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第一章 異世界召喚と旅立ち
021 ウサギ獣人は人参の匂いがする?
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そのまま歩いていくと、塀の一部に物見やぐらが両脇に付いたような作りの門を見つけた。
少し離れた場所に広場があり、そこに馬車が数台止まっている。
駅のロータリーみたいだ。
その馬車の近くで点検をしている風のおじさんに声をかけてみると、顎をしゃくって、近くにある小屋に行けと言われた、愛想が悪いな。
「やっぱり日本みたいなサービスを期待してると面くらいますね」
全くの同意だ。
やはり、日本のサービスは中々に質の高いモノだとおもう。
そういうサービスに外国から来た人間の心はきっと癒されるのだろう。
こっちは海外旅行すら殆ど行ったことがないのだ、異世界人に囲まれてずっと心が休まらない俺に、もっと優しくしてほしい。
「おう、あんたらどこまで行くんだ?」
小屋の中から、いかにも骨太なおっさんが顔を出す。
この人が駅馬車の職員さんでいいのか?
「迷宮都市のロベリアに行きたいのですが、ここは駅馬車の乗り場で間違いないですか?」
「ああ、ロベリア行きはここから出てるぜ。大人ひとり銀貨三枚、子供はその半分だ」
言われたとおりの金額を払う。
57,600円から45,000円減って残りは12,600円相当。
旅行先での全財産だと考えると頭を抱えたくなるような金額だが、とりあえず王都から脱出しなければならないのだから、金策はあとで考えよう。
渡したお金と引き換えに、焼き印を押された木の板を渡される。
「これが駅馬車の客っていう証明になるんだ。なくすんじゃねぇぞ」
「どうも」
そう言ってその木の板を受け取る。
大きいのと小さいのがあるが、小さいのが子供用だろう。
小さいほうを田仲君に渡した。
「おいおい兄ちゃん、そっちの小さいのがあんたの大人用の切符だ。逆だよ逆、書いてあんだろ」
書いてあるのかよ! 木の板を見てみる。
おそらく文字であろうものが並んでいるのはわかるのだが、なんと書いてあるか全くわからない。
異世界にきたときから、言葉はなぜか問題なく通じていたのだが、残念ながら文字は全くわからないようだ。
どうせなら文字まで読めるようにしてくれたって良いだろうに、まったく異世界はサービスが悪い。
「そうなんですか、すいません。あはは」
そう愛想笑いして、木の札を田仲君と交換する。
「いいってことよ、みんながみんな文字を読めるわけじゃねぇからな。でも、あんたらが行こうとしてる迷宮都市は、何年か前から領主様が学校を始めたらしいからよ。そこでは大人でも子供でも、文字を教えてもらえるらしいぜ。興味があったら行ってみな」
なるほど、それは丁度いいかもしれない。
長期滞在しそうなら学校に行って文字を習ってみるのもいいな。
「そうですね、行ける暇が作れそうなら、考えてみます。」
「おう、がんばんな! 次の出発の馬車が迷宮都市行きだ。出発の鐘の音が聞こえる範囲にいれば大丈夫だから、妹さんを連れて出店でもひやかしてな」
そう言ってから、手を振って話を切り上げた。
言葉遣いは荒いが、とてもいい人たちなのかもしれない、いろいろと聞けて助かったな。
そんなことを思いながら田仲君の方を振り向くと、彼は馬車につながれている馬の前にいた。
オホー! とか言いながら馬に抱きついている。
日本の市街地で生活していると、あまり近くで馬を見ることはないのだから気持ちはわかる。
俺も触らせて貰おうかな。
そう思いながら近づいていくと、田仲君がバクリと馬に噛みつかれた。
おぉ? あれは大丈夫なのか?
馬は田仲君を咥えたままブンブンと左右に頭を振っている。
それに合わせて田仲君も左右に振られる。
「や、やめ…この! 放せウマやろう!」
周りのおっさん達は大爆笑だ。止めてあげて!
俺は急いで近づいて馬から田仲君を引き離す。
慌てていたせいで引き離した拍子に田仲君が被っていたフードが脱げてウサ耳が外に露出してしまう。
「おぉ……獣人か」
なんだかさっきまでの明るい空気が陰ってしまった。
獣人はやはりこの辺りでは好かれていないのだろうか?
なんとなくモヤモヤするな。
そう思っていると、さっき顎で受け付けの小屋を教えてくれたオジサンがタオルを持って近づいてくる。
「おい、あっちに井戸があるからそこで頭を洗ってこい。クセェまま馬車に乗るんじゃねぇぞ」
そう言ってタオルを渡してきた。
なんと、あのおじさんはツンデレだったようだ。
このタイミングで優しくしてくるとは!
「ラヴィちゃん、あっちで洗ってこよう」
「あぁ、本当だ! ウマくさい!」
田仲君は見事に臭くなっていた。
ちょっと近付き難いほどに臭かった。
井戸の水は冷たくて、田仲君は文句を言っていたが洗わないわけにはいかないのでしょうがない。
噛みつかれたフードは濡れすぎないように気を付けながら、よだれが付いた頭にはガシガシと冷たい水をかけて洗っていく。
耳が飛び出していて洗いにくいな。
「田仲君、その耳、取り外し出来ないの? 洗いにくいんだけど」
「ちょっと、なに怖いこと言ってるんですか! やめてくださいよ、出来るわけないじゃないですか」
そうか、取り外しは効かないのか……残念だ。
「髪の毛は伸ばしたことがなかったんですけど、長いと結構大変ですね」
髪の毛を借りたタオルで拭いている。
その仕草はとても女の子っぽい。
「どうですか? 匂い取れました?」
そう言って俺に頭を突き出してくる。
匂いは……殆ど取れている、これなら大丈夫だろう。
「大丈夫、きれいになったよ、これなら大丈夫じゃない?」
「いや~、災難でした。まさか馬が噛みついてくるとは、ウサギだけに人参の匂いでもしたんですかね?」
そんなことを言いながらタオルを貸してくれたオジサンのところに戻っていると、なにやら鎧を着て槍を持った兵士のような人が、オジサンたちを集めて話をしている。何事だろうか?
「ここに青い髪の17~18の男と、8~9歳くらいのウサギの獣人の女の子が来なかったか?」
あれ、これは俺たちを探しているんじゃなかろうか? やばくないか?
それを聞いたオジサンたちは、俺たちの方を見ながら兵士に聞き返した。
「あの~、そいつらはいったい何をしたんですか?」
「男三人に暴行を加えて、有り金を全て巻き上げたらしい。被害者の三人が言うには、この駅馬車を使うと言っていたらしいのだ。どうだ、ここにこなかったか?」
それを聞いてギョっとするオジサンたち。
一斉に身構えてこちらを指さす。
「衛兵さん、あいつらです! さっきうちの駅馬車のチケットを買ってました!」
くそ! あのチンピラ共、自分たちも強盗のくせに、返り討ちに会ったら公僕にすがりつくのかよ! そんなんありかよ……
少し離れた場所に広場があり、そこに馬車が数台止まっている。
駅のロータリーみたいだ。
その馬車の近くで点検をしている風のおじさんに声をかけてみると、顎をしゃくって、近くにある小屋に行けと言われた、愛想が悪いな。
「やっぱり日本みたいなサービスを期待してると面くらいますね」
全くの同意だ。
やはり、日本のサービスは中々に質の高いモノだとおもう。
そういうサービスに外国から来た人間の心はきっと癒されるのだろう。
こっちは海外旅行すら殆ど行ったことがないのだ、異世界人に囲まれてずっと心が休まらない俺に、もっと優しくしてほしい。
「おう、あんたらどこまで行くんだ?」
小屋の中から、いかにも骨太なおっさんが顔を出す。
この人が駅馬車の職員さんでいいのか?
「迷宮都市のロベリアに行きたいのですが、ここは駅馬車の乗り場で間違いないですか?」
「ああ、ロベリア行きはここから出てるぜ。大人ひとり銀貨三枚、子供はその半分だ」
言われたとおりの金額を払う。
57,600円から45,000円減って残りは12,600円相当。
旅行先での全財産だと考えると頭を抱えたくなるような金額だが、とりあえず王都から脱出しなければならないのだから、金策はあとで考えよう。
渡したお金と引き換えに、焼き印を押された木の板を渡される。
「これが駅馬車の客っていう証明になるんだ。なくすんじゃねぇぞ」
「どうも」
そう言ってその木の板を受け取る。
大きいのと小さいのがあるが、小さいのが子供用だろう。
小さいほうを田仲君に渡した。
「おいおい兄ちゃん、そっちの小さいのがあんたの大人用の切符だ。逆だよ逆、書いてあんだろ」
書いてあるのかよ! 木の板を見てみる。
おそらく文字であろうものが並んでいるのはわかるのだが、なんと書いてあるか全くわからない。
異世界にきたときから、言葉はなぜか問題なく通じていたのだが、残念ながら文字は全くわからないようだ。
どうせなら文字まで読めるようにしてくれたって良いだろうに、まったく異世界はサービスが悪い。
「そうなんですか、すいません。あはは」
そう愛想笑いして、木の札を田仲君と交換する。
「いいってことよ、みんながみんな文字を読めるわけじゃねぇからな。でも、あんたらが行こうとしてる迷宮都市は、何年か前から領主様が学校を始めたらしいからよ。そこでは大人でも子供でも、文字を教えてもらえるらしいぜ。興味があったら行ってみな」
なるほど、それは丁度いいかもしれない。
長期滞在しそうなら学校に行って文字を習ってみるのもいいな。
「そうですね、行ける暇が作れそうなら、考えてみます。」
「おう、がんばんな! 次の出発の馬車が迷宮都市行きだ。出発の鐘の音が聞こえる範囲にいれば大丈夫だから、妹さんを連れて出店でもひやかしてな」
そう言ってから、手を振って話を切り上げた。
言葉遣いは荒いが、とてもいい人たちなのかもしれない、いろいろと聞けて助かったな。
そんなことを思いながら田仲君の方を振り向くと、彼は馬車につながれている馬の前にいた。
オホー! とか言いながら馬に抱きついている。
日本の市街地で生活していると、あまり近くで馬を見ることはないのだから気持ちはわかる。
俺も触らせて貰おうかな。
そう思いながら近づいていくと、田仲君がバクリと馬に噛みつかれた。
おぉ? あれは大丈夫なのか?
馬は田仲君を咥えたままブンブンと左右に頭を振っている。
それに合わせて田仲君も左右に振られる。
「や、やめ…この! 放せウマやろう!」
周りのおっさん達は大爆笑だ。止めてあげて!
俺は急いで近づいて馬から田仲君を引き離す。
慌てていたせいで引き離した拍子に田仲君が被っていたフードが脱げてウサ耳が外に露出してしまう。
「おぉ……獣人か」
なんだかさっきまでの明るい空気が陰ってしまった。
獣人はやはりこの辺りでは好かれていないのだろうか?
なんとなくモヤモヤするな。
そう思っていると、さっき顎で受け付けの小屋を教えてくれたオジサンがタオルを持って近づいてくる。
「おい、あっちに井戸があるからそこで頭を洗ってこい。クセェまま馬車に乗るんじゃねぇぞ」
そう言ってタオルを渡してきた。
なんと、あのおじさんはツンデレだったようだ。
このタイミングで優しくしてくるとは!
「ラヴィちゃん、あっちで洗ってこよう」
「あぁ、本当だ! ウマくさい!」
田仲君は見事に臭くなっていた。
ちょっと近付き難いほどに臭かった。
井戸の水は冷たくて、田仲君は文句を言っていたが洗わないわけにはいかないのでしょうがない。
噛みつかれたフードは濡れすぎないように気を付けながら、よだれが付いた頭にはガシガシと冷たい水をかけて洗っていく。
耳が飛び出していて洗いにくいな。
「田仲君、その耳、取り外し出来ないの? 洗いにくいんだけど」
「ちょっと、なに怖いこと言ってるんですか! やめてくださいよ、出来るわけないじゃないですか」
そうか、取り外しは効かないのか……残念だ。
「髪の毛は伸ばしたことがなかったんですけど、長いと結構大変ですね」
髪の毛を借りたタオルで拭いている。
その仕草はとても女の子っぽい。
「どうですか? 匂い取れました?」
そう言って俺に頭を突き出してくる。
匂いは……殆ど取れている、これなら大丈夫だろう。
「大丈夫、きれいになったよ、これなら大丈夫じゃない?」
「いや~、災難でした。まさか馬が噛みついてくるとは、ウサギだけに人参の匂いでもしたんですかね?」
そんなことを言いながらタオルを貸してくれたオジサンのところに戻っていると、なにやら鎧を着て槍を持った兵士のような人が、オジサンたちを集めて話をしている。何事だろうか?
「ここに青い髪の17~18の男と、8~9歳くらいのウサギの獣人の女の子が来なかったか?」
あれ、これは俺たちを探しているんじゃなかろうか? やばくないか?
それを聞いたオジサンたちは、俺たちの方を見ながら兵士に聞き返した。
「あの~、そいつらはいったい何をしたんですか?」
「男三人に暴行を加えて、有り金を全て巻き上げたらしい。被害者の三人が言うには、この駅馬車を使うと言っていたらしいのだ。どうだ、ここにこなかったか?」
それを聞いてギョっとするオジサンたち。
一斉に身構えてこちらを指さす。
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