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第4章 見えなかった心 Part18
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「うん」
「美央ちゃん来るの楽しみにしてるから、気を付けて来るんやで。またな」
「うん、ありがとう。またね」
電話が切れたあとも、私の心は跳ね上がっていた。
和臣が“楽しみにしてる”と言ってくれたこと。
そして、いつもの合言葉。
それだけで、どれだけ嬉しかったか……。
子どもの頃から別れ際と電話の終わりに交わしてきた「またな」と「またね」。
和臣が私を姉の寝相から助けてくれたあの夜の翌日から、いつの間にか始まった合言葉。
私たちしか知らないその言葉が、今も変わらず続いていることが、胸の奥を温かくした。
やっと和臣に会いに行く覚悟ができた。
荷物をカバンに入れながら、和臣に会える喜びに胸が弾む。
なかなか寝付けない夜を越え、いよいよ当日。
出発は夜。博多のバスターミナルまで電車で向かい、そこから高速バス。
京都は家族旅行と修学旅行で訪れたくらい。
何もない状態で一人で行くのは初めてで、心拍数は上がる一方だった。
何度も荷物の不足がないか確認しては、ため息をついた。
胸の奥では、期待と不安が入り混じったまま、静かに波打っていた。
「美央ちゃん来るの楽しみにしてるから、気を付けて来るんやで。またな」
「うん、ありがとう。またね」
電話が切れたあとも、私の心は跳ね上がっていた。
和臣が“楽しみにしてる”と言ってくれたこと。
そして、いつもの合言葉。
それだけで、どれだけ嬉しかったか……。
子どもの頃から別れ際と電話の終わりに交わしてきた「またな」と「またね」。
和臣が私を姉の寝相から助けてくれたあの夜の翌日から、いつの間にか始まった合言葉。
私たちしか知らないその言葉が、今も変わらず続いていることが、胸の奥を温かくした。
やっと和臣に会いに行く覚悟ができた。
荷物をカバンに入れながら、和臣に会える喜びに胸が弾む。
なかなか寝付けない夜を越え、いよいよ当日。
出発は夜。博多のバスターミナルまで電車で向かい、そこから高速バス。
京都は家族旅行と修学旅行で訪れたくらい。
何もない状態で一人で行くのは初めてで、心拍数は上がる一方だった。
何度も荷物の不足がないか確認しては、ため息をついた。
胸の奥では、期待と不安が入り混じったまま、静かに波打っていた。
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