現実だと思っていたら、異世界だった件

ながれ

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第3章 世界巡り

第54話 本を書いてもらうことにした件

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これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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夕方も過ぎて、ハウスで夕食を食べた後、マイコ先生の元に向かう。
みんなと話した結果、『今夜にはテシマに出発しよう!』という事になったので、
それを伝えに来たのだ。

「こんばんわ~。」

「あっヤスト君いらっしゃい。どう?遊撃隊専用車の住み心地は?」

「すごくいいですよ~。生産設備も充実してますし、訓練室も使いやすいので。」

「そう、それはよかったわ。素材集めはほどほどでいいからね。
 うちは表向き今まで通り狩猟部隊が素材を採取するから、
 それと合わせてヤスト君にそろえてほしい素材をお願いするわ。」

タカチでの商売がかなりうまくいったようでマイコさんも機嫌がいい。
マイコさんに今夜出発することを告げて、ハウスを外に移動させることを伝えた。

それから、カザンさんやサルサさん、ミサカさんやユキマサさんに挨拶を済ませ。
最後にブライアントさんの所にお邪魔した。

「こんばんわ~。」

「おおヤスト、どうしたんじゃ?」

「今夜、遊撃隊は先行してテシマに向かいます。」

「おおそうか、気をつけていくのじゃぞ。
 シズネもヤストのことは家族と呼んでおったのだからな。」

「はい!気を付けていってきます。
 ニュータカギとはいつでも魔道通信ができるので何かあれば連絡ください。」

「おう、わかったぞい!まぁまた何か合成してほしいもんでもあればいつでも送ってこい。」

ブライアントさんが物資保管庫の片隅にある、転送の魔法陣を指さしにっこりとほほ笑んでくれた。

人が直接行き来することはできないが、手紙や物ならいつでもやり取りできる状況は、
離れていてもいつでも繋がっている気がするのでちょっと嬉しかった。

みんなに挨拶を終えて、ハウスに戻り、早速ニュータカギの外にハウスを移動させた。

ニュータカギもハウスも運転は直接やってくれるのでありがたい。

ニュータカギの横にちょこんと小型のハウスが止まった光景はなんだか車の親子のように見えて面白い。

ハウスに移動を開始してもらい、俺は就寝することにした。

翌朝・・・・・

パペさんにお願いしていた武器と防具が完成したそうなので、
そのまま寝室で一式を装備してみた。

左腰には大小の刀があり、右腰にはホルスターとそれに入る魔道銃が入っている、
腰の後ろ側には採取用のナイフが備え付けられている。
すね当てと靴は一体化していて、ひざ下まであるブーツのようになっている。
外はアダマンタイトだが内側や関節部には皮が使われているのか全く動きを阻害しない。

上半身はプレートメイルのように胸当てに籠手を装着する。
兜の代わりには鉢がねのようなものを着いており、外に見える金属部分は全てアダマンチウムでできている。
肌に触れる部分には基本皮を敷いてくれていて柔らかい。
皮とアダマンチウムの間にはヒヒイロカネが入っているらしく魔力を込めると身体能力向上や自動修復など、
魔力量に応じて色々な付加機能がついているようだ。
肩の部分にもお皿のようなガード部分があり鎖骨や首を守ってくれるようだ。

「おぉ思ったよりも軽い!すごく動きやすいぞこれ!」

「マスター!喜んでいただけて光栄です。
 また、武器に関しては打撃武器も追加できますが、いかがいたしますか?
 少々重さがあるためあえて背中からは取り外しております。」

パペさんが渡してくれたハンマーは柄の長さも含め1mほどの長さで、ものすごくしなりそう。
重さは確かに重いけど、背負っておけないほどではなかったのでそのまま背負うことにした。

訓練室に行って少し試してみることになった。

遠距離用の魔道銃だけでもかなり強い。込める魔力量にもよるが、そこはリングさんが上手く調節してくれる。
中近距離用の大刀は固い部分をアダマンチウムで少し柔らかい部分をヒヒイロカネで作られていて、
魔力を流すと切れ味が半端ない。アダマンチウムにはさすがに傷をつける程度だが、ミスリルヒューマンゴーレムが
バターのようにすっぱり切れてしまった。

同じく中近距離用のハンマーだが、はっきり言ってパワーオブパワー。
魔力を込めれば込めるほど威力が上がるので、リングさんと俺の共同フルパワーなら小隕石ぐらいは余裕で割れる。
ある程度魔力を流して振り回すと床のアダマンチウムがへこんでしまった。

近距離用の小太刀とナイフはどちらも大刀と同じくものすごく切れる。
全ての武器がハッキリ言って今の世界の国宝級武器になる。

リングさんが加わったことで俺は魔法も剣戟も銃も使いこなすことができるようになった。

パペさんにお礼を言って、それらをリングさんに収納してもらった。
リングさんに収納しておけば、収納から出すついでに装備できるらしい。

武器と防具に夢中になっていたので朝食をすっかり忘れていたが、
昼食の時間にはダイニングにみんなが揃っていた。

「ありがとうヤスト!いろいろ私たちに気を使わせて悪いな!」
ダイニングに入った途端にヒバリさんからお礼を言われた。

よく見ると2体の男性型ドロイドが控えている。

「初めましてヤスト様、私がダンテと申します。」
赤髪の超美形なドロイドが優雅に挨拶をしてくれた。

「同じく私がロイドと申します。何卒、よろしくお願いします。」
青髪のこれまた超美形王子様キャラドロイドも優雅にお辞儀をする。

「ああ、完成したんだなよかった。ダンテにロイド、これからもよろしくな。」
手を差し出して握手を求めると二人とも即座に応じる。
"暖かい!"というよりじんわり熱いくらいだがこれがスパさん的人肌の温度なのだろう。

彼らには基本的にパートナーのみんなをお世話してもらう。
超イケメン執事が二人増えたことで、このハウスもなかなか平和になりそうだ。

それから俺との夜伽は3日に1度にみんなが交代で来てくれるようになる。
ダンテとロイドはそれ以外のパートナーの欲求不満を解消してくれるようだ。

スパさんにお礼を伝えて昼食を済ませて書斎に向かう。

しばらしこもって、リングに色々な映像を見せてもらいながら
ポーション作成や魔道具作成などを教わった。

ポーション作成にも魔道具作成にも必要な知識として魔法陣の知識があったため、
ドロイドが教育用に使用しているマリさん監修の教材を一通り学習した。

マリさん監修の教材が分かりやすくので、
一応念のため手の空いたドロイドに本を作ってもらい俺の書斎においてもらうことにした。
何でも聞けるのはありがたいが、紙にしておいてもいいだろうという単純な思い付きでしかない。

魔道通信でマリさんが他にも本にしておいた方がいいというので、
スメラギマリというペンネームで本にしてもらうようにお願いした。
開示してもいい情報は是非ともニュータカギにも広めたいと思ったからだ。

俺自身はマンガを読みたい気もしたがそもそもマンガという文化がないので
イラストを描く習慣がないため、マンガは今のところ諦めている。

ドロイドにイラストを描いてもらうと、写実的というか、実物過ぎるというか、
まったくデフォルメされていない絵を描くので、なかなか難しそうだった。

そういうクリエイティブな部分はたとえマリさんでも難しいようだ。
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