40 / 49
40話
しおりを挟む
「それは……」
「それはじゃないです。ちゃんと動いてください。あなたは大天使として、そこら辺の方々とは比べ物にならない戦闘力を持っているんです。だから、あなたが動かないと駄目なんです」
少しやる気を見せたようだが、まだ駄目なようだ。ならば、
「じゃあ僕が戦場へ連れていきますね。僕が死んだらあなたのせいですからね。ちゃんと責任取ってくださいね」
僕はレイモンドさんを無理やり背負い、現場へと急行した。
「食欲が暴走したらああなるのか……」
暴走した堕天使達は、一様に口が巨大化し、両手がナイフとフォークになっていた。
「あれが、天使達の成れの果てなのか……?」
堕天使を確認したレイモンドさんは、そう呟いた。
「はい。アレが皆を襲っているんですよ」
堕天使はナイフとフォークを振り回し、皆に襲い掛かっていた。
恐らく殺したら食べる気なのだろう。
「守らないと、終わりますよ。ってまずい!」
そんなことを話していると、僕たちに狙いを定めた一体の堕天使が襲い掛かってきた。
「ほら、はやく!」
「私がやらないといけないみたいだな」
立ち直ったかは微妙な所だけれど、戦闘はやってくれる気になったようだ。
「ふん!」
するとレイモンドさんは突然、4mはある巨人になった。
その体は見掛け倒しではなく、襲い掛かってくる堕天使達の攻撃を全て受け止め、脳天へ向けて拳を振り下ろした。
すると堕天使は簡単に押しつぶされ、ミンチになってしまっていた。
人生で一度も戦闘をしたことが無い、素人同然の動きではあったが、その圧倒的なパワーと耐久力で堕天使を倒しきってしまった。
まともにルーシーさんやレヴィさんが戦うことになっていたら絶対に負けていただろう。それほどまでにただ純粋に強かった。
その後、周囲に居た堕天使の元へ向かい、全てを一撃で叩き潰した。
「次に行かねば」
レイモンドさんはその体のまま、次の堕天使を倒すべく、捜索を始めた。
「皆は俺の後ろから逃げろ!化け物は俺が全て倒す!」
すると堕天使と交戦しているライナーさんが居た。
ライナーさんは単身で皆の避難をさせながら、次々に襲い掛かってくる堕天使達を一人で相手取っていた。
しかも武器を一切持たず、素手だけでだ。
それで互角に戦っているどころか、肉体を拳で突き破っていた。
どうやればあそこまで強くなれるのだろうか……
「今度は巨大な化け物かよ!!」
そんなライナーさんが僕たちの事に気付いたのは良いものの、敵と勘違いしてしまったようだ。
「ライナーさん!大きいのは敵じゃないです!」
「そうなのか!ペトロ!」
「はい!」
拳を一発入れる寸前でライナーさんは僕の声に気付いたようで、すんでの所で拳を止めてくれた。
「貴族院議員のレイモンド・チャンドラーだ。わけあってこんな姿になっているが味方だ」
「そうか、よく分からねえが強そうだから歓迎するぜ。一緒に戦おうや」
人間と大天使の本格的な共闘が始まった。
「ぬんっ!」
「おらああ!」
拳で堕天使を叩き潰すレイモンドさんと、拳で体を吹き飛ばすライナーさん。
見栄えは全然違うものの、共に圧倒的な力をもって堕天使を倒していった。
「これで終了か」
「そのようだな」
2人が協力したことで一切苦戦することも無く、周囲の堕天使を一掃することが出来た。
遠くでも騒ぎが起こっている様子が無いので、ルーシーさんが全て倒してくれたらしい。
「ありがとうございました!」
「助かった、感謝する」
「こちらこそ助かったぜ、またな!」
僕たちはライナーさんにお礼を言った後、まだ暴走していない堕天使を元に戻すべくルーシーさんを探しに向かう。
「ただの人であれだけの力を発揮できるものなのだな」
道中レイモンドさんはそんな事を話す。確かにライナーさんの力は常識外れだった。どうすればあんな化け物みたいな力を手に出来るのだろうか。
「まあルーシーさんも似たようなものですし、人間側にも大天使に似た何かがあるのかもしれませんね」
大人間みたいな。まあルーシーさんもライナーさんも精神に異常な点は見当たらないから微妙な所だけど。
もしかすると僕も普通に鍛えればああなるのかもしれない。
「まだまだ人や天使には分からない事が多いな。だから君達学生には頑張って貰いたい」
「そうですね、頑張ります」
僕の専攻は経営だから直接関係があるわけじゃないんだけど。
「お、どうやら立ち直ったようだな」
探す事数分、僕たちは警察と一緒に暴走した堕天使を運ぶ作業を手伝っていたルーシーさんを見つけた。
「この少年のお陰でな。迷惑を掛けた」
「大丈夫だ。ちゃんと働いてくれたようだしな」
「では続きに行こう。この様子だと他の奴らも危険だ」
「そうだな」
僕たちは堕天使を元に戻す活動を再開した。
「これで全部か?」
「ああ。間違いない」
残っていた堕天使の大半が暴走してしまったこともあり、3時間もかからずに全員を元に戻すことが出来た。
そして僕たちはレイモンドを連れて家に戻ってきた。
「じゃあ、残りはレイモンド、あんただけだ」
残るは大天使であるレイモンドさんを戻すだけだった。
「それなんだが、断っても構わないか?」
今日一日で堕天使の恐ろしさを十分に理解したはずのレイモンドさんは、予想外の返答をした。
「どうして、ですか?」
「それは、皆を守るためだ」
「どうやって?」
「当然、この大天使特有の力でだ」
「恐ろしさは十分に理解していますよね?」
天使を堕天させる力は放っておいて良いものじゃない。それに、ある程度コントロールできるとはいっても欲望が増幅されている状態だ。爆発の危険性もあるのに。
「ああ。それでも必要だと感じたからだ。堕天使の暴走の原因は当然私だけでは無いからな」
「そうですね」
確かに他の大天使が堕天させた天使も暴走している。
「それに、堕天使関連以外にも災害時の救出活動や、犯罪の現行犯逮捕等、様々な場面で活用できる。それはただの中年の肉体では不可能な話だ」
確かに、大天使の力が無ければただの太った中年ではあるけれども。
「堕天使の恐ろしさを十分に理解しており、二度とそういった者を作らないと決めている。そして私の増幅されている食欲もこれまで貯めてきた莫大な貯蓄があれば対応できる」
「確かに、そうですね」
大天使になったことによる危険性は限りなく排除されているようには思える。ただ、それで良いのだろうか。
「それに、元の体じゃ揚げ物みたいな脂っこいものを食べたり、健康に気を使わずにもりもり食べるなんて真似は出来ないだろうしな」
と笑うレイモンドさん。多分これが本命の理由なのだろう。
満足に食事をしたいから元に戻らないために様々な根拠を付けただけ。
それでは到底——
「良いぜ。元に戻すのはやめておこう。あんたはそっちの方が良いらしいからな」
しかし、ルーシーさんはあっさりと許可した。
「えっ、どうしてですか?」
大天使も堕天使も全て元に戻すことが目的じゃなかったのか……?
「別に危険性は無いんだからそれで良いじゃねえか」
僕の疑問に対し、ルーシーさんはそれだけ答えた。
「でも……」
「とりあえず、全て解決したようだから帰って貰って構わないぞ」
そんな僕の文句を遮るかのように、ルーシーさんはレイモンドさんを帰るように促した。
「ああ。恩に着る」
そしてレイモンドさんはどこかへと帰っていった。
「どうしてですか!!大天使は危険なんでしょう!!」
僕はレイモンドさんが見えなくなった後、改めて質問し直した。
「確かに危険である事自体に間違いはない。だがそれは、大天使自身ではなく堕天使を作り出す能力を持っているからだ。だからあいつがもう二度とやらないのであれば問題は無い。そもそも俺の目的は、全ての大天使と堕天使を消すことでは無く、堕天使が生まれてくる状況を全て解決すること。その一点だけだからな」
「大天使を戻す事自体は目的じゃないんですね」
「ああ。あいつらはいわば堕天使化の成功例だからな」
「成功例、ですか」
確かに大天使は欲望を自分の意思で抑え込むことも出来るし、暴走もしないらしい。
「ああ。だから良いんだ」
「そうですか……」
それでも危険があるのであれば元に戻してほしいと思うけれど、ルーシーさんは絶対にうんとは言わないだろう。
何か釈然としないが、解決なのだからそれで良いのだろう。
「それはじゃないです。ちゃんと動いてください。あなたは大天使として、そこら辺の方々とは比べ物にならない戦闘力を持っているんです。だから、あなたが動かないと駄目なんです」
少しやる気を見せたようだが、まだ駄目なようだ。ならば、
「じゃあ僕が戦場へ連れていきますね。僕が死んだらあなたのせいですからね。ちゃんと責任取ってくださいね」
僕はレイモンドさんを無理やり背負い、現場へと急行した。
「食欲が暴走したらああなるのか……」
暴走した堕天使達は、一様に口が巨大化し、両手がナイフとフォークになっていた。
「あれが、天使達の成れの果てなのか……?」
堕天使を確認したレイモンドさんは、そう呟いた。
「はい。アレが皆を襲っているんですよ」
堕天使はナイフとフォークを振り回し、皆に襲い掛かっていた。
恐らく殺したら食べる気なのだろう。
「守らないと、終わりますよ。ってまずい!」
そんなことを話していると、僕たちに狙いを定めた一体の堕天使が襲い掛かってきた。
「ほら、はやく!」
「私がやらないといけないみたいだな」
立ち直ったかは微妙な所だけれど、戦闘はやってくれる気になったようだ。
「ふん!」
するとレイモンドさんは突然、4mはある巨人になった。
その体は見掛け倒しではなく、襲い掛かってくる堕天使達の攻撃を全て受け止め、脳天へ向けて拳を振り下ろした。
すると堕天使は簡単に押しつぶされ、ミンチになってしまっていた。
人生で一度も戦闘をしたことが無い、素人同然の動きではあったが、その圧倒的なパワーと耐久力で堕天使を倒しきってしまった。
まともにルーシーさんやレヴィさんが戦うことになっていたら絶対に負けていただろう。それほどまでにただ純粋に強かった。
その後、周囲に居た堕天使の元へ向かい、全てを一撃で叩き潰した。
「次に行かねば」
レイモンドさんはその体のまま、次の堕天使を倒すべく、捜索を始めた。
「皆は俺の後ろから逃げろ!化け物は俺が全て倒す!」
すると堕天使と交戦しているライナーさんが居た。
ライナーさんは単身で皆の避難をさせながら、次々に襲い掛かってくる堕天使達を一人で相手取っていた。
しかも武器を一切持たず、素手だけでだ。
それで互角に戦っているどころか、肉体を拳で突き破っていた。
どうやればあそこまで強くなれるのだろうか……
「今度は巨大な化け物かよ!!」
そんなライナーさんが僕たちの事に気付いたのは良いものの、敵と勘違いしてしまったようだ。
「ライナーさん!大きいのは敵じゃないです!」
「そうなのか!ペトロ!」
「はい!」
拳を一発入れる寸前でライナーさんは僕の声に気付いたようで、すんでの所で拳を止めてくれた。
「貴族院議員のレイモンド・チャンドラーだ。わけあってこんな姿になっているが味方だ」
「そうか、よく分からねえが強そうだから歓迎するぜ。一緒に戦おうや」
人間と大天使の本格的な共闘が始まった。
「ぬんっ!」
「おらああ!」
拳で堕天使を叩き潰すレイモンドさんと、拳で体を吹き飛ばすライナーさん。
見栄えは全然違うものの、共に圧倒的な力をもって堕天使を倒していった。
「これで終了か」
「そのようだな」
2人が協力したことで一切苦戦することも無く、周囲の堕天使を一掃することが出来た。
遠くでも騒ぎが起こっている様子が無いので、ルーシーさんが全て倒してくれたらしい。
「ありがとうございました!」
「助かった、感謝する」
「こちらこそ助かったぜ、またな!」
僕たちはライナーさんにお礼を言った後、まだ暴走していない堕天使を元に戻すべくルーシーさんを探しに向かう。
「ただの人であれだけの力を発揮できるものなのだな」
道中レイモンドさんはそんな事を話す。確かにライナーさんの力は常識外れだった。どうすればあんな化け物みたいな力を手に出来るのだろうか。
「まあルーシーさんも似たようなものですし、人間側にも大天使に似た何かがあるのかもしれませんね」
大人間みたいな。まあルーシーさんもライナーさんも精神に異常な点は見当たらないから微妙な所だけど。
もしかすると僕も普通に鍛えればああなるのかもしれない。
「まだまだ人や天使には分からない事が多いな。だから君達学生には頑張って貰いたい」
「そうですね、頑張ります」
僕の専攻は経営だから直接関係があるわけじゃないんだけど。
「お、どうやら立ち直ったようだな」
探す事数分、僕たちは警察と一緒に暴走した堕天使を運ぶ作業を手伝っていたルーシーさんを見つけた。
「この少年のお陰でな。迷惑を掛けた」
「大丈夫だ。ちゃんと働いてくれたようだしな」
「では続きに行こう。この様子だと他の奴らも危険だ」
「そうだな」
僕たちは堕天使を元に戻す活動を再開した。
「これで全部か?」
「ああ。間違いない」
残っていた堕天使の大半が暴走してしまったこともあり、3時間もかからずに全員を元に戻すことが出来た。
そして僕たちはレイモンドを連れて家に戻ってきた。
「じゃあ、残りはレイモンド、あんただけだ」
残るは大天使であるレイモンドさんを戻すだけだった。
「それなんだが、断っても構わないか?」
今日一日で堕天使の恐ろしさを十分に理解したはずのレイモンドさんは、予想外の返答をした。
「どうして、ですか?」
「それは、皆を守るためだ」
「どうやって?」
「当然、この大天使特有の力でだ」
「恐ろしさは十分に理解していますよね?」
天使を堕天させる力は放っておいて良いものじゃない。それに、ある程度コントロールできるとはいっても欲望が増幅されている状態だ。爆発の危険性もあるのに。
「ああ。それでも必要だと感じたからだ。堕天使の暴走の原因は当然私だけでは無いからな」
「そうですね」
確かに他の大天使が堕天させた天使も暴走している。
「それに、堕天使関連以外にも災害時の救出活動や、犯罪の現行犯逮捕等、様々な場面で活用できる。それはただの中年の肉体では不可能な話だ」
確かに、大天使の力が無ければただの太った中年ではあるけれども。
「堕天使の恐ろしさを十分に理解しており、二度とそういった者を作らないと決めている。そして私の増幅されている食欲もこれまで貯めてきた莫大な貯蓄があれば対応できる」
「確かに、そうですね」
大天使になったことによる危険性は限りなく排除されているようには思える。ただ、それで良いのだろうか。
「それに、元の体じゃ揚げ物みたいな脂っこいものを食べたり、健康に気を使わずにもりもり食べるなんて真似は出来ないだろうしな」
と笑うレイモンドさん。多分これが本命の理由なのだろう。
満足に食事をしたいから元に戻らないために様々な根拠を付けただけ。
それでは到底——
「良いぜ。元に戻すのはやめておこう。あんたはそっちの方が良いらしいからな」
しかし、ルーシーさんはあっさりと許可した。
「えっ、どうしてですか?」
大天使も堕天使も全て元に戻すことが目的じゃなかったのか……?
「別に危険性は無いんだからそれで良いじゃねえか」
僕の疑問に対し、ルーシーさんはそれだけ答えた。
「でも……」
「とりあえず、全て解決したようだから帰って貰って構わないぞ」
そんな僕の文句を遮るかのように、ルーシーさんはレイモンドさんを帰るように促した。
「ああ。恩に着る」
そしてレイモンドさんはどこかへと帰っていった。
「どうしてですか!!大天使は危険なんでしょう!!」
僕はレイモンドさんが見えなくなった後、改めて質問し直した。
「確かに危険である事自体に間違いはない。だがそれは、大天使自身ではなく堕天使を作り出す能力を持っているからだ。だからあいつがもう二度とやらないのであれば問題は無い。そもそも俺の目的は、全ての大天使と堕天使を消すことでは無く、堕天使が生まれてくる状況を全て解決すること。その一点だけだからな」
「大天使を戻す事自体は目的じゃないんですね」
「ああ。あいつらはいわば堕天使化の成功例だからな」
「成功例、ですか」
確かに大天使は欲望を自分の意思で抑え込むことも出来るし、暴走もしないらしい。
「ああ。だから良いんだ」
「そうですか……」
それでも危険があるのであれば元に戻してほしいと思うけれど、ルーシーさんは絶対にうんとは言わないだろう。
何か釈然としないが、解決なのだからそれで良いのだろう。
0
あなたにおすすめの小説
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる