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47話
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「一応死にはしないと思う。見ての通り、俺も大天使だからな」
まあそうだよな。表情から消耗していることは分かるが、ルーシーさんの傷は既に無かったことになっている。恐らく魔法陣なんてものは必要なくて、ただ考えるだけで時を戻すことに出来るのだろう。
「そうですか。でも良かったです。無事みたいで」
「大天使だって知っても何も思わないんだな」
ルーシーさんは意外そうな表情をしていた。怒られるとか失望されるとか考えたのだろうか。
「別に大天使ならとりあえず敵ってわけじゃないですし。エリーゼやレイモンドさんもそうだったじゃないですか」
「それはそうだが……」
ルーシーさんの事だから黙ってすまん!許してくれ!だけで済ませそうなものだけど、大天使であるってことはかなり後ろめたく感じていたのだろう。
「そんなことより、あの大天使はどうします?多分僕たちが全員万全の状態で集結しても勝てませんよ?」
だが、正直そんなしんみりとした話をさせている暇はない。さっさと立ち直って前を向かせないと。
「流石だな、堕天使が暴走とかそこら辺の話を初見であっさり受け止めた人間なだけあるわ」
僕の言葉を聞いて吹き出すルーシーさん。何がおかしいのかは分からないが、お陰でしんみりとした表情は晴れ、いつも通りのルーシーさんに戻っていた。
「なあペトロ。お前に全て任せていいか?」
そしてルーシーさんはそんな提案をした。
「全てってどういうことですか?僕じゃあれは倒せませんよ?」
「お前なら倒せるさ。どうやって手に入れたのか分からないが、既に大天使に近い力を持っているお前に俺が大天使としての力を全て与えてやれば」
確かに僕は既に並みの人間よりも身体能力は高いけれども。
「戦闘に関する能力はからっきしですよ?それにルーシーさんの能力も知りません。それに、完全上位互換のライナーさんも居ますし」
「確かにそうだな。だが、お前に任せたい」
「それはどうしてですか?」
「何となくだ」
「説明になっていません。負けても良いんですか?」
「俺のチョイスに問題でもあるってのか?天才小説家のルーシー様だぞ?」
「それは関係ないですよね」
「うっせえ!黙ってやれ!」
そう言ったルーシーさんは僕の背中を勢いよく叩いた。
それと同時に途方もない力、そしてルーシーさんと大天使の記憶が流れ込むのを感じた。
だから任せてくれたのか。
「本当に僕で良いんですね?」
その質問の答えは既に僕の頭の中にあるが、一応ルーシーさんに聞いてみた。
「ああ。勿論だ」
「分かりました。やれるだけやってみます」
僕が任されたんだ。それ以外の選択肢はない。覚悟は決まった。
「ああ、俺のかたき討ちを取ってくれ」
「はい。ルーシーさんはそこで大人しく寝て待っていてください」
僕は家を後にして、ルーシーさんから貰った翼で再び教会へ戻った。
「マルティンさん!」
そこには満身創痍のマルティンさんと、余裕そうな表情を見せるミカエルが居た。
「遅いじゃないか。待ちくたびれたぞ」
僕が来たことに気付いたマルティンさんは、まるで余裕だと言わんばかりに立ち上がった。
「ありがとうございました。後は任せてください」
「絶対勝てよ」
「はい」
僕は教会から出て行くマルティンさんの前に立ち、ミカエルを見上げた。
「なるほど。ルーシーから力を貰ったようだ。これは見逃してしまった私のミスだね」
ミカエルから今まで以上にエネルギーが放出された。どうやら周囲を更地にしまわないように力を抑えていたようだ。
「さっさとあなたを倒して、この街を全て元に戻します」
僕はルーシーさんから借りた剣を構える。
「私を倒せるだなんて、思い上がりも甚だしいよ」
ミカエルさんは一直線に僕の方へ突っ込んできて、剣を上段から振り下ろした。
「ぐっ!!」
それを正面から受け止めたが、想像以上の衝撃が僕を襲った。
このままだと折られると判断した僕は剣を斜めに傾けて軌道を逸らす。
その反撃に僕は体を高速で一回転させ、回し蹴りを決めた。
「どうにか使いこなせているみたいだ」
ぶっつけ本番でカマエルさんとエリーゼの記憶を引っ張り出してきたが、上手く機能しているみたいだ。
「少しはやるみたいだね。まあそれくらいはしてもらわないと」
だが、攻撃は通っていない。ほぼ無傷だ。
「でもそれは知っています。これなら!」
僕は翼と足の両方を使い、高速で加速して突っ込んだ。
そしてそのままシンプルに剣で突きを入れる。技も何もないただの力技だが、純粋に一番威力が出るのがこれだ。
余裕を見せて剣で受け止めようとしたミカエルだったが、全てを乗せた威力にミカエルの剣が耐えられなかったようで、剣ごとミカエルを突き刺す。
「ぐふっ!」
しかし体は非常に硬く、貫通させることは叶わずミカエルを勢いよく吹っ飛ばすだけにとどまった。
「ルーシーさん。これで倒せるって言っていませんでしたか……?」
大天使の力に加えて神の力が合わさることでとてつもない威力を発揮できる筈だから、これで大ダメージを負わせることが出来るって。
「ちょっとは効いたけど、この程度じゃ倒れないよ」
最初程では無いにせよ、まだまだ元気じゃないか。
「ルーシーから能力を継承しただけあって、中々にしぶといね。さっさと諦めなよ!」
剣を捨て、その肉体のみで絶え間なく攻撃し続けるミカエル。
どうやら武器よりもその肉体の方が強かったらしく、これまで以上に厄介さが上がっていた。
そのため、僕は武器や肉体の時間を巻き戻すことでダメージを消し、どうにか耐えることしか出来なかった。
反撃をしようにも、大きな溜めが無いとダメージは通りそうにない。そのためかなり苦しい戦いとなっていた。
ルーシーさんの能力だけでどうにかなりそうもない。神の力を持っていることで何か有効な手段は無いのか。
僕は必死にエリーゼが大天使になってから蓄えてきた知識を漁ってみたが、見つかる気配は無い。流石に消えた宗教の情報を入手することは出来ていないようだ。
ならば僕が自力で考えないといけない。しかし僕の神の力への理解度は低く、力が強くなる以外に何も分からない。
が、破壊力は既に試して失敗している。何か無いのか……
『なあルーシー。この力を天使達に付与すれば上手く行くんじゃない?』
『そうかもな。とりあえずやってみるか!』
そんな中呼び起されたのは過去のルーシーさんとミカエル。そして大天使だったガブリエルがどこかで研究している光景。
どうやらこのメンバーが元々研究仲間としてこの堕天使、大天使を生み出す方法を見つけたらしい。
そしてその中で全員リスクに気付き、ルーシーさんが猛反発したことによって実験は凍結されたみたい。
だけどミカエルとガブリエルはその後も隠れて実験を続けていたってことらしい。
詳しく見たいけれど、今はそんなことよりも目の前の相手を倒すことが先だ。
ミカエルが言った『この力』の正体を知ることが解決に繋がるかもしれない。
僕は必死に遡った。
『天使教の教会で神に祈ったら力を授かったんだ。これ、上手く使えないかな?』
もしかして大天使を作り出す力も神の力?
となると、
まあそうだよな。表情から消耗していることは分かるが、ルーシーさんの傷は既に無かったことになっている。恐らく魔法陣なんてものは必要なくて、ただ考えるだけで時を戻すことに出来るのだろう。
「そうですか。でも良かったです。無事みたいで」
「大天使だって知っても何も思わないんだな」
ルーシーさんは意外そうな表情をしていた。怒られるとか失望されるとか考えたのだろうか。
「別に大天使ならとりあえず敵ってわけじゃないですし。エリーゼやレイモンドさんもそうだったじゃないですか」
「それはそうだが……」
ルーシーさんの事だから黙ってすまん!許してくれ!だけで済ませそうなものだけど、大天使であるってことはかなり後ろめたく感じていたのだろう。
「そんなことより、あの大天使はどうします?多分僕たちが全員万全の状態で集結しても勝てませんよ?」
だが、正直そんなしんみりとした話をさせている暇はない。さっさと立ち直って前を向かせないと。
「流石だな、堕天使が暴走とかそこら辺の話を初見であっさり受け止めた人間なだけあるわ」
僕の言葉を聞いて吹き出すルーシーさん。何がおかしいのかは分からないが、お陰でしんみりとした表情は晴れ、いつも通りのルーシーさんに戻っていた。
「なあペトロ。お前に全て任せていいか?」
そしてルーシーさんはそんな提案をした。
「全てってどういうことですか?僕じゃあれは倒せませんよ?」
「お前なら倒せるさ。どうやって手に入れたのか分からないが、既に大天使に近い力を持っているお前に俺が大天使としての力を全て与えてやれば」
確かに僕は既に並みの人間よりも身体能力は高いけれども。
「戦闘に関する能力はからっきしですよ?それにルーシーさんの能力も知りません。それに、完全上位互換のライナーさんも居ますし」
「確かにそうだな。だが、お前に任せたい」
「それはどうしてですか?」
「何となくだ」
「説明になっていません。負けても良いんですか?」
「俺のチョイスに問題でもあるってのか?天才小説家のルーシー様だぞ?」
「それは関係ないですよね」
「うっせえ!黙ってやれ!」
そう言ったルーシーさんは僕の背中を勢いよく叩いた。
それと同時に途方もない力、そしてルーシーさんと大天使の記憶が流れ込むのを感じた。
だから任せてくれたのか。
「本当に僕で良いんですね?」
その質問の答えは既に僕の頭の中にあるが、一応ルーシーさんに聞いてみた。
「ああ。勿論だ」
「分かりました。やれるだけやってみます」
僕が任されたんだ。それ以外の選択肢はない。覚悟は決まった。
「ああ、俺のかたき討ちを取ってくれ」
「はい。ルーシーさんはそこで大人しく寝て待っていてください」
僕は家を後にして、ルーシーさんから貰った翼で再び教会へ戻った。
「マルティンさん!」
そこには満身創痍のマルティンさんと、余裕そうな表情を見せるミカエルが居た。
「遅いじゃないか。待ちくたびれたぞ」
僕が来たことに気付いたマルティンさんは、まるで余裕だと言わんばかりに立ち上がった。
「ありがとうございました。後は任せてください」
「絶対勝てよ」
「はい」
僕は教会から出て行くマルティンさんの前に立ち、ミカエルを見上げた。
「なるほど。ルーシーから力を貰ったようだ。これは見逃してしまった私のミスだね」
ミカエルから今まで以上にエネルギーが放出された。どうやら周囲を更地にしまわないように力を抑えていたようだ。
「さっさとあなたを倒して、この街を全て元に戻します」
僕はルーシーさんから借りた剣を構える。
「私を倒せるだなんて、思い上がりも甚だしいよ」
ミカエルさんは一直線に僕の方へ突っ込んできて、剣を上段から振り下ろした。
「ぐっ!!」
それを正面から受け止めたが、想像以上の衝撃が僕を襲った。
このままだと折られると判断した僕は剣を斜めに傾けて軌道を逸らす。
その反撃に僕は体を高速で一回転させ、回し蹴りを決めた。
「どうにか使いこなせているみたいだ」
ぶっつけ本番でカマエルさんとエリーゼの記憶を引っ張り出してきたが、上手く機能しているみたいだ。
「少しはやるみたいだね。まあそれくらいはしてもらわないと」
だが、攻撃は通っていない。ほぼ無傷だ。
「でもそれは知っています。これなら!」
僕は翼と足の両方を使い、高速で加速して突っ込んだ。
そしてそのままシンプルに剣で突きを入れる。技も何もないただの力技だが、純粋に一番威力が出るのがこれだ。
余裕を見せて剣で受け止めようとしたミカエルだったが、全てを乗せた威力にミカエルの剣が耐えられなかったようで、剣ごとミカエルを突き刺す。
「ぐふっ!」
しかし体は非常に硬く、貫通させることは叶わずミカエルを勢いよく吹っ飛ばすだけにとどまった。
「ルーシーさん。これで倒せるって言っていませんでしたか……?」
大天使の力に加えて神の力が合わさることでとてつもない威力を発揮できる筈だから、これで大ダメージを負わせることが出来るって。
「ちょっとは効いたけど、この程度じゃ倒れないよ」
最初程では無いにせよ、まだまだ元気じゃないか。
「ルーシーから能力を継承しただけあって、中々にしぶといね。さっさと諦めなよ!」
剣を捨て、その肉体のみで絶え間なく攻撃し続けるミカエル。
どうやら武器よりもその肉体の方が強かったらしく、これまで以上に厄介さが上がっていた。
そのため、僕は武器や肉体の時間を巻き戻すことでダメージを消し、どうにか耐えることしか出来なかった。
反撃をしようにも、大きな溜めが無いとダメージは通りそうにない。そのためかなり苦しい戦いとなっていた。
ルーシーさんの能力だけでどうにかなりそうもない。神の力を持っていることで何か有効な手段は無いのか。
僕は必死にエリーゼが大天使になってから蓄えてきた知識を漁ってみたが、見つかる気配は無い。流石に消えた宗教の情報を入手することは出来ていないようだ。
ならば僕が自力で考えないといけない。しかし僕の神の力への理解度は低く、力が強くなる以外に何も分からない。
が、破壊力は既に試して失敗している。何か無いのか……
『なあルーシー。この力を天使達に付与すれば上手く行くんじゃない?』
『そうかもな。とりあえずやってみるか!』
そんな中呼び起されたのは過去のルーシーさんとミカエル。そして大天使だったガブリエルがどこかで研究している光景。
どうやらこのメンバーが元々研究仲間としてこの堕天使、大天使を生み出す方法を見つけたらしい。
そしてその中で全員リスクに気付き、ルーシーさんが猛反発したことによって実験は凍結されたみたい。
だけどミカエルとガブリエルはその後も隠れて実験を続けていたってことらしい。
詳しく見たいけれど、今はそんなことよりも目の前の相手を倒すことが先だ。
ミカエルが言った『この力』の正体を知ることが解決に繋がるかもしれない。
僕は必死に遡った。
『天使教の教会で神に祈ったら力を授かったんだ。これ、上手く使えないかな?』
もしかして大天使を作り出す力も神の力?
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