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異世界で車を乗り回してみた
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つい最近俺はMT免許を取った。ATでも良かったのだが、親戚とかが使う車がMTばっかりだったのだから仕方がない。ギアチェンジとかが色々と難しかったが、最終的にはどうにかなった。
とは言っても俺自身は車を持っていない。親は持っているが一人暮らしを始めて俺だけ違う県にいるため借りることもできない。そのため俺は免許を取ってから半年ほど運転していなかった。
そんな俺が冬休みに入り、友人と旅行に行く際にレンタカーを借りに行くことになった。旅行は数日あったため、じゃんけんで負けた人が一日運転をするということになり、見事負けた。
そして俺は一人でレンタカーを借りに行った。久々の運転に不安を覚えつつも、運転出来ることにワクワクしていた。俺は車を借りてその車に乗り込んだ。すると、目の前に見える光景が乗る前とは全く違うのである。比喩表現でもなんでもなく、100%違うのだ。
不思議に思った俺は車の外に出た。すると、車の中で見えた光景と全く同じだった。
改めて車に乗り直そうとしたら車が消えていた。車さえ無くなり、見覚えのない場所し放置されてしまったのだ。
俺はひとまず元いたはずの場所に戻ろうと散策を始めた。
すると、ゴブリンのような生き物に遭遇した。この世にいるはずのない生き物だ。俺は見つからないように逃げようとした。しかし気付かれてしまった。ゴブリンが襲いかかってくる。俺には武器なんてものはなかったため倒す事なんてできるはずもなかった。
俺は死を覚悟した。しかし、何も起こらなかった。その代わりに目の前に車が降ってきたのだ。俺は無傷だったが、目の前にいたゴブリンは空から降ってきた車に潰されてぺしゃんこになっていた。
俺は事なきを得た。そして俺は目の前にカタログがあることに気付いた。車のカタログである。これを持つと、自分には車を好きなように呼び出せる能力があるという知識が入ってきた。
俺が元いた世界に存在していた車なら何でも呼び出せるようである。世界最初に発明された車のプロトタイプなんてものから電気自動車まで何でも呼び出せるようだ。
また、その車はエネルギー無しで動かすことが出来るようだった。
この能力を得た俺はまず丈夫な装甲車を呼び出した。
一応MT免許程度の知識があれば運転出来る種類の物を呼んだ。
そして俺は車に乗り、運転を始めた。先ほどのようにゴブリンに遭遇した。俺は構わずそいつを轢き殺した。
その後様々な見知らぬ生物が現れたが、装甲車の敵では無くひたすらに轢き殺していった。向かう所敵無しであった。
そんなことをしていると街に辿り着いた。本当に異世界だったらしく、車を見て驚いていた。
俺は街の中に入り、異世界転移者らしく冒険者として登録した。
先程轢き殺していた生き物達は倒すとお金が貰えるらしいと知り、再びなぎ倒しに向かった。
そんなこんなであっさりと大量に倒し、お金を得た。
異世界転移の物語はよく見ていたため恐ろしさは理解していたのだが、車という地球の科学の成果の前には敵ではなかったようだ。
俺はその後車を使った運送業なども始めた。
知らない世界で最初は不安もあったが、特に問題もなく、寧ろ前の世界よりも充実した暮らしができている。
車は最強の武器であり仲間である。
とは言っても俺自身は車を持っていない。親は持っているが一人暮らしを始めて俺だけ違う県にいるため借りることもできない。そのため俺は免許を取ってから半年ほど運転していなかった。
そんな俺が冬休みに入り、友人と旅行に行く際にレンタカーを借りに行くことになった。旅行は数日あったため、じゃんけんで負けた人が一日運転をするということになり、見事負けた。
そして俺は一人でレンタカーを借りに行った。久々の運転に不安を覚えつつも、運転出来ることにワクワクしていた。俺は車を借りてその車に乗り込んだ。すると、目の前に見える光景が乗る前とは全く違うのである。比喩表現でもなんでもなく、100%違うのだ。
不思議に思った俺は車の外に出た。すると、車の中で見えた光景と全く同じだった。
改めて車に乗り直そうとしたら車が消えていた。車さえ無くなり、見覚えのない場所し放置されてしまったのだ。
俺はひとまず元いたはずの場所に戻ろうと散策を始めた。
すると、ゴブリンのような生き物に遭遇した。この世にいるはずのない生き物だ。俺は見つからないように逃げようとした。しかし気付かれてしまった。ゴブリンが襲いかかってくる。俺には武器なんてものはなかったため倒す事なんてできるはずもなかった。
俺は死を覚悟した。しかし、何も起こらなかった。その代わりに目の前に車が降ってきたのだ。俺は無傷だったが、目の前にいたゴブリンは空から降ってきた車に潰されてぺしゃんこになっていた。
俺は事なきを得た。そして俺は目の前にカタログがあることに気付いた。車のカタログである。これを持つと、自分には車を好きなように呼び出せる能力があるという知識が入ってきた。
俺が元いた世界に存在していた車なら何でも呼び出せるようである。世界最初に発明された車のプロトタイプなんてものから電気自動車まで何でも呼び出せるようだ。
また、その車はエネルギー無しで動かすことが出来るようだった。
この能力を得た俺はまず丈夫な装甲車を呼び出した。
一応MT免許程度の知識があれば運転出来る種類の物を呼んだ。
そして俺は車に乗り、運転を始めた。先ほどのようにゴブリンに遭遇した。俺は構わずそいつを轢き殺した。
その後様々な見知らぬ生物が現れたが、装甲車の敵では無くひたすらに轢き殺していった。向かう所敵無しであった。
そんなことをしていると街に辿り着いた。本当に異世界だったらしく、車を見て驚いていた。
俺は街の中に入り、異世界転移者らしく冒険者として登録した。
先程轢き殺していた生き物達は倒すとお金が貰えるらしいと知り、再びなぎ倒しに向かった。
そんなこんなであっさりと大量に倒し、お金を得た。
異世界転移の物語はよく見ていたため恐ろしさは理解していたのだが、車という地球の科学の成果の前には敵ではなかったようだ。
俺はその後車を使った運送業なども始めた。
知らない世界で最初は不安もあったが、特に問題もなく、寧ろ前の世界よりも充実した暮らしができている。
車は最強の武器であり仲間である。
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