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6話
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そのタイミングでフランチェスカにそう誘われた。
「そうね、行きましょう。二人もどうかしら?」
「はい。行かせていただきます」
「では私も」
食堂に向かった私たちは各々分かれて好きなメニューを頼み、集合した所で余っていた席を確保した。
「これから魔法実践の授業ですわね。楽しみですわ!」
「そうですね」
分かりやすくテンションが高いフランチェスカと、冷静な返しをするジュリア。
フランチェスカだけが楽しみにしているように見えるが、ジュリアもかなり楽しみにしているようだ。
というのも食べ物を口に運ぶジュリアの口がにやけている。自身の実力を誇示したいのかな。
一方、マルゲリータは一切反応せず、黙々と食事を食べている。
「あなたは楽しみでは無いのかしら?」
「ええ。あまり魔法に自信が無いので」
あまり考えている事が分からないマルゲリータだったが、これに関しては多分本音だろう。
「そう。でも大丈夫よ、これから学んでいけば良いのだから」
「そうですかね」
心配そうに私たちを見るマルゲリータ。
「勿論よ!あなたはそもそも魔法をあまり使ったことが無いんでしょ?」
私が励まそうと思ったら、先にフランチェスカが口を開く。
「はい、そうですね」
「ならあまり気にする必要は無いわ。私はそこそこ戦えるけど、それは沢山練習してきたからだもの。あなたも練習すればその問題は解決するわ。それに、私とオリヴィア様が付いているのよ?何かあったらそんな奴ぶっ飛ばしてやるわ!」
と笑うフランチェスカ。
「はい、ありがとうございます」
どうやらマルゲリータも安心したらしく、笑みを浮かべる。
え、フランチェスカ良い子過ぎない?あれ?オリヴィア様の筆頭取り巻きじゃなかったっけ?
「あれは……」
そんな事を考えているとジュリアが入ってきた集団に気付く。マリーと男達だ。恐らくクラスメイトの方々だろう。
「学園に来てまであんなはしたない真似しないで欲しいわ。交友を広める場であることは間違いないけれど、ハーレムを作って楽しむ場では無いわよ……」
良い子だったフランチェスカが突然嫉妬の炎を上げる。ちゃんと気のせいだったわ。
まあ気持ちはよく分かるわ。あの女……
おっと私はオリヴィア様だったわ。抑えないと。
「あれが居なければ……」
よく見たらジュリアも嫉妬の炎が。
もしかしてマルゲリータも……
そんなことは無かったわ。アレを笑顔で見ている。
でも何かしらを考えていそうね。
「アレに嫉妬した所で損しか無いわよ。まだ彼女は何もしていないんだから」
まだ私の婚約者と接触はしていないのだから。ステイ、ステイよ二人とも。
「はい、分かりました……」
「そうですね……」
2人は私の言う事に従い炎を収めてくれた。
「なら良かったわ」
それに、2人が考えているような事は他の人が全てやってくれるしね。
「では戻りましょうか」
全員が食事を完食した段階でそう呼びかけた。本来ならばしばらく残り続けるのだろうけど、あの光景を見続けるのは目に毒よね。
「戻るのなら先に訓練場に向かっておきませんか?練習も出来ますし」
とジュリアが提案。本当に熱心な子ね。
「私は構わないけど、二人もそれでいいかしら?」
「勿論です」
「はい」
全員が賛成したのでそのままクラス専用の訓練場に併設されている更衣室へ向かう。
着替えに関しては学内の職員が毎日替えてくれているらしい。本当にありがたい。
各々自分の名前が記載されているロッカーの前で着替え始める。
別に女子同士の着替えに何か変なことが起きるわけも無く。
いや、私は堪能させていただきました。マルゲリータさまでっかいわ。あの美貌にあの胸は反則じゃない?
触りたくて仕方ないけどオリヴィア様のキャラ崩壊が始まってしまうので断念。
まあ着替えの最中に自分の体を十分に堪能させていただきましたけど。
普段は従者が近くに居るからあんまり出来なかったのよね。
訓練場に繋がる扉から中に入る。誰もまだ来ておらず、一番乗りのようだった。
「へえ、こんな場所なのね」
訓練場の中は半分が射撃場のようになっており、同時に50人全員がカカシのような的に向かって魔法を撃てるようになっている。もう一方は物が一切ない広場となっており、ここで戦闘訓練を行うのだろう。
学校のグラウンド並みの広さを持つこの訓練場は、外から見ると教室一つ分くらいしかない。エドワードから説明してもらったんだけど、空間魔法によって拡張されているのだとか。
「はああ!」
訓練場に着いたジュリアは、すぐ射撃場の方へ走り、魔法を放ち始めていた。
どうやら『ウォーターランス』を放っているようだ。
ただの水の筈なんだけど、的に当たった音で爆音を響かせる。水ってなんだっけ。
何本か『ウォーターランス』を使用した後、かなり後ろに下がった。大体訓練場の真ん中位だ。
「——はっ!」
数秒の制止の後、ジュリアは『ウォーターランス』を使用した。同時に10本も。
それぞれが吸い込まれるように10個それぞれ別の的に命中した。
「ふう」
ジュリアの息を吐く声が聞こえるほどに訓練場が静まった後、
「凄いじゃない、ジュリアさん!」
フランチェスカがテンション高めにジュリアを褒めた。
嫉妬するか対抗心を燃え上がらせるかの二択だと思っていたけど意外ね。
「ありがとうございます」
「たくさん練習したんでしょ?凄いわね本当に!」
まるで我が子の成果を喜ぶ母みたいだ。この人、身内には甘いタイプなのかな?
マルゲリータにも優しい対応を見せていたし。やっぱりいい子?
「あ、ありがとうございます」
褒められたジュリアも大分嬉しそうだ。自分の実力を素直に認めてくれたからかしら。
「今度私にも教えてくれない?水魔法が苦手で困っているの……」
「良いですよ」
「やった!じゃあ次の土曜日ね!」
2人とも楽しそうな表情をしているわね。完全に打ち解けてしまったようで私も嬉しいわ。
「分かりました。お二人もどうですか?」
「そうね、参加しようかしら」
もし別のミッションがあったとしても、全力で片付けてしまえば良いし。
「では私も。魔法教えてもらいたいから」
とマルゲリータも同意し、土曜日の予定が決まってしまった所でクラスメイトが続々と集まってきた。
それから間もなくして、教師と思われる人が入ってきた。
すると訓練室がどよめきだした。
「ほほ、それでは授業を始めようか。まずは自己紹介から。わしの名前はギュンター・リーベルス。一年間、よろしく頼むぞ」
その理由は目の前に居るおじいちゃんである。
エドワード情報によると、この人は貴族ではなく国直属の騎士団、魔栄騎士団の元騎士団長だそう。5年ほど前に引退し、ここで生徒を教えているのだとか。
だからそこそこ権限があるらしく、毎年1年生の中で気に入った生徒のいるクラスを選んで教えているらしい。
いくら身分の高い貴族であれ、騎士団長をやっていたような実力者から直接魔法を使用した戦闘を教わる機会など無いため、クラスメイトは浮足立っているのだ。
私は昨日初めて聞いた話だから凄さがいまいちピンと来てないけど。そもそもこの世界の戦闘事情マリー周辺しか知らないし。
「今年は誰に目をつけたのかが気になっている者も何人かおるみたいだな」
大半がこのクラスにギュンターが来たことを喜んでいるだけだが、数人の生徒は自分が目をつけられたのではないかとそわそわしている。
順当にいけば最強がオリヴィア様だから一択になるのだけれど、どうやら最も強い人を必ず選ぶというわけじゃないみたい。
「それは当然私でしょう?」
「そうね、行きましょう。二人もどうかしら?」
「はい。行かせていただきます」
「では私も」
食堂に向かった私たちは各々分かれて好きなメニューを頼み、集合した所で余っていた席を確保した。
「これから魔法実践の授業ですわね。楽しみですわ!」
「そうですね」
分かりやすくテンションが高いフランチェスカと、冷静な返しをするジュリア。
フランチェスカだけが楽しみにしているように見えるが、ジュリアもかなり楽しみにしているようだ。
というのも食べ物を口に運ぶジュリアの口がにやけている。自身の実力を誇示したいのかな。
一方、マルゲリータは一切反応せず、黙々と食事を食べている。
「あなたは楽しみでは無いのかしら?」
「ええ。あまり魔法に自信が無いので」
あまり考えている事が分からないマルゲリータだったが、これに関しては多分本音だろう。
「そう。でも大丈夫よ、これから学んでいけば良いのだから」
「そうですかね」
心配そうに私たちを見るマルゲリータ。
「勿論よ!あなたはそもそも魔法をあまり使ったことが無いんでしょ?」
私が励まそうと思ったら、先にフランチェスカが口を開く。
「はい、そうですね」
「ならあまり気にする必要は無いわ。私はそこそこ戦えるけど、それは沢山練習してきたからだもの。あなたも練習すればその問題は解決するわ。それに、私とオリヴィア様が付いているのよ?何かあったらそんな奴ぶっ飛ばしてやるわ!」
と笑うフランチェスカ。
「はい、ありがとうございます」
どうやらマルゲリータも安心したらしく、笑みを浮かべる。
え、フランチェスカ良い子過ぎない?あれ?オリヴィア様の筆頭取り巻きじゃなかったっけ?
「あれは……」
そんな事を考えているとジュリアが入ってきた集団に気付く。マリーと男達だ。恐らくクラスメイトの方々だろう。
「学園に来てまであんなはしたない真似しないで欲しいわ。交友を広める場であることは間違いないけれど、ハーレムを作って楽しむ場では無いわよ……」
良い子だったフランチェスカが突然嫉妬の炎を上げる。ちゃんと気のせいだったわ。
まあ気持ちはよく分かるわ。あの女……
おっと私はオリヴィア様だったわ。抑えないと。
「あれが居なければ……」
よく見たらジュリアも嫉妬の炎が。
もしかしてマルゲリータも……
そんなことは無かったわ。アレを笑顔で見ている。
でも何かしらを考えていそうね。
「アレに嫉妬した所で損しか無いわよ。まだ彼女は何もしていないんだから」
まだ私の婚約者と接触はしていないのだから。ステイ、ステイよ二人とも。
「はい、分かりました……」
「そうですね……」
2人は私の言う事に従い炎を収めてくれた。
「なら良かったわ」
それに、2人が考えているような事は他の人が全てやってくれるしね。
「では戻りましょうか」
全員が食事を完食した段階でそう呼びかけた。本来ならばしばらく残り続けるのだろうけど、あの光景を見続けるのは目に毒よね。
「戻るのなら先に訓練場に向かっておきませんか?練習も出来ますし」
とジュリアが提案。本当に熱心な子ね。
「私は構わないけど、二人もそれでいいかしら?」
「勿論です」
「はい」
全員が賛成したのでそのままクラス専用の訓練場に併設されている更衣室へ向かう。
着替えに関しては学内の職員が毎日替えてくれているらしい。本当にありがたい。
各々自分の名前が記載されているロッカーの前で着替え始める。
別に女子同士の着替えに何か変なことが起きるわけも無く。
いや、私は堪能させていただきました。マルゲリータさまでっかいわ。あの美貌にあの胸は反則じゃない?
触りたくて仕方ないけどオリヴィア様のキャラ崩壊が始まってしまうので断念。
まあ着替えの最中に自分の体を十分に堪能させていただきましたけど。
普段は従者が近くに居るからあんまり出来なかったのよね。
訓練場に繋がる扉から中に入る。誰もまだ来ておらず、一番乗りのようだった。
「へえ、こんな場所なのね」
訓練場の中は半分が射撃場のようになっており、同時に50人全員がカカシのような的に向かって魔法を撃てるようになっている。もう一方は物が一切ない広場となっており、ここで戦闘訓練を行うのだろう。
学校のグラウンド並みの広さを持つこの訓練場は、外から見ると教室一つ分くらいしかない。エドワードから説明してもらったんだけど、空間魔法によって拡張されているのだとか。
「はああ!」
訓練場に着いたジュリアは、すぐ射撃場の方へ走り、魔法を放ち始めていた。
どうやら『ウォーターランス』を放っているようだ。
ただの水の筈なんだけど、的に当たった音で爆音を響かせる。水ってなんだっけ。
何本か『ウォーターランス』を使用した後、かなり後ろに下がった。大体訓練場の真ん中位だ。
「——はっ!」
数秒の制止の後、ジュリアは『ウォーターランス』を使用した。同時に10本も。
それぞれが吸い込まれるように10個それぞれ別の的に命中した。
「ふう」
ジュリアの息を吐く声が聞こえるほどに訓練場が静まった後、
「凄いじゃない、ジュリアさん!」
フランチェスカがテンション高めにジュリアを褒めた。
嫉妬するか対抗心を燃え上がらせるかの二択だと思っていたけど意外ね。
「ありがとうございます」
「たくさん練習したんでしょ?凄いわね本当に!」
まるで我が子の成果を喜ぶ母みたいだ。この人、身内には甘いタイプなのかな?
マルゲリータにも優しい対応を見せていたし。やっぱりいい子?
「あ、ありがとうございます」
褒められたジュリアも大分嬉しそうだ。自分の実力を素直に認めてくれたからかしら。
「今度私にも教えてくれない?水魔法が苦手で困っているの……」
「良いですよ」
「やった!じゃあ次の土曜日ね!」
2人とも楽しそうな表情をしているわね。完全に打ち解けてしまったようで私も嬉しいわ。
「分かりました。お二人もどうですか?」
「そうね、参加しようかしら」
もし別のミッションがあったとしても、全力で片付けてしまえば良いし。
「では私も。魔法教えてもらいたいから」
とマルゲリータも同意し、土曜日の予定が決まってしまった所でクラスメイトが続々と集まってきた。
それから間もなくして、教師と思われる人が入ってきた。
すると訓練室がどよめきだした。
「ほほ、それでは授業を始めようか。まずは自己紹介から。わしの名前はギュンター・リーベルス。一年間、よろしく頼むぞ」
その理由は目の前に居るおじいちゃんである。
エドワード情報によると、この人は貴族ではなく国直属の騎士団、魔栄騎士団の元騎士団長だそう。5年ほど前に引退し、ここで生徒を教えているのだとか。
だからそこそこ権限があるらしく、毎年1年生の中で気に入った生徒のいるクラスを選んで教えているらしい。
いくら身分の高い貴族であれ、騎士団長をやっていたような実力者から直接魔法を使用した戦闘を教わる機会など無いため、クラスメイトは浮足立っているのだ。
私は昨日初めて聞いた話だから凄さがいまいちピンと来てないけど。そもそもこの世界の戦闘事情マリー周辺しか知らないし。
「今年は誰に目をつけたのかが気になっている者も何人かおるみたいだな」
大半がこのクラスにギュンターが来たことを喜んでいるだけだが、数人の生徒は自分が目をつけられたのではないかとそわそわしている。
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