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10cm先のラブソング
2.懐かしい夢
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ざわざわと騒がしい居酒屋の店内。その一番奥の席で、俺は陽太と二人、向かい合って座っていた。目の前にはよく冷えたビールと、小鉢に入ったつまみが数種類並んでいる。
「ヒロの就職祝いだったのに、突然来れなくなるなんて……」
陽太がそう言って、小さくため息を吐いた。
そう。本当なら今日は、ここに裕翔を加えた三人で集まる予定だったのだ。だというのに、肝心の主役から「腹を壊したので行けない」という連絡が直前になって入り、仕方がないのでこうして二人で飲んでいる。
「あいつ、いっつもそうなんだよ。楽しみにしてた遠足の日に風邪引いたり、受験の日に大雨が降って電車が止まったり……間が悪いっつーか、運が悪いっつーか」
兄として見ている分にはもはや慣れっこの光景だが、本人としては堪ったものではないだろう。
「けど、それでもちゃんと大学出て就職もしたんだから、偉いもんだよな」
「うん……ほんとにヒロはすごいよ。ずっとずっと頑張ってる」
ジョッキに入ったビールをちびちびと飲みながら、陽太はそう言って頷いた。
「頑張ってるのは陽太も同じだろ?メジャーでの仕事、増えてるって裕翔に聞いたぞ。アニメの主題歌だっけ?すごいじゃないか」
「そんな……すごいのはきいちゃんの曲だよ。おれはただ歌ってるだけだから」
「バカ。そんなこと言ったら陸上選手はただ走ってるだけだし、サッカー選手はただボール蹴ってるだけになるだろうが。もっと自信持てよ」
きいちゃんというのは、陽太が所属している音楽ユニット“夜色”のギタリスト兼作曲家、kisaragiのことだ。彼女は陽太より年上だが、それでもまだ二十四歳。俺からすれば十分若い。
自分の人生にさして不満を持っているわけでもないが、こうして自分より若い人達が活躍しているのを目の当たりにすると、どうしても焦る気持ちが出てしまう。
「ほんとに……お前達はみんなすごいよ。俺は毎日毎日、ただ流されて生きてるだけだ」
酒が入っていたのもあって、少々ネガティブな気持ちになっていた俺は、言わなくていいような事を言ってしまった気がする。けれどそんな俺にも陽太は嫌な顔ひとつ見せず、少し微笑んでこう返した。
「和威さんだって、おれからすれば十分すごい人なんだよ?毎日ちゃんとスーツ着て会社に行ってて。おれには、そういうのきっと難しいから」
結露したジョッキの縁を、陽太の白い指がそっとなぞる。
「あと、和威さん女の人にモテるでしょ。いつ見ても、綺麗なお姉さんと一緒にいる」
「んなことねぇよ。付き合っても全然長続きしないし、三十過ぎてからは完全に独りもんだしな」
手元のジョッキをぐいっと呷って答えた俺の言葉に、陽太の顔色がほんの少し変わった気がした。
「……じゃあ、今は付き合ってる人いないの?」
「おう。全然出会いがなくてな」
「そう……そっか」
そう呟いたきり、半分くらいに減ったジョッキを見つめながら、陽太はずいぶん何かを考え込んでいるようだった。
「あのさ、和威さん」
「ん?」
「その、付き合う相手ってさ……おれじゃだめ、かな」
「…………ん?」
良い感じに回っていた酔いが、一瞬で吹き飛んだ。
「えー……あー……付き合うってのは、あれか?恋人になるってことか?俺とお前が?」
「そうだよ」
「まじか」
完全に思考停止してしまい、それきり何も言えなくなった俺を見て、陽太が悲しげに目を伏せる。
「……ごめん、変なこと言って。冗談だから」
「いや……いやいやいや、お前そういう冗談言うタイプじゃないだろ」
「酔ってただけ。もう忘れて」
「忘れられるわけないだろ、そんな……」
続く言葉は、声にならなかった。
陽太が、泣いていたから。
「ごめ……っほんとに、ごめん、なさい……こんなつもりじゃ、なくて」
いつもより赤い頬っぺたを伝って流れた涙が、パタパタとテーブルの上に落ちては、木目の間に溶けて消えていく。
さっきのが冗談や酒の勢いでないことは、もう十分、痛いくらいに伝わっていた。
男同士でとか、年の差がとか、そもそも俺達は友達だろとか。それまで俺の中をぐるぐると回っていた思考は、その時にはもう、たったひとつの思いに全て押し流されていた。
こいつが泣いているところを、これ以上見ていたくない。
「あのな、陽太。俺も今は冗談言う気分じゃないから、真面目に聞いてくれ」
そうして、続く俺の言葉を聞いた陽太は、こぼれ落ちそうなくらいにその目を見開いた。濡れた瞳に店内の照明が反射して、宝石のようにきらきらと輝いて見えて、そして俺は……
ぼんやりと意識が覚醒する。どうやら懐かしい夢を見ていたようだ。
今から半年ほど前、俺達の関係が、友達から少し変わった日の夢。
まだ薄暗い部屋の中、俺の隣では陽太が猫のように体を丸めて、気持ち良さそうに寝息をたてている。俺は頬にかかる髪をそっと退かせてやりながら、陽太の頬に軽く触れた。
関係が変わったといっても、結局それは呼び名ばかりで、実際のところは大して変わっちゃいない。
あれから半年間、陽太とはこうして何度も同じ夜を過ごした。けれど俺達は、まだ一度も体を重ねたことがないのだから。
もちろん大切にしてやりたいという気持ちもある。だがそれ以上に、俺が日和っているのが原因だ。
俺には男と付き合った経験がない。必然的に、男の体をそういう目で見たこともないわけで。
そういう雰囲気になったとして、もしも……もしも、俺がその気になれなかったら?
きっと、陽太を酷く傷つける。
そんな思いから、俺はなかなか次の段階へと踏み切れないでいるのだった。
「ん……」
俺がしばらく見つめていると、少し身動ぎをして、陽太が目を覚ました。
「悪い、起こしたか?」
「んん、だいじょぶ……」
呂律の回っていない舌でそう言うと、頬に添えたままの俺の手に触れて、陽太がふわっと笑う。
「おはよ、かずいさん」
「……おはよう」
一瞬、さっきまで考えていたことも忘れて押し倒してしまいたくなったが、勢いだけでどうにかしていい問題ではない。俺はわざとぶっきらぼうに返して、陽太の頬からそっと手を離した。
そうして体を起こして伸びをすると、陽太も起き上がって体を寄せてくる。
「和威さん、あったかい……」
「こら、人の体で暖を取るな」
今さっきの俺が、どういう気持ちで我慢したと思ってるんだ。
抱きついてくる陽太の体を押し返そうとしたが、手に伝わってくるのは壁のような硬い感触ばかりで、軽く押した程度ではびくともしない。
「……お前、また体締まってきたか?」
「んん?そうかなあ……発声安定させたくて、筋トレしすぎたかも」
陽太が首を傾げながら、自分の胸をぺたぺたと触る。
一見細身に見えるが、どうやら陽太は相当に鍛えているらしかった。知り合った頃はひょろひょろして背も低くて、女の子と見間違えるくらいだったのに、いつの間にこんなに立派に育ってしまったのか。
「俺もジムとか通おうかな……」
「和威さんは、そのままでも十分かっこいいよ」
「お前はそうやって俺を甘やかすのをやめろ」
陽太の額を軽く小突いて、俺はベットから降りた。そして顔だけを陽太の方に向ける。
「とりあえず、せっかく休みなんだから今日はゆっくりしようぜ。お前なにしたい?」
「うーん……この前和威さんが面白そうって言ってたドラマが観たい」
「あれ長いぞ。シーズンファイブまである」
「じゃあ観終わるまでずっと一緒にいられるね」
にこにこと笑いながら陽太が言う。こいつ、どこまで分かって言ってるんだ。
再び抱きついてきた体を受けとめて、寝癖のついた頭を撫でてやる。
そうだ、別に焦る必要なんてない。
なにしろ今日という日は、まだ始まったばかりなのだから。
「ヒロの就職祝いだったのに、突然来れなくなるなんて……」
陽太がそう言って、小さくため息を吐いた。
そう。本当なら今日は、ここに裕翔を加えた三人で集まる予定だったのだ。だというのに、肝心の主役から「腹を壊したので行けない」という連絡が直前になって入り、仕方がないのでこうして二人で飲んでいる。
「あいつ、いっつもそうなんだよ。楽しみにしてた遠足の日に風邪引いたり、受験の日に大雨が降って電車が止まったり……間が悪いっつーか、運が悪いっつーか」
兄として見ている分にはもはや慣れっこの光景だが、本人としては堪ったものではないだろう。
「けど、それでもちゃんと大学出て就職もしたんだから、偉いもんだよな」
「うん……ほんとにヒロはすごいよ。ずっとずっと頑張ってる」
ジョッキに入ったビールをちびちびと飲みながら、陽太はそう言って頷いた。
「頑張ってるのは陽太も同じだろ?メジャーでの仕事、増えてるって裕翔に聞いたぞ。アニメの主題歌だっけ?すごいじゃないか」
「そんな……すごいのはきいちゃんの曲だよ。おれはただ歌ってるだけだから」
「バカ。そんなこと言ったら陸上選手はただ走ってるだけだし、サッカー選手はただボール蹴ってるだけになるだろうが。もっと自信持てよ」
きいちゃんというのは、陽太が所属している音楽ユニット“夜色”のギタリスト兼作曲家、kisaragiのことだ。彼女は陽太より年上だが、それでもまだ二十四歳。俺からすれば十分若い。
自分の人生にさして不満を持っているわけでもないが、こうして自分より若い人達が活躍しているのを目の当たりにすると、どうしても焦る気持ちが出てしまう。
「ほんとに……お前達はみんなすごいよ。俺は毎日毎日、ただ流されて生きてるだけだ」
酒が入っていたのもあって、少々ネガティブな気持ちになっていた俺は、言わなくていいような事を言ってしまった気がする。けれどそんな俺にも陽太は嫌な顔ひとつ見せず、少し微笑んでこう返した。
「和威さんだって、おれからすれば十分すごい人なんだよ?毎日ちゃんとスーツ着て会社に行ってて。おれには、そういうのきっと難しいから」
結露したジョッキの縁を、陽太の白い指がそっとなぞる。
「あと、和威さん女の人にモテるでしょ。いつ見ても、綺麗なお姉さんと一緒にいる」
「んなことねぇよ。付き合っても全然長続きしないし、三十過ぎてからは完全に独りもんだしな」
手元のジョッキをぐいっと呷って答えた俺の言葉に、陽太の顔色がほんの少し変わった気がした。
「……じゃあ、今は付き合ってる人いないの?」
「おう。全然出会いがなくてな」
「そう……そっか」
そう呟いたきり、半分くらいに減ったジョッキを見つめながら、陽太はずいぶん何かを考え込んでいるようだった。
「あのさ、和威さん」
「ん?」
「その、付き合う相手ってさ……おれじゃだめ、かな」
「…………ん?」
良い感じに回っていた酔いが、一瞬で吹き飛んだ。
「えー……あー……付き合うってのは、あれか?恋人になるってことか?俺とお前が?」
「そうだよ」
「まじか」
完全に思考停止してしまい、それきり何も言えなくなった俺を見て、陽太が悲しげに目を伏せる。
「……ごめん、変なこと言って。冗談だから」
「いや……いやいやいや、お前そういう冗談言うタイプじゃないだろ」
「酔ってただけ。もう忘れて」
「忘れられるわけないだろ、そんな……」
続く言葉は、声にならなかった。
陽太が、泣いていたから。
「ごめ……っほんとに、ごめん、なさい……こんなつもりじゃ、なくて」
いつもより赤い頬っぺたを伝って流れた涙が、パタパタとテーブルの上に落ちては、木目の間に溶けて消えていく。
さっきのが冗談や酒の勢いでないことは、もう十分、痛いくらいに伝わっていた。
男同士でとか、年の差がとか、そもそも俺達は友達だろとか。それまで俺の中をぐるぐると回っていた思考は、その時にはもう、たったひとつの思いに全て押し流されていた。
こいつが泣いているところを、これ以上見ていたくない。
「あのな、陽太。俺も今は冗談言う気分じゃないから、真面目に聞いてくれ」
そうして、続く俺の言葉を聞いた陽太は、こぼれ落ちそうなくらいにその目を見開いた。濡れた瞳に店内の照明が反射して、宝石のようにきらきらと輝いて見えて、そして俺は……
ぼんやりと意識が覚醒する。どうやら懐かしい夢を見ていたようだ。
今から半年ほど前、俺達の関係が、友達から少し変わった日の夢。
まだ薄暗い部屋の中、俺の隣では陽太が猫のように体を丸めて、気持ち良さそうに寝息をたてている。俺は頬にかかる髪をそっと退かせてやりながら、陽太の頬に軽く触れた。
関係が変わったといっても、結局それは呼び名ばかりで、実際のところは大して変わっちゃいない。
あれから半年間、陽太とはこうして何度も同じ夜を過ごした。けれど俺達は、まだ一度も体を重ねたことがないのだから。
もちろん大切にしてやりたいという気持ちもある。だがそれ以上に、俺が日和っているのが原因だ。
俺には男と付き合った経験がない。必然的に、男の体をそういう目で見たこともないわけで。
そういう雰囲気になったとして、もしも……もしも、俺がその気になれなかったら?
きっと、陽太を酷く傷つける。
そんな思いから、俺はなかなか次の段階へと踏み切れないでいるのだった。
「ん……」
俺がしばらく見つめていると、少し身動ぎをして、陽太が目を覚ました。
「悪い、起こしたか?」
「んん、だいじょぶ……」
呂律の回っていない舌でそう言うと、頬に添えたままの俺の手に触れて、陽太がふわっと笑う。
「おはよ、かずいさん」
「……おはよう」
一瞬、さっきまで考えていたことも忘れて押し倒してしまいたくなったが、勢いだけでどうにかしていい問題ではない。俺はわざとぶっきらぼうに返して、陽太の頬からそっと手を離した。
そうして体を起こして伸びをすると、陽太も起き上がって体を寄せてくる。
「和威さん、あったかい……」
「こら、人の体で暖を取るな」
今さっきの俺が、どういう気持ちで我慢したと思ってるんだ。
抱きついてくる陽太の体を押し返そうとしたが、手に伝わってくるのは壁のような硬い感触ばかりで、軽く押した程度ではびくともしない。
「……お前、また体締まってきたか?」
「んん?そうかなあ……発声安定させたくて、筋トレしすぎたかも」
陽太が首を傾げながら、自分の胸をぺたぺたと触る。
一見細身に見えるが、どうやら陽太は相当に鍛えているらしかった。知り合った頃はひょろひょろして背も低くて、女の子と見間違えるくらいだったのに、いつの間にこんなに立派に育ってしまったのか。
「俺もジムとか通おうかな……」
「和威さんは、そのままでも十分かっこいいよ」
「お前はそうやって俺を甘やかすのをやめろ」
陽太の額を軽く小突いて、俺はベットから降りた。そして顔だけを陽太の方に向ける。
「とりあえず、せっかく休みなんだから今日はゆっくりしようぜ。お前なにしたい?」
「うーん……この前和威さんが面白そうって言ってたドラマが観たい」
「あれ長いぞ。シーズンファイブまである」
「じゃあ観終わるまでずっと一緒にいられるね」
にこにこと笑いながら陽太が言う。こいつ、どこまで分かって言ってるんだ。
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