けてるみたいに感じた
わたしなんかした? てかなんで休んでんだ?
風邪とかだったら伝染るのやだしな
でもそんなんで先生も様子見てきてほしいなんて言わんだろうし…
とにかく行ってみるしかなかった

「ネオンちゃん 先生となに話してたの?」

わたしが先生に呼び出されたの見てた花凜ちゃんが心配そうに近寄ってきてくれた

「なんか 本条くんちにこれ届けて来てほしいって 
なんなら様子見てこいって」

わたしは花凜ちゃんに先生に渡された封筒をヒラヒラして見せた

「なんでネオンちゃんなんだろ 帰る方向逆なのにね」

花凜ちゃんの素朴なギモン…ほんとそれ

「なんかこないだのやつ見られてたみたい 本条くんあんま友だちつき合いしてないから」

そこまで話しててわたしは思いついたことを花凜ちゃんに聞いてみた

「そうだ! 花凜ちゃんも一緒に行かない? ちょっと一人だと心細いかなー」

「え でも今日だよね? わたし今日は習い事ある日だから無理なんよね」

あ、そうだった 木曜日は花凜ちゃん習い事してた

「覚悟決めて行って来るかー」

クスクス笑う花凜ちゃん 

「なんか不思議 いまのネオンちゃん」

「不思議? わたしが? そうなの??」

何気ない花凜ちゃんの一言
どういう意味なんだろ

「だって あれだけ男子毛嫌いしてたから」

「!?!?!?」

一瞬目の前が真っ白になった気がした
花凜ちゃんの一言に自分でも驚いてた

その後どうやって花凜ちゃんとバイバイしたのか思い出せないままわたしは本条くんちへ向かって歩いてた
歩いてる最中も頭の中はずっと花凜ちゃんの一言について考えてた

ここに至るまでの経緯を整理したりもしてた
ひと月も経ってないんだけど

おかげで何度も本条くんちの地図を見てるにも関わらず中々目的地にたどり着けなかった
考えごとに考えごとが重なるとわたしの頭は上手に処理してくれないってことを知った

それでもなんとか本条くんちに着いた頃わたしはヘトヘトだった 体力以上に頭を使いすぎたからだろう
どれだけ頭を使っても納得できる答えは見つけられなかったけど

2階建てのハイツ? なんて言うんだろこういう建物
その一階の端っこの部屋に表札が出ていた

「本条…、本条っと… ここだよね」

独り言…出るよね?なんて考えながらチャイムを押す…押す…、押す………、って押せない…

最初の一言を考えなければ…チャイム押せない!!

え、えーと こんにちは 本条くん 先生に頼まれた届け物もってきた こんな感じかな
あ、名前言わなきゃ誰かわかんないよね

こんにちは 本条くん 神楽です 先生に頼まれた届け物もってきたよ

よしっ まあ こんなもんか…

慣れない、って言うか初めてなんだからこのくらいの緊張は当然だよね

今度は覚悟を決めてチャイムを押した




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