7 / 11
各部屋
しおりを挟む
ー カチャリ ー
わたしたちの緊張や衆《しゅう》の意気込みをよそに簡単にドアは開いた
広く引ききったドアの向こうにはこれまでと変わらない荒らされた風景が広がっていた
ご多分に漏れずここにもたくさんの侵入者がいた形跡が見て取れた
この現状を見て ホントに地下室があってまだ発見されてないとかあるのか? なんて思った
辺り一面に散らばったガラスや備品の破片、書類棚から引っ張り出されたカルテ、およそばら撒けるものは全てばら撒いたかのような惨状だった
床に扉があるなら床を『踏む音』が違うところがあるハズと音を頼りに入り口を探そうと思っていたアテが外れたように感じた
「めんどくさぁー」
アテの外れた状況に思わず声が出るわたし
「こうなってるのも予想ついたろ しらみ潰しにあたるしかないな」
さすが深鈴《みすゞ》! いつも冷静なんだから
美夜ちゃんを除くわたしたちは地下室への扉を探す
美夜ちゃんは入り口のドア付近に立ってぶつぶつ独り言を言いながらわたしたちを見ていた
「あ、先輩! その机の下! そうそうその大っきい机の下見てみてください!」
急にテンション高めの声で衆《しゅう》に指示を出す美夜ちゃん
「先輩デカイので机の下無理ですね 机をうごかしてください!!」
ププッ!!! 美夜ちゃんの指示に思わずふきだす
「ハイハイ、んぬぬ…ハッ!!!」
ズンッ!!!と音を立てて持ち上げた机を180°移動させる まぁさすがと言ったところか
みんなして机の下の破片を避ける
露わになった床の上を歩いてみると
コツ コツ コツ コン コン コツ コツ…
あからさまに音が違う部分がある
「あったぁぁぁ!!!」
思わず声が出る そりゃそうだろうとしか言いようがなかった
「神子《みこ》 鼻の穴 鼻の穴」
「なるほど これだけの破片の雑音に紛れてりゃここの床の音だけ違うなんて気づかない訳だ、ましてや地下室があるなんて思ってなけりゃね」
わたしの鼻にツッコミながらもやはり深鈴《みすゞ》の判断は冷静で的確だった
でもどこにも開ける窪みや取っ手なんかないんだけどな?」
わたしは音の違う床をくまなく調べてみたが扉の開け方がわからなかった
「先輩、衆《しゅう》先輩です その床の上に乗ってグッと踏んばって見てください」
またおかしなことを言う…美夜ちゃん
「こうか? ふんっ!!!」
素直に大人しく後輩の言うことを聞く衆
床の上に乗り押し込むかの様に踏ん張った
ー カコンッ ー
音が鳴ったかと思うと床が少しだけ浮き上がった
「ほら、これで隙間から手が入ります 先輩、持ち上げて」
みんなが驚いてるのをよそ目に衆に指示を出す美夜ちゃん
ハッキリ言って地下室より美夜ちゃんの方が不思議だよ!?
わたしたちの緊張や衆《しゅう》の意気込みをよそに簡単にドアは開いた
広く引ききったドアの向こうにはこれまでと変わらない荒らされた風景が広がっていた
ご多分に漏れずここにもたくさんの侵入者がいた形跡が見て取れた
この現状を見て ホントに地下室があってまだ発見されてないとかあるのか? なんて思った
辺り一面に散らばったガラスや備品の破片、書類棚から引っ張り出されたカルテ、およそばら撒けるものは全てばら撒いたかのような惨状だった
床に扉があるなら床を『踏む音』が違うところがあるハズと音を頼りに入り口を探そうと思っていたアテが外れたように感じた
「めんどくさぁー」
アテの外れた状況に思わず声が出るわたし
「こうなってるのも予想ついたろ しらみ潰しにあたるしかないな」
さすが深鈴《みすゞ》! いつも冷静なんだから
美夜ちゃんを除くわたしたちは地下室への扉を探す
美夜ちゃんは入り口のドア付近に立ってぶつぶつ独り言を言いながらわたしたちを見ていた
「あ、先輩! その机の下! そうそうその大っきい机の下見てみてください!」
急にテンション高めの声で衆《しゅう》に指示を出す美夜ちゃん
「先輩デカイので机の下無理ですね 机をうごかしてください!!」
ププッ!!! 美夜ちゃんの指示に思わずふきだす
「ハイハイ、んぬぬ…ハッ!!!」
ズンッ!!!と音を立てて持ち上げた机を180°移動させる まぁさすがと言ったところか
みんなして机の下の破片を避ける
露わになった床の上を歩いてみると
コツ コツ コツ コン コン コツ コツ…
あからさまに音が違う部分がある
「あったぁぁぁ!!!」
思わず声が出る そりゃそうだろうとしか言いようがなかった
「神子《みこ》 鼻の穴 鼻の穴」
「なるほど これだけの破片の雑音に紛れてりゃここの床の音だけ違うなんて気づかない訳だ、ましてや地下室があるなんて思ってなけりゃね」
わたしの鼻にツッコミながらもやはり深鈴《みすゞ》の判断は冷静で的確だった
でもどこにも開ける窪みや取っ手なんかないんだけどな?」
わたしは音の違う床をくまなく調べてみたが扉の開け方がわからなかった
「先輩、衆《しゅう》先輩です その床の上に乗ってグッと踏んばって見てください」
またおかしなことを言う…美夜ちゃん
「こうか? ふんっ!!!」
素直に大人しく後輩の言うことを聞く衆
床の上に乗り押し込むかの様に踏ん張った
ー カコンッ ー
音が鳴ったかと思うと床が少しだけ浮き上がった
「ほら、これで隙間から手が入ります 先輩、持ち上げて」
みんなが驚いてるのをよそ目に衆に指示を出す美夜ちゃん
ハッキリ言って地下室より美夜ちゃんの方が不思議だよ!?
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる