SEXアイドル&DEATHプロデューサー

中原星道

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チャプター4 彩金キアラ

4項 さくら、没頭 ~乱交セックスパーティー

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『は~い、みんな~~ッ!! 今夜は気分アゲアゲで盛り上がってこ~~ッ♪』

 マイクを片手にキアラセンパイが呼びかけると、会場に集った80人の観客たちが歓声で応える。

『今日はスペシャルゲストにウチのカワイイ後輩ちゃんのさくらちんが来てくれてま~す。はいみんな、拍手拍手!』
『み、みなさんこんばんは、水池みずちさくらです。今日はよろしくお願いします!』

 センパイの紹介を受け、ワタシは会場に向けて頭を下げる。

 会場からは口笛や歓声、「カワイイよ」というかけ声が返ってくる。

 とりあえず受け入れられたみたいなのでひと安心だ。

「それじゃ最後まで全力で突っ走るから、みんなもちゃんとついて来いよ~~ッ!!」

 オオーッ、という歓声と共にDJがディスクを再生し、曲が会場に響き渡る。

 最初は誰もが知ってるヒット曲のリミックス。

 無数のスポットライトから放たれた光線が、会場中を色とりどりに染め上げてゆく。

 よく見ると女性客も結構多くて、キアラセンパイ同様派手なメイクを決めた彼女たちも例外なく一緒に盛り上がっていた。

 そういえばプロデューサーさんが昨年の同じイベントに関して「お客様同志でセックスをする」って言っていたけど、それはやっぱり女性客がいてこそできることなんだ、と今さらながら気づいたのだった。

 センパイが歌い出すと、観客たちは大きく身を乗り出して手を突き出したり、躍動したりとアクティブに動き出す。

 音が途切れることなく違う曲へと繋がり続けるけど、彼女はさまざまなタイプの曲をきちんと歌い分け、観客を飽きさせない見事なパフォーマンスを披露していた。

 ワタシもコーラスとしてサポートしつつ、何曲かメインで歌わせてもらった。

 こんなにお客さんを間近にして歌ったのは初めてだったけど、その分相手の熱量がダイレクトに伝わってきてそれがワタシの力となって背中を後押ししてくれていた。

 そしておよそ1時間ほどのDJライブが終了すると、会場は暗転する。

 そして先ほどまでの派手な光彩とは違う、薄暗いムーディーな照明が点灯すると、

『さあ、これからはお待ちかねのセックスタイムだよ! 思う存分楽しんじゃってよぉッ!!』

 キアラセンパイが高らかに宣言する。

 獣の咆哮のような歓声が上がり、観客は一斉にうごめき出すと、その大半がキアラセンパイの元へと集い、彼女を取り囲む。

 そして彼らは自らのペニスを露出させる。

「わぁ⭐︎ チ○ポがいっぱいだぁ♪」

 センパイは肉食獣のように舌を舐めずると、目の前に差し出された複数のペニスを順番にしゃぶったり手でしごき始める。

「じゅぽじゅぽ……れろれろ……んじゅるッ!」

 淫靡な音が会場に響き出す。

 そして他を見回せば、お客さん同士でもそこかしこで行為を始め、会場はまさに享楽と退廃の艶舞の様相を呈していた。

 プロデューサーさんは舞台袖の方からワタシの方を見守ってくれているけど、どうやらスタッフのヒトたちに参加を促されているようで、彼はどうやらそれを必死で断っているみたいだった。

「さくらちゃん。オレたちもしようぜ」

 とその時、ワタシの元に先ほどまで見事なパフォーマンスを披露していたDJのヒトがやって来ると、そう言ってワタシの肩に手を回す。

「はい。よろしくお願いします」

 ワタシはそう言って頭を下げると、クスッと笑い、

「Hする時にそんな丁寧な言葉をかけられたのは初めてだ」

 彼はそう言ってクスッと笑った。

「おかしいでしょうか?」
「いいや、とても新鮮だった」

 彼はそう言ってワタシの頬に手を添え、そっと唇を重ね合わせた。

「ん……じゅむ……」

 互いの熱量が口の中で舌と共に交じり合う。

 だんだんと心地良い微睡まどろみに包み込まれるように、ワタシの頭の中はとろんと真っ白に染まってゆく。
 キスだけでここまで気持ちよくなるのは初めてのことだ。

 彼はワタシの口を激しく吸い上げると共に片手でワタシの胸を水着越しに揉みしだき、そして水着のブラをたくし上げると乳首を指でこね回す。

「んッ! んんッッ!!」

 体に電流が走ったようにピクリと体が震える。

 ──ヤダ、気持ち良すぎるよぉ……。

 彼は舌づかいも指づかいもとても器用で、ワタシは全身を駆け巡る快楽にうっとりと酔い痴れていた。

「ちゅぱッ!」

 彼はようやく唇を解放すると、今度はワタシの胸に舌を這わせると同時に、もう片方の手を股間へと伸ばす。

 ホットパンツとその下のビキニパンツはあっと言う間にずり下ろされ、彼の指は容赦なくワタシの恥部をまさぐる。

「ひゃうんッ! ソコはダメぇッ! スゴく感じちゃうッッ!!」

 ワタシはガマンできずに喘ぎをもらす。

「本当だ。さくらちゃんのココ、もう濡れてきてるよ? 見かけによらずスゴくHなんだな」

 ワタシの乳首を吸い上げながら、彼は上目遣いを送りながら挑発するようにそう言った。

「そうなのぉ。ワタシ……ああンッ! 気持ちイイこと大好きなのぉぉッッ!!」

 ワタシは恥じらいを捨てて自らの欲求をさらけ出すと、彼の背中を包むように両手を回した。

「お願い……チ○ポ挿入いれてください! ワタシもう……欲しくてたまらないのぉぉッ!!」

 ワタシの懇願に応えて、彼は自らのペニスを引き出す。

 雄々しくそそり立つそれを、ワタシはたまらなく愛おしくさえ感じていた。

 そして彼はワタシの右脚を抱え上げ、向かい合って立った状態のままペニスをワタシの膣口へとあてがい、押し上げる。

 ズブブブブッッ!!

「あああッ! 熱くて大きいチ○ポがワタシの膣内なかに入ってくるうぅぅぅッッ!!!」

 全身を駆け抜ける快感に、ワタシは嬌声を禁じ得なかった。

「さくらちゃんのおマ○コ、ぎゅうぎゅう締めつけてきてサイコーに気持ちイイぜッ!!」

 彼はそう言って腰を激しく打ちつける。

 パンッ! パンッ! パンッッ!!

 接合部で男の腰とワタシの肉壁が激しい律動を刻み、淫靡な旋律を奏でる。

「ああン! イイッ! 大っきいチ○ポがワタシの膣内なかでスゴく暴れてるよぉぉッッ!!!」
「へへっ、イイだろ? オレのチ○ポ。サイコーだろ?」
「うん、サイコー! サイコーに気持ちイイのぉぉッッ!!」

 ワタシは彼の厚い胸板に顔を埋め、その背中を強く抱きしめた。

「オレのチ○ポの味が忘れられなくなるくらい、さくらちゃんを犯してやるぜ!!」

 スパンッ! スパンッ スパンッッ!!

 彼のペニスがワタシの膣内のさらに奥深くまでノックしてくる。

「イイよぉ、犯してぇッ! ワタシをめちゃくちゃに犯してぇぇぇッッ!!」

 もうワタシは何も考えられなくなり、ただひたすらにこの享楽に身を委ねていた。

「さくらちゃん、オレはそろそろイキそうだ。さくらちゃんはどこに射精だして欲しい?」
膣内なかに……ワタシの膣内なかにアナタの濃厚ザーメンを射精だしてくださいぃッッ!!」

 ワタシは成す術もなくそう懇願する。

「よぉし、わかったぁ! イクぜぇ、うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!」

 彼は猛然と腰を振り上げ、ラストスパートの律動を刻む。

 そして──

 ズピュピュピュピュピュッッッ!!!!

 その望みどおり、ワタシの膣内に大量の熱い液体が放出される。

「あああッ! 出てるぅ……。ワタシの膣内なか、いっぱい精液があふれてるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!」

 プシャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!

 同時にワタシも絶頂に達し、尿道からは大量の潮が噴出されていた。

 彼がゆっくりとペニスを引き抜くと、それに伴い膣口から白濁の液体がこぼれ落ちてゆく。

「はぁはぁはぁ……」

 全力で体と性をぶつけ合ったワタシたちはその場に座り込み、余韻に浸る。

「さくらちゃん、スゴく気持ち良かったよ」
「こちらこそ、ありがとうございました!」

 ワタシがペコリと頭を下げると、

「ありがとう、か。聞き慣れた言葉のはずなのに何でこんなに新鮮なんだろうな……」

 彼は笑ってそう言うのだった。

「あの、お名前を聞かせてくださいませんか?」
「オレはぜんぜん宇竜うりゅうだ」
ぜんさん。あの、最後にもう1度キスしてくれませんか?」

 ワタシがそう言うと彼は小さくうなずき、望みどおりキスをしてくれた。

「じゃあな、さくらちゃん。今夜のことは忘れないよ」

 彼はそう言って立ち上がると、舞台袖の方へと引き上げ、消えて行った。

 ワタシは不思議な気持ちに包まれていた。
 セックスアイドルの仕事をしてから、ワタシは男のヒトと2人きりでセックスをしたことが無かった。

 ひとりの男性と長く向き合い、ひとりの男性と行為をするのがこんなに気持ち良かったなんて初めて知った。

「ああン! イイッッ!! たくさんのおチ○ポに犯されて気持ちイイッッッン⭐︎」

 ステージ上では相変わらずキアラセンパイは複数の男性を相手に乱れ狂い、客席やバーラウンジでの観客同士の乱交も最高潮に達していた。

 ──これがワルプルギスの夜……。

 正直最初はその言葉の意味がわからなかったけど、きっとこのような淫靡で退廃的な集会のことなんだと今では理解できた。

「ねぇ、さくらちゃん。オレたちともセックスしない?」

 その時、他の女性との行為を終えた別の男性が数人やって来ると、彼らはワタシの体を求める。

「ええ、イイですよ」

 ワタシは立ち上がり、

「よろしくお願いします」

 そう告げてワルプルギスの夜へと溶けてゆくのだった。
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