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灰と私
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彼女は貴族に虐げられていました。理由は簡単で、目に留まってしまったから。貴族の馬車の前にいる子供を救うために馬車の進行を邪魔したから。本当に愚かな人間です。
この国において貴族の邪魔をすることは死を意味する。何よりも貴族が優遇されるのだから。
それから地獄の始まりでした。
その日から数日後に、貴族が彼女の経営している店に乗り込んできて妨害を始めました。
最初は食べ物が不味い、サービスがなってないだとかだった。
それだけであれば悪質なクレーマーのようなものだった。
後々にエスカレートしていき、食べ物の中に虫が入っているとか同行していた者が食中毒になっただとか。ありもしない事実を並べて店の評判を下げていきました。
まもなくしてその店は潰れ、彼女は路頭に迷うことになりました。
その日から彼女は泥水を啜るような生活をせざるを得ませんでした。誰も彼女を救う人間などいなかったのです。
当然ですよね。貴族に目をつけられた少女を救ってしまったら標的になるのは明白です。
誰だって命は惜しいのです。
一週間位ほぼ飲食も出来ず町をさまよっていたとか。
そんなところを貴族に攫われました。
城に連れていかれた少女は拷問の実験体となりました。ありとあらゆる拷問を日々課し、傷ついたら治療する。
そんな形で彼女は壊されていきました。一切の希望なんて無くただ深い深い絶望だけが目の前にある。
強い心を持っていたらしいですが自我が崩壊するまで時間はかかりませんでした。
そんな日々を過ごしていき、感情もほとんど消え去った頃、全ての実験は終了したらしく最後に火で焼かれることになりました。
棺桶に入れられ生きたまま焼却される。そんなことを彼女は知らされたようですが悲しんではいなかったようです。
こんな日々から解放されるのだから。もう苦しまなくて済むのだと。
彼女はある意味で幸せな顔で焼却処分され、棺桶と共に灰になりました。
何故その話を知っているのか?それはどうしてでしょうかね。
とある方から聞いたのですよ。
それは誰かって?
ああそう、この話には続きがあってですね。
棺桶と共に焼かれた彼女は他の数多くの死体と共に灰となってしまいました。
そして貴族もそんなことを忘れ日々を過ごしていました。
それから一週間がたったころですかね。灰しかなかった焼却場にて灰が集まり一つの体を生み出したのです。
怨念が集まってできたのか、それとも彼女に備わっていた能力なのか。
とはいっても見た目は全くの別人になっていたようですがね。
生き返った彼女には不思議と力がみなぎっていました。なんでも出来そうなほどに。
ならば真っ先にすることは一つ。復讐ですよね。
とここで物語は途切れています。
どうですか?面白かったでしょう?
その話の続きを聞きたい?興味を持っていただけて幸いです。
けれど続きは無いんですよね。
ということでこれから紡いでいくことにしましょうか。
ね、貴族様。
この国において貴族の邪魔をすることは死を意味する。何よりも貴族が優遇されるのだから。
それから地獄の始まりでした。
その日から数日後に、貴族が彼女の経営している店に乗り込んできて妨害を始めました。
最初は食べ物が不味い、サービスがなってないだとかだった。
それだけであれば悪質なクレーマーのようなものだった。
後々にエスカレートしていき、食べ物の中に虫が入っているとか同行していた者が食中毒になっただとか。ありもしない事実を並べて店の評判を下げていきました。
まもなくしてその店は潰れ、彼女は路頭に迷うことになりました。
その日から彼女は泥水を啜るような生活をせざるを得ませんでした。誰も彼女を救う人間などいなかったのです。
当然ですよね。貴族に目をつけられた少女を救ってしまったら標的になるのは明白です。
誰だって命は惜しいのです。
一週間位ほぼ飲食も出来ず町をさまよっていたとか。
そんなところを貴族に攫われました。
城に連れていかれた少女は拷問の実験体となりました。ありとあらゆる拷問を日々課し、傷ついたら治療する。
そんな形で彼女は壊されていきました。一切の希望なんて無くただ深い深い絶望だけが目の前にある。
強い心を持っていたらしいですが自我が崩壊するまで時間はかかりませんでした。
そんな日々を過ごしていき、感情もほとんど消え去った頃、全ての実験は終了したらしく最後に火で焼かれることになりました。
棺桶に入れられ生きたまま焼却される。そんなことを彼女は知らされたようですが悲しんではいなかったようです。
こんな日々から解放されるのだから。もう苦しまなくて済むのだと。
彼女はある意味で幸せな顔で焼却処分され、棺桶と共に灰になりました。
何故その話を知っているのか?それはどうしてでしょうかね。
とある方から聞いたのですよ。
それは誰かって?
ああそう、この話には続きがあってですね。
棺桶と共に焼かれた彼女は他の数多くの死体と共に灰となってしまいました。
そして貴族もそんなことを忘れ日々を過ごしていました。
それから一週間がたったころですかね。灰しかなかった焼却場にて灰が集まり一つの体を生み出したのです。
怨念が集まってできたのか、それとも彼女に備わっていた能力なのか。
とはいっても見た目は全くの別人になっていたようですがね。
生き返った彼女には不思議と力がみなぎっていました。なんでも出来そうなほどに。
ならば真っ先にすることは一つ。復讐ですよね。
とここで物語は途切れています。
どうですか?面白かったでしょう?
その話の続きを聞きたい?興味を持っていただけて幸いです。
けれど続きは無いんですよね。
ということでこれから紡いでいくことにしましょうか。
ね、貴族様。
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