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チャプター3 虹橋萌火
5項 萌火、ぶっちゃける 〜Hなし
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結局、立ち話ではなんなので事務所で話そうと、インターホンから会話を盗み聞きしていた社長からの提案があり、俺は彼女を中へと案内した。
「虹橋萌火くん、か。アタシはこの『SGIプロダクション』の社長をしている中原セイラだ」
「よろしくお願いします、中原社長!」
「俺はここでプロデューサーをやっております、佐渡原雅臣です。改めてよろしくお願いします」
「よろしくお願いします、佐渡原プロデューサー!」
中央テーブルで向かい合い、俺たちはあいさつを交わす。
「さて、キミはウチに入りたいそうだが、セックスアイドルを始めたい理由を聞かせてもらえないだろうか?」
「は、はい。わたし、さっきも言ったとおり変態なんです」
「自らを変態と自称する者は他にもいるだろうが、こうして面と向かって堂々と主張されるとなんだか聞いてるこっちの方が恥ずかしくなってくるな……」
社長はそう言って目の前に置かれたコーヒーの入ったカップを手に取り、それをひと口含む。
虹橋と名乗った女性も、同じようにコーヒーを飲む。
俺はまだ頭痛が治らず、コップに注いだ水を目の前に置いている。
「で、その変態がどうしたって?」
「あ、はい。わたし、学生時代はずっとハイジャンプやってて、全国大会にも出場したことがあったんです」
「ほう、それはスゴい」
社長は思わず感嘆をもらす。
「試合会場にはたくさんの観客もいて、わたしはその視線を一身に浴びていました」
「緊張とかしなかったんですか?」
俺の質問に、彼女はかぶりを振った。
「わたしが感じていたのは緊張じゃなくて、快感……エクスタシーでした。見られれば見られるほどアドレナリンが分泌されて、異様に興奮するんです」
「視線を恐れるどころか快楽に変えてしまうとは、これはなかなか興味深いな」
社長はそう言って脚を組み替え、大きく身を乗り出して話を聞き入る。
「それははじめの内は、ハイジャンプをしている時だけに訪れるものでした。だけど、だんだんとそれが日常生活の中にも影響し始めたんです」
「日常生活にも?」
「はい。自主トレで外をランニングする時には必ず本番の時と同じユニフォームを着たり、家の中で父親がいる前でも一糸まとわぬ姿のままでいたり……」
「おお、アタシも家の中ではいつも全裸だぞ! あれは実に気持ちのイイものだ!」
変なところで社長がシンパシーを感じ、喜んでいるようだった。
「部活を辞めてから、わたしはエクスタシーを得られる最高の舞台を喪失してしまい、あの感覚を取り戻したくて野外でオナニーをするようになりました。もちろん、人に見られないように隠れてですけど、別に見られてもイイ、むしろ見て欲しいと思うようになりました。でも結局満足できなくて。わたしの歪んだ欲求はどんどん肥大化していって……」
彼女はここでいったん深呼吸を入れてから、
「衆人環視の中でレイプされたい、って願望を抱くようになってしまったんです!」
そう言い放つのだった。
ブフーーーーーーーーーーーッッッ!!!!
俺は思わず、口に含んだ水を噴き出してしまった。
「うわっ、汚いなマサオミッ!!」
隣に座る社長が思わず身をよじる。
幸い、社長の正面に虹橋さんが座っていたので、彼女に粗相をすることだけは免れた。
「すみません、失礼致しました!」
俺はウェットティッシュとタオルでその場を拭き取る。
コーヒーでなく水で良かったとつくづく思った。
「やっぱりドン引きしますよね? 昨日実際に人前でレイプされたけど、あの時わたしは本気で感じてしまったんです。まあ、膣内射精だけはイヤだったんですけど……。でも低用量ピルを毎日飲んでるんで妊娠することは無いと思います」
俺は言葉を失っていた。
普通レイプされれば心に深い傷を負い、それが心的障害としてずっと残ってしまうことさえある。
傷つかないレイプ被害者など存在しない──
しかし、彼女の言動はそんな概念を粉々に打ち砕く奇特なものだった。
俺には到底理解できない。しかし、だからといって彼女を卑下したり偏見の目で見ることもまたできないし、してはならない。
人と違うからといって──異質だからといってそれを批難・排除するのではなく、それもひとつの個性と受け入れる寛容さこそが真の多様性であり、今の時代に1番求められる人の優しさなのではないか、と俺は思うのだった。
「高校卒業してから仕事を探してたんですけど、どうしてもわたしの欲求を満たしてくれそうなものは見つからなかった。バニーガール、レースクイーン、肌の露出が多いコスプレまで、衆目を集められそうなものはことごとく法律で規制されてしまったから……。でも、たったひとつだけ残ってたんです!」
「それがセックスアイドルだ、と?」
社長の言葉に彼女はコクリとうなずいた。
「コワイんです、わたし! このままだとわたし、どうにかなってしまいそうで……。歪んだ欲求が抑えきれずに暴発して……」
虹橋さんはそう言って頭を抱えてしまう。
「……なるほどな。たしかにセックスアイドルであればキミの欲求を満たすことは可能だろうな」
社長は腕組みをしながらしきりにうなずく。
「それともうひとつ……」
虹橋さんはゆっくりと頭を上げ、
「わたし、有名になりたいんです。セックスアイドルって普通のアイドルみたいに一般のテレビ番組に出演とか出来るんですか?」
そう訊ねる。
「この業界はまだ生まれて間もない上に、世間一般では我々に対する差別や偏見が根強いから難しいだろうな。しかし、いつの日かそんな壁を打ち壊してくれる者が現れてくれると、アタシは思っている」
真剣な眼差しで語る社長。彼女は普段はおちゃらけていて不真面目そうに見えるが、ことセックスアイドルやこの業界のことに関しては誰よりも真面目に、真摯に考えているのだ。
「わたし、がんばります! ばんばんHして名を上げて、いつかわたしの存在をたくさんの人に知らしめたいです!」
彼女はその壮大な野望を声高に叫んだ。
「マサオミ、彼女は逸材だ。それも、10年に1度現れるかどうかのレベルだ。そうは思わないか?」
「たしかに。この職業をやるにあたって1番のハードルとなる『アブノーマルなセックスに対する不安や恐怖』が無いというのは強みだと思います」
俺は社長に同意する。
「それじゃあ!」
「ああ、採用だよ、萌火くん」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」
彼女は飛び上がって喜びを全身で表現すると、俺と社長の間に飛び込んで抱きついてきた。
「だが萌火くん。キミがこれまで語ったことがホントか、キミの覚悟が本物かこれから試させてもらいたい」
社長のその言葉に、俺はとてつなくイヤな予感を感じてしまう。
「何ですか? わたし、何でもやります!」
「よし。では、今ここでアタシが見ている前でマサオミとセックスをしてくれたまえ」
やはりそうきたか、と俺は思わず天を仰いだ。
「佐渡原プロデューサーには助けていただいた恩がありますし、喜んでやらせていただきます!!」
彼女はイヤがるどころか俺に満面の笑みを浮かべて了承の意を示し、
「ただ、室内じゃちょっともの足りないですね。野外で青姦とかダメですか?」
さらにはそんな無茶苦茶な提案をしてくるのだった。
「ダメに決まってますよ! 誰かにバレて通報されたら俺は確実に捕まって人生終了ですよッ!!」
俺は精一杯拒否するが、
「ならばこのビルの屋上はどうだ? それなりの開放感はあるし、何より『もしかしたら他のビルから見られているかも知れない』というスリルを味わうこともできるぞ?」
社長は完全に悪ノリし、
「屋上サイコーじゃないですか~ッ! ね、プロデューサー、わたしとセックスしよ?」
彼女も完全に乗り気になってしまうのだった。
退路を完全に断たれた俺はもう1度天を仰ぎ、憂鬱のため息を吐き出すのだった。
♢
こうして正式に「SGIプロダクション」に所属することになった萌火さんは、初仕事の公開オナニーも、その後の本番行為も難なくクリアしていった。
中性的で端正な顔立ちと鍛え上げられた肉体美は多くの人を魅了し、このままいけば彼女が宣言したとおりにその野望が達成される日は近いのでは、と期待を抱かせる活躍振りだった。
しかし、運命はあまりにも残酷だった──
同時期にデビューしたひとりの女性──『ガールズフロンティアプロダクション』所属で同い年の姫神アンジェが瞬く間に世間の評判を一身に集め、わずか2年後の今ではスターダムの座に昇り詰め、まさに萌火さんが目指した場所に君臨してしまったのだ。
萌火さんは才能に富んだ一流のセックスアイドルだ。しかし、姫神アンジェは100年に1度の超天才だったのだ。
結果、萌火さんが築き上げたキャリアは、たったひとりの絶対的存在によって霞んでしまったのだった。
「虹橋萌火くん、か。アタシはこの『SGIプロダクション』の社長をしている中原セイラだ」
「よろしくお願いします、中原社長!」
「俺はここでプロデューサーをやっております、佐渡原雅臣です。改めてよろしくお願いします」
「よろしくお願いします、佐渡原プロデューサー!」
中央テーブルで向かい合い、俺たちはあいさつを交わす。
「さて、キミはウチに入りたいそうだが、セックスアイドルを始めたい理由を聞かせてもらえないだろうか?」
「は、はい。わたし、さっきも言ったとおり変態なんです」
「自らを変態と自称する者は他にもいるだろうが、こうして面と向かって堂々と主張されるとなんだか聞いてるこっちの方が恥ずかしくなってくるな……」
社長はそう言って目の前に置かれたコーヒーの入ったカップを手に取り、それをひと口含む。
虹橋と名乗った女性も、同じようにコーヒーを飲む。
俺はまだ頭痛が治らず、コップに注いだ水を目の前に置いている。
「で、その変態がどうしたって?」
「あ、はい。わたし、学生時代はずっとハイジャンプやってて、全国大会にも出場したことがあったんです」
「ほう、それはスゴい」
社長は思わず感嘆をもらす。
「試合会場にはたくさんの観客もいて、わたしはその視線を一身に浴びていました」
「緊張とかしなかったんですか?」
俺の質問に、彼女はかぶりを振った。
「わたしが感じていたのは緊張じゃなくて、快感……エクスタシーでした。見られれば見られるほどアドレナリンが分泌されて、異様に興奮するんです」
「視線を恐れるどころか快楽に変えてしまうとは、これはなかなか興味深いな」
社長はそう言って脚を組み替え、大きく身を乗り出して話を聞き入る。
「それははじめの内は、ハイジャンプをしている時だけに訪れるものでした。だけど、だんだんとそれが日常生活の中にも影響し始めたんです」
「日常生活にも?」
「はい。自主トレで外をランニングする時には必ず本番の時と同じユニフォームを着たり、家の中で父親がいる前でも一糸まとわぬ姿のままでいたり……」
「おお、アタシも家の中ではいつも全裸だぞ! あれは実に気持ちのイイものだ!」
変なところで社長がシンパシーを感じ、喜んでいるようだった。
「部活を辞めてから、わたしはエクスタシーを得られる最高の舞台を喪失してしまい、あの感覚を取り戻したくて野外でオナニーをするようになりました。もちろん、人に見られないように隠れてですけど、別に見られてもイイ、むしろ見て欲しいと思うようになりました。でも結局満足できなくて。わたしの歪んだ欲求はどんどん肥大化していって……」
彼女はここでいったん深呼吸を入れてから、
「衆人環視の中でレイプされたい、って願望を抱くようになってしまったんです!」
そう言い放つのだった。
ブフーーーーーーーーーーーッッッ!!!!
俺は思わず、口に含んだ水を噴き出してしまった。
「うわっ、汚いなマサオミッ!!」
隣に座る社長が思わず身をよじる。
幸い、社長の正面に虹橋さんが座っていたので、彼女に粗相をすることだけは免れた。
「すみません、失礼致しました!」
俺はウェットティッシュとタオルでその場を拭き取る。
コーヒーでなく水で良かったとつくづく思った。
「やっぱりドン引きしますよね? 昨日実際に人前でレイプされたけど、あの時わたしは本気で感じてしまったんです。まあ、膣内射精だけはイヤだったんですけど……。でも低用量ピルを毎日飲んでるんで妊娠することは無いと思います」
俺は言葉を失っていた。
普通レイプされれば心に深い傷を負い、それが心的障害としてずっと残ってしまうことさえある。
傷つかないレイプ被害者など存在しない──
しかし、彼女の言動はそんな概念を粉々に打ち砕く奇特なものだった。
俺には到底理解できない。しかし、だからといって彼女を卑下したり偏見の目で見ることもまたできないし、してはならない。
人と違うからといって──異質だからといってそれを批難・排除するのではなく、それもひとつの個性と受け入れる寛容さこそが真の多様性であり、今の時代に1番求められる人の優しさなのではないか、と俺は思うのだった。
「高校卒業してから仕事を探してたんですけど、どうしてもわたしの欲求を満たしてくれそうなものは見つからなかった。バニーガール、レースクイーン、肌の露出が多いコスプレまで、衆目を集められそうなものはことごとく法律で規制されてしまったから……。でも、たったひとつだけ残ってたんです!」
「それがセックスアイドルだ、と?」
社長の言葉に彼女はコクリとうなずいた。
「コワイんです、わたし! このままだとわたし、どうにかなってしまいそうで……。歪んだ欲求が抑えきれずに暴発して……」
虹橋さんはそう言って頭を抱えてしまう。
「……なるほどな。たしかにセックスアイドルであればキミの欲求を満たすことは可能だろうな」
社長は腕組みをしながらしきりにうなずく。
「それともうひとつ……」
虹橋さんはゆっくりと頭を上げ、
「わたし、有名になりたいんです。セックスアイドルって普通のアイドルみたいに一般のテレビ番組に出演とか出来るんですか?」
そう訊ねる。
「この業界はまだ生まれて間もない上に、世間一般では我々に対する差別や偏見が根強いから難しいだろうな。しかし、いつの日かそんな壁を打ち壊してくれる者が現れてくれると、アタシは思っている」
真剣な眼差しで語る社長。彼女は普段はおちゃらけていて不真面目そうに見えるが、ことセックスアイドルやこの業界のことに関しては誰よりも真面目に、真摯に考えているのだ。
「わたし、がんばります! ばんばんHして名を上げて、いつかわたしの存在をたくさんの人に知らしめたいです!」
彼女はその壮大な野望を声高に叫んだ。
「マサオミ、彼女は逸材だ。それも、10年に1度現れるかどうかのレベルだ。そうは思わないか?」
「たしかに。この職業をやるにあたって1番のハードルとなる『アブノーマルなセックスに対する不安や恐怖』が無いというのは強みだと思います」
俺は社長に同意する。
「それじゃあ!」
「ああ、採用だよ、萌火くん」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」
彼女は飛び上がって喜びを全身で表現すると、俺と社長の間に飛び込んで抱きついてきた。
「だが萌火くん。キミがこれまで語ったことがホントか、キミの覚悟が本物かこれから試させてもらいたい」
社長のその言葉に、俺はとてつなくイヤな予感を感じてしまう。
「何ですか? わたし、何でもやります!」
「よし。では、今ここでアタシが見ている前でマサオミとセックスをしてくれたまえ」
やはりそうきたか、と俺は思わず天を仰いだ。
「佐渡原プロデューサーには助けていただいた恩がありますし、喜んでやらせていただきます!!」
彼女はイヤがるどころか俺に満面の笑みを浮かべて了承の意を示し、
「ただ、室内じゃちょっともの足りないですね。野外で青姦とかダメですか?」
さらにはそんな無茶苦茶な提案をしてくるのだった。
「ダメに決まってますよ! 誰かにバレて通報されたら俺は確実に捕まって人生終了ですよッ!!」
俺は精一杯拒否するが、
「ならばこのビルの屋上はどうだ? それなりの開放感はあるし、何より『もしかしたら他のビルから見られているかも知れない』というスリルを味わうこともできるぞ?」
社長は完全に悪ノリし、
「屋上サイコーじゃないですか~ッ! ね、プロデューサー、わたしとセックスしよ?」
彼女も完全に乗り気になってしまうのだった。
退路を完全に断たれた俺はもう1度天を仰ぎ、憂鬱のため息を吐き出すのだった。
♢
こうして正式に「SGIプロダクション」に所属することになった萌火さんは、初仕事の公開オナニーも、その後の本番行為も難なくクリアしていった。
中性的で端正な顔立ちと鍛え上げられた肉体美は多くの人を魅了し、このままいけば彼女が宣言したとおりにその野望が達成される日は近いのでは、と期待を抱かせる活躍振りだった。
しかし、運命はあまりにも残酷だった──
同時期にデビューしたひとりの女性──『ガールズフロンティアプロダクション』所属で同い年の姫神アンジェが瞬く間に世間の評判を一身に集め、わずか2年後の今ではスターダムの座に昇り詰め、まさに萌火さんが目指した場所に君臨してしまったのだ。
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