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圧倒的な力を手に入れた男
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俺はもともと貧弱だった。別に病弱だったとかそういうことではなく、むしろ健康ではあった。しかしガリガリで筋肉なんてほぼほぼなかった。そのためスポーツをした時は基本的に力負けして、人の足を引っ張っていた。
そんな俺に突如として力が湧いてきた。今までとは全く違う感覚だ。見た目こそは変わらないものの体がいつも以上に軽い。これなら何でも出来そうなレベルである。
俺はそんな力を試したくて夜なのにもかかわらず家を飛び出した。そして人気のない公園に着いた。
ここなら俺がどれだけ力を発揮しても問題ないだろうと思い、全力を出すことにした。
まずは全力で飛んでみた。一気に景色が変わり、20mくらいの高さまで来た。ここまで飛べると思わなかった俺は、この高さから落ちることに死の恐怖を感じた。しかし力が強くなっているおかげで実際には何の怪我もなかった。普通に着地出来たのだ。
その後俺はダッシュや投球など色々なことを試してみたが人間卒業レベルで強くなっていた。
今まで虚弱だった俺はそれはもう喜んだ。そして俺は今まで嫌いだったスポーツにも楽しんで取り組めるようになり、活躍できることの喜びを感じていた。
しかし俺の見た目はそれほどに変わっておらず、虚弱なままだった。そのため街を歩いていると俺をカモと見た不良が絡んできた。
「おいそこの兄ちゃん、金よこせや」
「とりあえず有り金全部な」
俺は弱かったために以前からこういう風にカツアゲを受けていた。それもありあまり大金を持ち歩かないように心がけていた。
「財布貸せ、おい殆ど入ってねえじゃねえか」
1000円しか入っていなかったためにそう文句を言われた。俺は強くなっていたのだが、昔から精神に根付いている恐怖には勝てず、逆らえなかった。
「しけてやんの、時間無駄にしちまったじゃねえかよ。その分殴らせろ」
そう言って不良は俺を殴りつけて来た。痛くはなかったのだが、本能的に屈みこんで身を守った。
これだけ殴ってもビクともしない俺に不良は萎えたのか、そのまま去っていった。
危機は終わった。しかし、力を手に入れても何も出来なかった俺が不甲斐なくてしょうがなかった。悔しさのあまりおれは地面を叩いた。
結局どれほどの力を手に入れたとしても、それに相応した精神がない限り意味が無いのだと痛感した。結局俺は力が強くなっただけの弱者なのだ。
そんな俺が悔しくて悔しくて、俺は精神を鍛えることにした。
不良にはまだ勝てなくて良い。けど将来的には不良に負けないように、いや、勝てるようになるんだと。
そんな俺に突如として力が湧いてきた。今までとは全く違う感覚だ。見た目こそは変わらないものの体がいつも以上に軽い。これなら何でも出来そうなレベルである。
俺はそんな力を試したくて夜なのにもかかわらず家を飛び出した。そして人気のない公園に着いた。
ここなら俺がどれだけ力を発揮しても問題ないだろうと思い、全力を出すことにした。
まずは全力で飛んでみた。一気に景色が変わり、20mくらいの高さまで来た。ここまで飛べると思わなかった俺は、この高さから落ちることに死の恐怖を感じた。しかし力が強くなっているおかげで実際には何の怪我もなかった。普通に着地出来たのだ。
その後俺はダッシュや投球など色々なことを試してみたが人間卒業レベルで強くなっていた。
今まで虚弱だった俺はそれはもう喜んだ。そして俺は今まで嫌いだったスポーツにも楽しんで取り組めるようになり、活躍できることの喜びを感じていた。
しかし俺の見た目はそれほどに変わっておらず、虚弱なままだった。そのため街を歩いていると俺をカモと見た不良が絡んできた。
「おいそこの兄ちゃん、金よこせや」
「とりあえず有り金全部な」
俺は弱かったために以前からこういう風にカツアゲを受けていた。それもありあまり大金を持ち歩かないように心がけていた。
「財布貸せ、おい殆ど入ってねえじゃねえか」
1000円しか入っていなかったためにそう文句を言われた。俺は強くなっていたのだが、昔から精神に根付いている恐怖には勝てず、逆らえなかった。
「しけてやんの、時間無駄にしちまったじゃねえかよ。その分殴らせろ」
そう言って不良は俺を殴りつけて来た。痛くはなかったのだが、本能的に屈みこんで身を守った。
これだけ殴ってもビクともしない俺に不良は萎えたのか、そのまま去っていった。
危機は終わった。しかし、力を手に入れても何も出来なかった俺が不甲斐なくてしょうがなかった。悔しさのあまりおれは地面を叩いた。
結局どれほどの力を手に入れたとしても、それに相応した精神がない限り意味が無いのだと痛感した。結局俺は力が強くなっただけの弱者なのだ。
そんな俺が悔しくて悔しくて、俺は精神を鍛えることにした。
不良にはまだ勝てなくて良い。けど将来的には不良に負けないように、いや、勝てるようになるんだと。
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