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下校ダッシュ
しおりを挟むーキーンコーンカーンコーンー
ふぅ 今日の授業終わり!
慌ただしく帰る支度をして ぞろぞろと教室から人が減っていく
朝はパラパラと人が増えてく感じだけど帰りはいっきに人が減る感じなんよね
わたしはと言うと 部活に備える
荷物をまとめて部室に向かおうとしたとき
「ネオンちゃん ちょっといい?」
花凜ちゃんがわたしを引き止めるかのように話しかけてきた
「うん まだ時間大丈夫だよ」
「あのね 文化祭の準備のことなんだけど 買い出しに男女1人ずつ選ばなきゃなんだけど それネオンちゃんと本条くんって提案しちゃったんだけど やだ?」
え? 花凜ちゃん確かに文化祭のうちのクラスの係りやってるけど… どういうこと?
「え? なんで? どうして? わたしと本条くん!?」
「みんななにかやらないといけないのはわかってるよね 後決まってない人 数人なんだけどそん中で女子がネオンちゃんと御園さんだけなんよね」
「あ 御園さんはちょっと…」
別にキライとかじゃないけどわたしが男子ふったとか噂広まった時にイヤミ言ってきた人なんよね
「だよね んで買い出しは男女で選出なんだけど 他の男子ならネオンちゃん無理じゃん? だから一応聞いてみようかな?って」
うーーーん すごく悩んだけど 花凜ちゃんは花凜ちゃんなりに考えてくれた結果なんだよね
「本条くんはなんて言ってんのかな?」
あっちが嫌がってんだったらわたし的にもあり得ない話しだし
前よりマシだけどあの態度だからわからんよね
「本条くんにはまだ聞いてないよ ちゃんとわたしから聞いておくから」
本条くんの返事次第ではわたしがOKしそうな雰囲気にホッとした表情に見えた花凜ちゃん
「あのさ花凜ちゃん 本条くんにはわたしが直接聞いてもいい?」
「えっ いいの?」
少し驚いた表情をした花凜ちゃん
大きいお目々がさらに大きく丸くなってる
「ダメかな?」
「ううん ぜんぜん 助かる!」
「じゃあ 聞いてくる! 返事は明日でもいいよね? 急ぎならラインする!」
そう言うなりわたしは荷物を机に置いて教室を出ようとした
「ちょっとネオンちゃん 追いつけないよ!!」
花凜ちゃんの声を背に
「陸上部なめんなー!!!」
って声を残してわたしは教室を飛び出して行ってた
廊下では逸る気持ちを抑えて早歩き程度にしながらも校舎を出た瞬間ダッシュしてた
ダッシュしながらわたしは考えてた
買い出し一緒に行けるくらいなら二人で話せる時間もきっとできるよね 周りを気にせず話せる時間が
『これでゆっくりと本の話しができるんかも』って
【カラフル】も【片想い】も他にも同じ読んでる本あるかもしれない数々の本の話しを!
わたしのこと『ガチ勢』って言うんならあんたも『ガチ勢』でしょ!?って言ってやるんだ
『ガチ勢』なら『ガチ勢』同士の話ししてみたかった
それも全部叶うかもしれない、そう思うと早く本条くんの返事を聞きたかった
『いたっ!』例の三叉路に着く少し手前に彼はいた
タラタラ歩いてる いつものように片手で鞄を後ろ手にひっかけて
わたしは本条くんの前に回り込んで彼の名前を呼んだ
「本条くんっ ちょっと待った!!」
突然目の前に表れたわたしに彼は本気で驚いてた
「うわっなんだよ神楽!!びっくりするじゃねぇか」
フウフウと息を整えるわたしを見て
「おまえあの勢いで学校から走ってきたとか?」
「そう もう大丈夫! あのさ」
わたしは事情を花凜ちゃんから聞いた話しを順を追って本条くんに説明した
「あぁそうか わかった みんなやらなきゃだしやるよ 神楽もそれでいいんだろ?」
わたしは声に出さずコクンと頷いてみせた
「それを聞きに部活もあるってのにわざわざ来たんか? 明日じゃダメだったんかよ」
まぁまぁ髪も振り乱してぐちゃぐちゃのわたしの顔見て笑いながら本条くんはいじわるぽく言ってくる
「早く花凜ちゃんに返事したかったの あんたのためじゃないから」
「とにかくOKだな? 用事はそれだけだ! んじゃまた明日話そ! またね」
そう本条くんに別れを告げてわたしは走り出した
わたしを見送ってるのか呆気にとられてるのかわからない本条くんの姿はたぶんすぐに見えなくなっただろう
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