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4章 中年は旅に出る
第32話 買えるものは買ってしまおうって話
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お気に入り設定ありがとうございます。
誤字訂正、ご意見ご感想などもお待ちしております。
作者の励みになります。
これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------
大通りにある本屋さん。
中に入って思ったことは、『本多い!』『思ったよりも安い!』だった。
店主の方に聞いてみると、闇魔法を使うと原本から複製が作れるらしい。
<闇魔法を使った印刷技術。後で神殿に行くのが楽しみになった。>
そこにはいろいろな本があった。
『薬草学』の本や、『魔法陣』の本、『一心流入門の書』なんてのもあった。
大体1冊が銀貨1枚以内。高い本でも1冊銀貨3枚くらい。
大体数千円~3万円程度のようなイメージだった。
別コーナーには『魔導書』なる本も売られていたが、こちらはダンジョンドロップ品でいろいろな魔法を使えるようになる『魔導書』が数冊売られていた。
『教会での加護いらないんじゃないの?』とか思ってみたので店主に聞いてみると、加護と魔導書では使える魔法の意味が違うらしい。
例えば、火属性の加護を受けた場合は火属性の魔法を使えるようになる。
しかしそれは火属性全般を指すものらしく、魔導書で覚えるのはその一部。
例えば『ファイヤーボール』の魔導書を呼んで火の玉を出せるようになるのと、神殿の加護で火魔法を覚えるのとでは全然違うらしい。
ただし、加護を受けてもいきなり火属性の上級魔法である『メテオ』などが
使えるわけではないのだが、魔導書を読めば使えるようになるらしい。
ちなみに、上級魔法の魔導書はその属性の適性を持っていないと、読んでも習得できないらしい。
<ちなみに私は火魔法をニテから教えてもらいました。。。いるのか魔導書?>
とりあえず本が思ったよりもリーズナブルだったので、
気になった本を20冊くらいと魔導書を3冊(『闇転写』『転移』『エクストラヒール』)を買ってみた。
全て合わせて金貨5枚程度の買い物だったので、それほど目立たなかっただろうと思う。
それから神殿に向かった。
私は、チェスター神殿の神殿長のウカンデさんから雷魔法と土魔法の加護をいただいた。
それからニテさんに教えてもらいながら火魔法と水魔法を覚えた。
風魔法に関しては何となく当たりが付いているのだが、どうしてもイメージできないのが聖魔法と闇魔法。
ニテさんから教えてもらった時も基本的に聖魔法と闇魔法については、『土魔法や雷魔法より上位になるから・・・』的な感じで教えてもらってはいない。
聖魔法は癒しの魔法のイメージがあるのだが、『何が癒しなのかはおいおい考えていこう。』くらいに思っていた。
闇魔法に関しては全く想像もついていなかったのだけど、先ほどの本屋で買った『魔導書』(闇転写)で、何となく『印刷魔法?』的なイメージはわかった。
まぁしかし、聖魔法と闇魔法に関しては心配していなかった。
お金で何とかなりそうだったから。
というわけでルマン神殿の前にやってきました。
一応昨日の夜に作成した金貨はまだほとんど残っている。
スクロールを買った分以外を除いても金貨860枚程度残っている。
とりあえず、闇魔法と聖魔法に上下関係があるのか分からないが、そこらへんも神殿の人に聞いてみようと思っている。
「すいませ~~~ん。どなたかいらっしゃいますか~~。」
ルマン神殿は建物こそ、チェスターよりも小さいが、築100年以上とあって非常に古臭。。重工なつくりをしている。
「はい~~。今伺いま~す。」
建物の奥の方から女性の声がした。
少し待ってから出てきた女性といろいろと話し込んでみた。
年の頃は20代後半くらいのロングヘアーの女性。
名をジュリアンさんという。
この町には近くにダンジョンがあるわけでもないため、それほど回復依頼もないようだが、まぁ一人でこの神殿を切り盛りしている。
ちなみに闇魔法と聖魔法では聖魔法の方が上位にあたるらしく。
火 = 水 < 風 = 土 < 雷 = 闇 < 聖
といった関係になっているらしい。
教会を管轄しているエリス神教会本部は王都にあるらしく、本当は内緒らしいが、その本部とやらの通達で、加護のお布施は決められているようだ。
『お気持ちだけで。。。』的な感じではないらしい。
ジュリアンの暴露話では、
火、水 = 金貨30枚
風・土 = 金貨50枚
土・闇 = 金貨100枚
聖 = 金貨300枚+教会本部に報告
となっているらしい。
何やら聖魔法の天啓を受けたり、加護を受けた人は、教会本部が司祭などに雇いたいらしく、『聖魔法が使える人は全てエリス神様の使徒』という感じになるらしい。
聖魔法が使える冒険者などもいるそうだが、基本的にその人たちもすべて教会本部が名簿で管理しているらしい。
ジュリアンさんはさらに暴露してくれた。
私がウカンデさんにやってもらった洗礼や加護は、実は闇魔法に類するものらしく、実は闇魔法が使えれば他人に加護を与えられるとのこと。
しかし、闇魔法が使える人でも聖魔法の特性がなければ、聖魔法を与えることは事実的には不可能らしい。
そのほかにも無属性魔法というのがあるらしく、天啓などで特殊な魔法属性を得た人が、闇魔法を使えるようになると与えられるようになるとのこと。
「ちなみに私の天啓は空間魔法だったんですが、聖魔法の加護を受けて、神殿長になりました。」
この神殿長いろいろとマズイ気がする。
いろいろぶっちゃけ過ぎな気がする。
ちなみに私が持っていたバッグはトルネさんから頼まれて、ジュリアンさんが空間魔法をかけてくれたらしい。
普段からほとんど回復依頼も加護依頼もないので暇らしい。
この時点までにすでに4時間ほど話し込んでいる。
お茶も2杯ほどいただいた。
「で、今日は何の御用ですか?」
<いまさら~~~~~!!!今までの4時間は何?
まぁいいかいろいろ知ることができたから。>
「あっ、今日は加護をいただきたくて、、、」
「加護ですか?いいですよ。どの加護をご希望ですか?」
「聖魔法の加護をいただきたいのですが、可能であれば空間魔法も。。。」
「えーっ聖魔法ですか??いります?本当にいります?」
「はっはい。」
それからさらに2時間、ジュリアンの会話が続いた。
なんでもジュリアンさんがこのルマン教会の神殿長になって初の聖魔法加護らしい。空間魔法の加護は、、、まぁどーでもいいらしい。
ちなみに聖魔法の加護は金貨300枚。
空間魔法の加護は本来なら本部の規定にないものだから、ということで。
とりあえず『ジュリアンさんの生活費1年分』ということで、金貨30枚となった。
<空間魔法ってすごいと思うんだけどそっちの方が安くていいの?>
とか思ってみたが、まぁジュリアンさんがいいというのだからいいのだろう。
神殿に到着して6時間。外はすでに夜である。
「いけなーーーーい。もう夜じゃない。教会の戸締りしなきゃ。」
「あっあのー加護を~。」
「そっそうでしたわね。ちょっと待ってくださいね。」
そういうとジュリアンさんは後ろの部屋から何やらノートのようなものを持ってきた。
「ではここに必要事項を記入してください。あっ字は書けますか?」
「はい、書けます。」
なにかいろいろとジュリアンさんが残念に見えてきた。
顔はそこそこかわいいが、ものの順序というか要領がわるそうだ。
必要事項を記入すると『ではさっそく』という感じで、
『洗礼のアザを露わにしてください。』ということだったので上着をめくった。
そこにジュリアンさんが手を近づけ、何やらお祈りをしてくれた。
「いたっ!」
ウカンデさんにやってもらった時もそうだったが、チョット刺されたような、
痛みが一瞬起こるのがいやなんだよなぁ。
「はい。これで聖魔法の加護は完了しました。金貨300枚です。」
「あの~できれば、空間魔法の方も~~~。」
「あっそうでしたわね。」
もう一度アザに手をかざすと、もう一度お祈りをしてくれた。
そして相変わらず、刺されたよな痛みを感じた。
「はい。空間魔法の加護ですね。金貨30枚です。」
「ありがとうございます。合わせて金貨330枚ですね。」
「あっそうです、そうです。330枚です。」
<絶対この人今、聖魔法の分忘れてたよね。言わなきゃよかった。>
バックから金貨を330枚出してジュリアンさんにお渡しした。
330枚って結構な枚数だね。両手で持ってもあふれ出しそうっていうか
ジュリアンさんが両手から金貨をこぼして『あわわ』ってなってるから。。
「ありがとうございました~。」
「シュウイチ・サカイ様にエリス神の恩恵がありますように~~~。」
『あわわ』ってなりながらも、先の幸福を祈ってくれたジュリアンさんを見て
ちょっとだけ『ほっこり』した。
誤字訂正、ご意見ご感想などもお待ちしております。
作者の励みになります。
これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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大通りにある本屋さん。
中に入って思ったことは、『本多い!』『思ったよりも安い!』だった。
店主の方に聞いてみると、闇魔法を使うと原本から複製が作れるらしい。
<闇魔法を使った印刷技術。後で神殿に行くのが楽しみになった。>
そこにはいろいろな本があった。
『薬草学』の本や、『魔法陣』の本、『一心流入門の書』なんてのもあった。
大体1冊が銀貨1枚以内。高い本でも1冊銀貨3枚くらい。
大体数千円~3万円程度のようなイメージだった。
別コーナーには『魔導書』なる本も売られていたが、こちらはダンジョンドロップ品でいろいろな魔法を使えるようになる『魔導書』が数冊売られていた。
『教会での加護いらないんじゃないの?』とか思ってみたので店主に聞いてみると、加護と魔導書では使える魔法の意味が違うらしい。
例えば、火属性の加護を受けた場合は火属性の魔法を使えるようになる。
しかしそれは火属性全般を指すものらしく、魔導書で覚えるのはその一部。
例えば『ファイヤーボール』の魔導書を呼んで火の玉を出せるようになるのと、神殿の加護で火魔法を覚えるのとでは全然違うらしい。
ただし、加護を受けてもいきなり火属性の上級魔法である『メテオ』などが
使えるわけではないのだが、魔導書を読めば使えるようになるらしい。
ちなみに、上級魔法の魔導書はその属性の適性を持っていないと、読んでも習得できないらしい。
<ちなみに私は火魔法をニテから教えてもらいました。。。いるのか魔導書?>
とりあえず本が思ったよりもリーズナブルだったので、
気になった本を20冊くらいと魔導書を3冊(『闇転写』『転移』『エクストラヒール』)を買ってみた。
全て合わせて金貨5枚程度の買い物だったので、それほど目立たなかっただろうと思う。
それから神殿に向かった。
私は、チェスター神殿の神殿長のウカンデさんから雷魔法と土魔法の加護をいただいた。
それからニテさんに教えてもらいながら火魔法と水魔法を覚えた。
風魔法に関しては何となく当たりが付いているのだが、どうしてもイメージできないのが聖魔法と闇魔法。
ニテさんから教えてもらった時も基本的に聖魔法と闇魔法については、『土魔法や雷魔法より上位になるから・・・』的な感じで教えてもらってはいない。
聖魔法は癒しの魔法のイメージがあるのだが、『何が癒しなのかはおいおい考えていこう。』くらいに思っていた。
闇魔法に関しては全く想像もついていなかったのだけど、先ほどの本屋で買った『魔導書』(闇転写)で、何となく『印刷魔法?』的なイメージはわかった。
まぁしかし、聖魔法と闇魔法に関しては心配していなかった。
お金で何とかなりそうだったから。
というわけでルマン神殿の前にやってきました。
一応昨日の夜に作成した金貨はまだほとんど残っている。
スクロールを買った分以外を除いても金貨860枚程度残っている。
とりあえず、闇魔法と聖魔法に上下関係があるのか分からないが、そこらへんも神殿の人に聞いてみようと思っている。
「すいませ~~~ん。どなたかいらっしゃいますか~~。」
ルマン神殿は建物こそ、チェスターよりも小さいが、築100年以上とあって非常に古臭。。重工なつくりをしている。
「はい~~。今伺いま~す。」
建物の奥の方から女性の声がした。
少し待ってから出てきた女性といろいろと話し込んでみた。
年の頃は20代後半くらいのロングヘアーの女性。
名をジュリアンさんという。
この町には近くにダンジョンがあるわけでもないため、それほど回復依頼もないようだが、まぁ一人でこの神殿を切り盛りしている。
ちなみに闇魔法と聖魔法では聖魔法の方が上位にあたるらしく。
火 = 水 < 風 = 土 < 雷 = 闇 < 聖
といった関係になっているらしい。
教会を管轄しているエリス神教会本部は王都にあるらしく、本当は内緒らしいが、その本部とやらの通達で、加護のお布施は決められているようだ。
『お気持ちだけで。。。』的な感じではないらしい。
ジュリアンの暴露話では、
火、水 = 金貨30枚
風・土 = 金貨50枚
土・闇 = 金貨100枚
聖 = 金貨300枚+教会本部に報告
となっているらしい。
何やら聖魔法の天啓を受けたり、加護を受けた人は、教会本部が司祭などに雇いたいらしく、『聖魔法が使える人は全てエリス神様の使徒』という感じになるらしい。
聖魔法が使える冒険者などもいるそうだが、基本的にその人たちもすべて教会本部が名簿で管理しているらしい。
ジュリアンさんはさらに暴露してくれた。
私がウカンデさんにやってもらった洗礼や加護は、実は闇魔法に類するものらしく、実は闇魔法が使えれば他人に加護を与えられるとのこと。
しかし、闇魔法が使える人でも聖魔法の特性がなければ、聖魔法を与えることは事実的には不可能らしい。
そのほかにも無属性魔法というのがあるらしく、天啓などで特殊な魔法属性を得た人が、闇魔法を使えるようになると与えられるようになるとのこと。
「ちなみに私の天啓は空間魔法だったんですが、聖魔法の加護を受けて、神殿長になりました。」
この神殿長いろいろとマズイ気がする。
いろいろぶっちゃけ過ぎな気がする。
ちなみに私が持っていたバッグはトルネさんから頼まれて、ジュリアンさんが空間魔法をかけてくれたらしい。
普段からほとんど回復依頼も加護依頼もないので暇らしい。
この時点までにすでに4時間ほど話し込んでいる。
お茶も2杯ほどいただいた。
「で、今日は何の御用ですか?」
<いまさら~~~~~!!!今までの4時間は何?
まぁいいかいろいろ知ることができたから。>
「あっ、今日は加護をいただきたくて、、、」
「加護ですか?いいですよ。どの加護をご希望ですか?」
「聖魔法の加護をいただきたいのですが、可能であれば空間魔法も。。。」
「えーっ聖魔法ですか??いります?本当にいります?」
「はっはい。」
それからさらに2時間、ジュリアンの会話が続いた。
なんでもジュリアンさんがこのルマン教会の神殿長になって初の聖魔法加護らしい。空間魔法の加護は、、、まぁどーでもいいらしい。
ちなみに聖魔法の加護は金貨300枚。
空間魔法の加護は本来なら本部の規定にないものだから、ということで。
とりあえず『ジュリアンさんの生活費1年分』ということで、金貨30枚となった。
<空間魔法ってすごいと思うんだけどそっちの方が安くていいの?>
とか思ってみたが、まぁジュリアンさんがいいというのだからいいのだろう。
神殿に到着して6時間。外はすでに夜である。
「いけなーーーーい。もう夜じゃない。教会の戸締りしなきゃ。」
「あっあのー加護を~。」
「そっそうでしたわね。ちょっと待ってくださいね。」
そういうとジュリアンさんは後ろの部屋から何やらノートのようなものを持ってきた。
「ではここに必要事項を記入してください。あっ字は書けますか?」
「はい、書けます。」
なにかいろいろとジュリアンさんが残念に見えてきた。
顔はそこそこかわいいが、ものの順序というか要領がわるそうだ。
必要事項を記入すると『ではさっそく』という感じで、
『洗礼のアザを露わにしてください。』ということだったので上着をめくった。
そこにジュリアンさんが手を近づけ、何やらお祈りをしてくれた。
「いたっ!」
ウカンデさんにやってもらった時もそうだったが、チョット刺されたような、
痛みが一瞬起こるのがいやなんだよなぁ。
「はい。これで聖魔法の加護は完了しました。金貨300枚です。」
「あの~できれば、空間魔法の方も~~~。」
「あっそうでしたわね。」
もう一度アザに手をかざすと、もう一度お祈りをしてくれた。
そして相変わらず、刺されたよな痛みを感じた。
「はい。空間魔法の加護ですね。金貨30枚です。」
「ありがとうございます。合わせて金貨330枚ですね。」
「あっそうです、そうです。330枚です。」
<絶対この人今、聖魔法の分忘れてたよね。言わなきゃよかった。>
バックから金貨を330枚出してジュリアンさんにお渡しした。
330枚って結構な枚数だね。両手で持ってもあふれ出しそうっていうか
ジュリアンさんが両手から金貨をこぼして『あわわ』ってなってるから。。
「ありがとうございました~。」
「シュウイチ・サカイ様にエリス神の恩恵がありますように~~~。」
『あわわ』ってなりながらも、先の幸福を祈ってくれたジュリアンさんを見て
ちょっとだけ『ほっこり』した。
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