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23話
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王宮に着いた私はオリヴィア様が用意したらしい革命軍の女性たちにあれよあれよという間にドレスに着替えさせられた。
そのまま私は王の居室に連れていかれ、ベランダに出た。
すると下には多数の革命軍と市民が押し寄せていた。そして隣にはオリヴィア様が。
「これより、私、エドワード・オリバーは新生コリンカ王国の王として君臨することを宣言する!」
「「「ウォォォォォォ!!!!!」」」
皆は新たな国の幕開けを歓迎してか、大きな歓声を上げる。
「それと共に、私はこの革命の立役者でもあるオリヴィア・エヴァンスと婚姻を結ぶことを宣言する!」
「えっ!?」
いや結婚することに同意はしたけど、公表早くないですか?その、心の準備が……
「ほら、こっちに来て」
オリヴィア様は困惑している私の肩を持って引き寄せてきた。
「「「ウォォォォォォ!!!」」」
「おめでとう!!」
「歓迎するぜ!!」
「幸せになってください!!!」
皆突然の結婚報告にも好意的で、歓迎ムードが漂っていた。
「このまま結婚式を行いたいところだが、我々はまだ王族を打ち倒しただけだ。世に蔓延る悪しき貴族達を撃破するには至っていない。皆のもの、全てが終わるまで付いてきてくれるか?」
「「「ウォォォォォォ!!!!」」」
「まずは手始めとして、サラトガ商会に手を貸していた貴族共の所へ侵攻を始める!」
「「「ウォォォォォォ!!!!」」」
オリヴィア様はそう宣言して、部屋に戻っていった。
「美咲さん、一週間ほど待っていてくれるかしら?全てを終わらせてくるから」
「一週間でですか?」
この国の貴族は生徒数から考えても軽く1000は超えている筈。いくら市民全員を味方に付けたとしてもそんな短い期間で解決するなんて無理だよ。
「ええ、あなたを一月も二月も待たせたくないもの」
そんな私を心配させない為なのか、それとも自信があるからなのか、笑顔で即答したオリヴィア様。
カッコいいです……
「頑張ってください」
「ありがとう。では行ってくるわ」
そう言ってオリヴィア様は部屋を出て行った。
一週間後、オリヴィア様は本当に全てを終わらせて帰ってきた。
「ここに居るのが市民から搾取し、自分だけ贅の限りを尽くしてきた諸悪の根源だ」
王宮の城下町で一番大きい広間に何百人もの貴族が縄で縛られ、地面に座らせられており、周囲は市民に囲まれていた。
私はオリヴィア様と共に捕らえられた貴族たちの中心に立っているわけなのだが、何やら見覚えのある顔があった。
「オリヴィア!何をしているんだ!」
「僕たちを助けるんだ!!」
思い出した、この人たちはオリヴィア様の家族だ。
え!?家族を殺しちゃうの!?!?!?
「私はこれからこの者達を処刑、と言いたいところだがそれでは勿体ない」
そうなんだ、良かった。オリヴィア様が家族殺しにならなくて。
と私は少しほっとしたが、市民からはブーイングが上がる。
「まあまあ、気持ちは分かる。しかし考えてみてくれ。この者達はこれまでの人生で、ただひたすらに贅沢を重ねてきた。皆の大事な税金を使って。なのにその対価が一瞬の斬首だなんて割に合わないとは思わないか?」
「そこで私は考えた。この者達には我々の管理の元、一生働いてもらおうと。ただ殺して鬱憤を晴らすよりも、この国を豊かにしてもらった方が我々にとって幸福ではないか?」
「流石エドワード様だ!」
「そうだ、それが良い!」
『まあ、美咲さんの前で人が死ぬところを見せたくないだけなんだけどね』
市民の皆が盛り上がっている中、オリヴィア様は私にだけ聞こえるように囁いた。
本当にずるい。
その後、捕らえた貴族たちを労働に向かわせてから私たちは王の居室に戻ってきた。
「あの、質問なんですけど、どうしてご家族まで捕らえてしまったんですか?」
処刑をしないと聞いて安心したものの、この疑問だけは残っていた。
「当然あの人たちが市民を虐げていたからよ」
オリヴィア様が捕らえたということから分かってはいたけど。
「でも、家族なんですよね?」
「そうね。でも特別扱いはしないわ。だって私がこの革命を計画したきっかけなのだもの。つまらない話だけど、効いてくれる?」
「はい」
「ありがとう」
それからオリヴィア様は事の経緯を語り始めた。
「私が8歳くらいの頃、とても仲の良い女の子が居たの。その子は平民だったけど、私が貴族だと知らなかったこともあって対等な友達として接してくれていたわ」
「私は貴族の中でも最上位にあたる四大公爵家の一員で、同じ貴族の子達も目上の人を扱うような接し方をしてきていたからあの子の存在はとても嬉しかった」
「だから私はあの家を頻繁に飛び出て、その子の元へ会いに行っていたわ」
「けれど、それもすぐに終わりが来てしまった。そう、父にバレたのよ。私が外で遊んでくるのは容認してくれていたんだけど、平民と遊ぶことは許してくれなかった」
「それでどうなったと思う?」
「外出禁止の命令を受けて、家に閉じ込められたとか?」
「ならどれだけ良かったことか。その子は私の目の前で父に殺されたのよ」
「えっ……」
ただ仲良くしてただけなのに?
「父は、下賤な民が我々と話すのは重罪だと言っていたわ」
市民を下賤な民って…… 市民が居るから貴族が成り立っているんでしょ!?
「それはおかしくないですか?」
「ええ、そうよね。それが普通の反応よ。当時の私もそう思っていたわ」
「だから、他の貴族も似たような考えなのかどうかを調べることにしたの。その結果、かなりの数が似通った考えを持っていたと知ったわ」
「それを知った私は、革命を起こすと心に決めたわ」
「じゃあ、その子の為にここまで頑張ってきたんですね」
そんな悲しい事がオリヴィア様の過去に起きていたなんて……
「ええ。とはいってもマリーはそんな事望んでいないと思うから、単なる自己満足なんだけどね」
「え、マリー?」
そのまま私は王の居室に連れていかれ、ベランダに出た。
すると下には多数の革命軍と市民が押し寄せていた。そして隣にはオリヴィア様が。
「これより、私、エドワード・オリバーは新生コリンカ王国の王として君臨することを宣言する!」
「「「ウォォォォォォ!!!!!」」」
皆は新たな国の幕開けを歓迎してか、大きな歓声を上げる。
「それと共に、私はこの革命の立役者でもあるオリヴィア・エヴァンスと婚姻を結ぶことを宣言する!」
「えっ!?」
いや結婚することに同意はしたけど、公表早くないですか?その、心の準備が……
「ほら、こっちに来て」
オリヴィア様は困惑している私の肩を持って引き寄せてきた。
「「「ウォォォォォォ!!!」」」
「おめでとう!!」
「歓迎するぜ!!」
「幸せになってください!!!」
皆突然の結婚報告にも好意的で、歓迎ムードが漂っていた。
「このまま結婚式を行いたいところだが、我々はまだ王族を打ち倒しただけだ。世に蔓延る悪しき貴族達を撃破するには至っていない。皆のもの、全てが終わるまで付いてきてくれるか?」
「「「ウォォォォォォ!!!!」」」
「まずは手始めとして、サラトガ商会に手を貸していた貴族共の所へ侵攻を始める!」
「「「ウォォォォォォ!!!!」」」
オリヴィア様はそう宣言して、部屋に戻っていった。
「美咲さん、一週間ほど待っていてくれるかしら?全てを終わらせてくるから」
「一週間でですか?」
この国の貴族は生徒数から考えても軽く1000は超えている筈。いくら市民全員を味方に付けたとしてもそんな短い期間で解決するなんて無理だよ。
「ええ、あなたを一月も二月も待たせたくないもの」
そんな私を心配させない為なのか、それとも自信があるからなのか、笑顔で即答したオリヴィア様。
カッコいいです……
「頑張ってください」
「ありがとう。では行ってくるわ」
そう言ってオリヴィア様は部屋を出て行った。
一週間後、オリヴィア様は本当に全てを終わらせて帰ってきた。
「ここに居るのが市民から搾取し、自分だけ贅の限りを尽くしてきた諸悪の根源だ」
王宮の城下町で一番大きい広間に何百人もの貴族が縄で縛られ、地面に座らせられており、周囲は市民に囲まれていた。
私はオリヴィア様と共に捕らえられた貴族たちの中心に立っているわけなのだが、何やら見覚えのある顔があった。
「オリヴィア!何をしているんだ!」
「僕たちを助けるんだ!!」
思い出した、この人たちはオリヴィア様の家族だ。
え!?家族を殺しちゃうの!?!?!?
「私はこれからこの者達を処刑、と言いたいところだがそれでは勿体ない」
そうなんだ、良かった。オリヴィア様が家族殺しにならなくて。
と私は少しほっとしたが、市民からはブーイングが上がる。
「まあまあ、気持ちは分かる。しかし考えてみてくれ。この者達はこれまでの人生で、ただひたすらに贅沢を重ねてきた。皆の大事な税金を使って。なのにその対価が一瞬の斬首だなんて割に合わないとは思わないか?」
「そこで私は考えた。この者達には我々の管理の元、一生働いてもらおうと。ただ殺して鬱憤を晴らすよりも、この国を豊かにしてもらった方が我々にとって幸福ではないか?」
「流石エドワード様だ!」
「そうだ、それが良い!」
『まあ、美咲さんの前で人が死ぬところを見せたくないだけなんだけどね』
市民の皆が盛り上がっている中、オリヴィア様は私にだけ聞こえるように囁いた。
本当にずるい。
その後、捕らえた貴族たちを労働に向かわせてから私たちは王の居室に戻ってきた。
「あの、質問なんですけど、どうしてご家族まで捕らえてしまったんですか?」
処刑をしないと聞いて安心したものの、この疑問だけは残っていた。
「当然あの人たちが市民を虐げていたからよ」
オリヴィア様が捕らえたということから分かってはいたけど。
「でも、家族なんですよね?」
「そうね。でも特別扱いはしないわ。だって私がこの革命を計画したきっかけなのだもの。つまらない話だけど、効いてくれる?」
「はい」
「ありがとう」
それからオリヴィア様は事の経緯を語り始めた。
「私が8歳くらいの頃、とても仲の良い女の子が居たの。その子は平民だったけど、私が貴族だと知らなかったこともあって対等な友達として接してくれていたわ」
「私は貴族の中でも最上位にあたる四大公爵家の一員で、同じ貴族の子達も目上の人を扱うような接し方をしてきていたからあの子の存在はとても嬉しかった」
「だから私はあの家を頻繁に飛び出て、その子の元へ会いに行っていたわ」
「けれど、それもすぐに終わりが来てしまった。そう、父にバレたのよ。私が外で遊んでくるのは容認してくれていたんだけど、平民と遊ぶことは許してくれなかった」
「それでどうなったと思う?」
「外出禁止の命令を受けて、家に閉じ込められたとか?」
「ならどれだけ良かったことか。その子は私の目の前で父に殺されたのよ」
「えっ……」
ただ仲良くしてただけなのに?
「父は、下賤な民が我々と話すのは重罪だと言っていたわ」
市民を下賤な民って…… 市民が居るから貴族が成り立っているんでしょ!?
「それはおかしくないですか?」
「ええ、そうよね。それが普通の反応よ。当時の私もそう思っていたわ」
「だから、他の貴族も似たような考えなのかどうかを調べることにしたの。その結果、かなりの数が似通った考えを持っていたと知ったわ」
「それを知った私は、革命を起こすと心に決めたわ」
「じゃあ、その子の為にここまで頑張ってきたんですね」
そんな悲しい事がオリヴィア様の過去に起きていたなんて……
「ええ。とはいってもマリーはそんな事望んでいないと思うから、単なる自己満足なんだけどね」
「え、マリー?」
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