君との時間 The Time Between Us

afterquiet

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第5章 The Time Between Us Part3

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 和臣のFacepageに気がついて、少しの間、距離を置いていた。

 離れてから、実は和臣の記憶はそもそも私の妄想だったんじゃないか——
 どこかで、そんなふうに思うようになっていた。
 本当はそんなことない。
 そう思えば楽だったのかもしれない。
 でも、和臣は現実に存在した。
 その事実を受け入れるには、時間が必要だった。

 少し変化があったとすれば、和臣の姿を見てから、
 私の軸を思い出したかのように、自分の中に小さな変化が起きていた。
 いつも夫の前でも、ほかの人の前でも、自分を抑えて生きてきたこと。
 当たり前になっていた優等生の仮面を、はがそうとした。
 簡単でも何でもない。
 でも、着実に少しずつ、私はその重い仮面を剥がしていった。
 仮面の下にいた“本当の私”が、ようやく息をし始めたような感覚だった。

 夫とは、どうしようもないほど亀裂が入っていた。
 見ないふりをして仕事に没頭し、夫婦としての時間を避けていた。
 その見ないふりを、ぱったりやめた。
 円満退社で仕事が一時的に切れたこと。
 一人になって考える時間が増えて、夫と向き合うために奮闘した。
 逃げ続けていた現実に、ようやく手を伸ばした。

 和臣のFacepageは、ただの過去ではなかった。
 私が長い間見失っていた“自分自身”を、そっと照らす光のようだった。

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