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第一章 異世界召喚と旅立ち
018 セリアンスロープのラヴィ
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人目がない場所まで田仲君を担いで逃げきった俺は、とりあえずお互いのステータスと持ち物をチェックすることにした。
■シーナ=マコット 17歳 ♂
種族:ヒューム
職業1st:黒魔導士 100
2nd:白魔導士 75(100)
sjob:斥候スカウト 50(100)
お金:たくさん
持ち物:騎士見習い装備一式
レッドリザード装備一式
ポーション 12
マジックポーション 12
解毒薬 12
シミター+10 (片手剣)
クレイモア+10 (両手剣)
ドラゴンステーキ 12
ドラゴンシチュー 12
初心者7つ道具 (便利グッズ)
…etc
■ラヴィ 12歳 ♀
種族:セリアンスロープ
職業:灰魔導士 1
お金:50G(ゴールド)
持ち物:お弁当セット
水筒
なんと、ラヴィちゃんは12歳だったのか、もっとずっと小さいと思っていた……身長は130cmもなさそうだしな。
種族のセリアンスロープは獣人のことだ、ウサギでも猫でも犬でもまとめてセリアンスロープで表記される。
お金の50Gは伝統の王様からもらえる支度金だな、残念ながら銅の剣は付いてこなかったらしい。
俺の方の持ち物については、ポーション等、消費アイテムが12個なのは、ゲーム内では1ダース単位で管理していたからだ。
武器の+は強化具合で、最高が+10、初期装備なのにアホ程鍛えてある。
ドラゴンステーキとドラゴンシチューは食事によってステータスを上昇させるために持ってきたものだ。
奮発して最上級の食事アイテムを持ってきている。
食料系は持ってきておいて本当によかった……数日は飢えることはないだろう。
さて、とりあえずは、ポーション類の半分と初心者七つ道具を田仲君に渡しておこう。
そう思って鞄の中からアイテムを取り出していると、足元に魔法陣が現れて魔法が発動した。
焦って周りを見回してみると、田仲君が本を開いている。
どうやら、魔法の試し打ちをしていたようだ。
「ちょっと田仲君。びっくりするから、魔法使うなら言ってから使ってよ」
「あはは、すいません、ちょっとコレを触ってたら発動しちゃって」
そう言って本を指さす。
「これ、殆どタブレットですね。表示切替で液晶みたいなカラー表示もできるじゃないですか」
「ゲーム内だとネット検索するときはこいつでやってたから、タブレットっていう例えは合ってるかもね。俺の冒険の書は雰囲気重視で羊皮紙にインクの表記。結構かっこいいでしょ」
俺は自分の冒険の書のページをパラパラとめくって見せる。
見た目はただの皮の表紙の本なのだが、タッチすると文字や絵が変化する不思議な本だ。
「僕のは絵本みたいな可愛い系ですよ~」と言いながら田仲君は本をいじっている。
「接触(タッチ)ターゲット指定と音声認識をオンにして……"魔法詠唱:プロテクション"」
田仲君は自分にも魔法をかけている。
さっき俺に使ったのが冒険の書のネームリストからの魔法の発動で、今使ったのがタッチターゲット指定と音声のコマンドワードで発動させる魔法だろう、ちゃんと成功したようだ。
「じゃあ、このポーションとマジックポーションと解毒薬を6個ずつ、そっちの鞄に入れておいて」
「おぉ、ありがとうございます。これって飲んで使うんですか?」
アイテムを自分の鞄に詰めながら田仲君が質問をしてくる。
「アイテムの説明には、これを飲むとHPが100回復するって書いてあったけど、どこかでテストしといたほうがいいかも」
「そうですね~……っていうか、この魔法の鞄、中に入れたアイテムが小さくなるんですね。もしかして自分も入れるんじゃないですか?」
そう言って、鞄に頭を突っ込んでいる田仲君。
鞄から出ているウサ耳がピョコピョコしている。
すごいな……こんな謎の道具にノータイムで頭を突っ込むなんて、でも田仲君はまったく小さくならない。
「生き物は小さくならないよ、手が小さくなったらアイテムが取れないでしょ」
「そうですね、人間が中に入れられたら簡単に拉致できちゃいますからね~」
「ちょっ! 何それ、怖いよ!」
いやいや、安心ですね~と言いながら、田仲君は道具の整理を終える。
「さてと、そろそろ移動しましょうか? 結構目立っちゃったみたいですし」
「手帳と鞄が、城から一直線に光って飛んできたわけだから、脱出した俺たちの仕業だと思われるかもしれないしね……とりあえず別の街に移動したいけど、どうしようか?」
「定番だと乗合馬車に乗るとか、商人の護衛の仕事を請け負っての移動とかですかね~」
乗合馬車に乗ろうにも、今の俺たちはこの国のお金を持っていない。
ソード&ウィザードリィのお金はあるが、ゲーム内だと硬貨等はかさばるという理由で電子マネーならぬ魔法マネーという感じのフシギパワーで管理される魔法のお金が、冒険の書を通じて使用されていた。
だからゲーム内の金貨の換金という手は使えないのだ。
手持ちの武器防具を売り払うというのも、今の手持ちは限界まで強化されているものしかないので、こちらの世界の基準がわからないと怖くて他人に売ったりは出来ない。
どこかのギルドに所属して、商人の護衛等の仕事を請け負うというのは、今にも指名手配されそうなこの王都で何かの記録を残すことになるので得策ではないだろう。
それに、どこの馬の骨ともわからない17の若造とウサ耳の幼女に仕事を斡旋する人なんて、こちらとしても信用ならない。
う~ん…手詰まりだな。
二人そろって、あーでもないこーでもないと考えていると、こちらに向かって数人の人影が近寄ってくる。
チンピラA「こんな暗がりで何やってんだぁお前ら」
あ、ヤバイかも
チンピラB「あのガキ、獣人じゃねぇか! しかもかなりの上物だぜ」
「ひいぃ~~!」
チンピラ3人組が現れた! 田仲は驚きすくみあがっている。
しかし、こんな幼女を捕まえて上物っていうのはどうなんだ? ロリなのか?
チンピラC「おい、にいちゃん。 死にたくなかったら荷物全部とそのガキを置いていきな!」
人目を避けて路地裏にいたのが災いしてしまった。
まわりに助けてくれそうな人はいないな……オレがなんとかしなくては、田仲君のアレがチンピラに散らされてしまう!
■シーナ=マコット 17歳 ♂
種族:ヒューム
職業1st:黒魔導士 100
2nd:白魔導士 75(100)
sjob:斥候スカウト 50(100)
お金:たくさん
持ち物:騎士見習い装備一式
レッドリザード装備一式
ポーション 12
マジックポーション 12
解毒薬 12
シミター+10 (片手剣)
クレイモア+10 (両手剣)
ドラゴンステーキ 12
ドラゴンシチュー 12
初心者7つ道具 (便利グッズ)
…etc
■ラヴィ 12歳 ♀
種族:セリアンスロープ
職業:灰魔導士 1
お金:50G(ゴールド)
持ち物:お弁当セット
水筒
なんと、ラヴィちゃんは12歳だったのか、もっとずっと小さいと思っていた……身長は130cmもなさそうだしな。
種族のセリアンスロープは獣人のことだ、ウサギでも猫でも犬でもまとめてセリアンスロープで表記される。
お金の50Gは伝統の王様からもらえる支度金だな、残念ながら銅の剣は付いてこなかったらしい。
俺の方の持ち物については、ポーション等、消費アイテムが12個なのは、ゲーム内では1ダース単位で管理していたからだ。
武器の+は強化具合で、最高が+10、初期装備なのにアホ程鍛えてある。
ドラゴンステーキとドラゴンシチューは食事によってステータスを上昇させるために持ってきたものだ。
奮発して最上級の食事アイテムを持ってきている。
食料系は持ってきておいて本当によかった……数日は飢えることはないだろう。
さて、とりあえずは、ポーション類の半分と初心者七つ道具を田仲君に渡しておこう。
そう思って鞄の中からアイテムを取り出していると、足元に魔法陣が現れて魔法が発動した。
焦って周りを見回してみると、田仲君が本を開いている。
どうやら、魔法の試し打ちをしていたようだ。
「ちょっと田仲君。びっくりするから、魔法使うなら言ってから使ってよ」
「あはは、すいません、ちょっとコレを触ってたら発動しちゃって」
そう言って本を指さす。
「これ、殆どタブレットですね。表示切替で液晶みたいなカラー表示もできるじゃないですか」
「ゲーム内だとネット検索するときはこいつでやってたから、タブレットっていう例えは合ってるかもね。俺の冒険の書は雰囲気重視で羊皮紙にインクの表記。結構かっこいいでしょ」
俺は自分の冒険の書のページをパラパラとめくって見せる。
見た目はただの皮の表紙の本なのだが、タッチすると文字や絵が変化する不思議な本だ。
「僕のは絵本みたいな可愛い系ですよ~」と言いながら田仲君は本をいじっている。
「接触(タッチ)ターゲット指定と音声認識をオンにして……"魔法詠唱:プロテクション"」
田仲君は自分にも魔法をかけている。
さっき俺に使ったのが冒険の書のネームリストからの魔法の発動で、今使ったのがタッチターゲット指定と音声のコマンドワードで発動させる魔法だろう、ちゃんと成功したようだ。
「じゃあ、このポーションとマジックポーションと解毒薬を6個ずつ、そっちの鞄に入れておいて」
「おぉ、ありがとうございます。これって飲んで使うんですか?」
アイテムを自分の鞄に詰めながら田仲君が質問をしてくる。
「アイテムの説明には、これを飲むとHPが100回復するって書いてあったけど、どこかでテストしといたほうがいいかも」
「そうですね~……っていうか、この魔法の鞄、中に入れたアイテムが小さくなるんですね。もしかして自分も入れるんじゃないですか?」
そう言って、鞄に頭を突っ込んでいる田仲君。
鞄から出ているウサ耳がピョコピョコしている。
すごいな……こんな謎の道具にノータイムで頭を突っ込むなんて、でも田仲君はまったく小さくならない。
「生き物は小さくならないよ、手が小さくなったらアイテムが取れないでしょ」
「そうですね、人間が中に入れられたら簡単に拉致できちゃいますからね~」
「ちょっ! 何それ、怖いよ!」
いやいや、安心ですね~と言いながら、田仲君は道具の整理を終える。
「さてと、そろそろ移動しましょうか? 結構目立っちゃったみたいですし」
「手帳と鞄が、城から一直線に光って飛んできたわけだから、脱出した俺たちの仕業だと思われるかもしれないしね……とりあえず別の街に移動したいけど、どうしようか?」
「定番だと乗合馬車に乗るとか、商人の護衛の仕事を請け負っての移動とかですかね~」
乗合馬車に乗ろうにも、今の俺たちはこの国のお金を持っていない。
ソード&ウィザードリィのお金はあるが、ゲーム内だと硬貨等はかさばるという理由で電子マネーならぬ魔法マネーという感じのフシギパワーで管理される魔法のお金が、冒険の書を通じて使用されていた。
だからゲーム内の金貨の換金という手は使えないのだ。
手持ちの武器防具を売り払うというのも、今の手持ちは限界まで強化されているものしかないので、こちらの世界の基準がわからないと怖くて他人に売ったりは出来ない。
どこかのギルドに所属して、商人の護衛等の仕事を請け負うというのは、今にも指名手配されそうなこの王都で何かの記録を残すことになるので得策ではないだろう。
それに、どこの馬の骨ともわからない17の若造とウサ耳の幼女に仕事を斡旋する人なんて、こちらとしても信用ならない。
う~ん…手詰まりだな。
二人そろって、あーでもないこーでもないと考えていると、こちらに向かって数人の人影が近寄ってくる。
チンピラA「こんな暗がりで何やってんだぁお前ら」
あ、ヤバイかも
チンピラB「あのガキ、獣人じゃねぇか! しかもかなりの上物だぜ」
「ひいぃ~~!」
チンピラ3人組が現れた! 田仲は驚きすくみあがっている。
しかし、こんな幼女を捕まえて上物っていうのはどうなんだ? ロリなのか?
チンピラC「おい、にいちゃん。 死にたくなかったら荷物全部とそのガキを置いていきな!」
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