魅了なんて、オレには効かない

クリヤ

文字の大きさ
10 / 41
第1章 王都脱出

(10)血の病い

しおりを挟む
 「これが、猟師道というものか」
 「はい。街道以外にも、こんな道があるとは」

 王子とティムは馬に乗り、猟師道を進んでいた。
 農場主が、猟師たちが使うという裏道を教えてくれた。
 馬は、昨日の王都兵が乗っていたもの。
 王都兵を示す紋章が付いた鞍を外し、農場にあった鞍に付け替える。
 そうすれば、ただの鹿毛馬にしか見えない。

 「意図せず、馬が手に入って助かりましたね」
 「うん。ティムとこうしていられるのが嬉しい」
 「ははっ! わたしもです。王子」
 「ルイだろう?」
 「ルイ、わたしも嬉しいですよ」
 「ふふふ」

 ティムは、王子を前に乗せて抱くようにして馬を進める。

 「急な変更で、すみません」
 「構わない。いずれは、すべての国に行くのだから」
 「ご理解、ありがとうございます」

 旅の最初の目的地を、グリュンからオランジェに変える。
 王子は、ティムの提案をあっさりと受け入れた。
 ティムには、考えがあった。
 『影ギルド』に接触するだけではない。
 使える魔法の数を増やさなければ、いずれ行き詰まる。
 魔法と学問の国、オランジェ=ラントは最適な選択肢に思えた。

 「ルイ、少しだけ問題があります」
 「なんだ?」
 「オランジェへの道には、宿屋が少ないのです」
 「なぜだ?」
 「険しい山が多く、宿屋は、ほとんどが街道沿いにあります」
 「ということは?」
 「野営になる可能性も」
 「そうか。仕方ない。おまえと一緒なら、構わない」
 「ルイ……」

 ティムは、王子の言葉に、つい胸が震えて強く抱きしめてしまう。

 「ティム、苦しいぞ」
 「すみません。ありがたきお言葉に、つい」
 「ふふふ。本心だから、仕方あるまい」

 そう言って、王子は振り向いてあごを上げる。
 それに応えて、ティムは唇を交わす。

 「移動しながら、こんなことができるなら馬もいい」
 「ははっ。そうですね」

 馬での移動は、徒歩に比べれば、格段に早い。
 しかし、それでも、今日中に宿に着くのはむずかしかった。
 馬も休ませる必要がある。

 「今日は、ここで野営にしましょう」
 「さっそくか」
 「申し訳ありません」
 「いいんだ。なかなかできない体験だ。楽しみでもある」

 幸いにも森の中には、枯れ木が山ほど落ちている。
 すぐに、火を焚き、干し肉をあぶって夕飯にする。
 ワインも少しだけ飲んで、ふたりは眠りについた。

 首に違和感を覚えて、ティムが飛び起きる。
 誰かいる!
 すぐに剣を抜いて、振り払う。

 「ぎゃあああ!」

 恐ろしい声をあげて、何かが倒れる。

 「ティム、何があった⁉︎」

 王子がティムに駆け寄る。
 灯火の魔法を使い、あたりを照らす。
 そこには、首から血を流したティム。
 さらには、赤い目をむいて絶命している吸血鬼の姿があった。


 ***

 王都兵の馬をゲットできて、ラッキーだった。
 農場のオッサンは、馬は要らないから持っていってくれと鞍までくれた。

 王子を前に乗せていく馬の旅は、楽しい。
 密着しすぎて、変な気持ちになるのは困りもんだが。

 オランジェへと目的地を変えたのは、主に影ギルドのため。
 だけど、あの街には魔法書がたくさん売られている。
 この世界では、魔法書を買えば、その魔法が使える。
 プレイヤーが、魔法書を買って開く。
 すると、自動的に分厚い本の中に、その魔法書は取り込まれる。

 それと、オランジェには魔術師ギルドの本部がある。
 魔術師ギルドに加入できれば、ギルドクエストが受けられる。
 ギルドに加入して、魔術師たちを味方にできれば。
 オランジェ自体も、味方になってくれる。

 (だけど、野営はめんどくさいんだよなぁ)

 火を焚いても、クマやオオカミは襲ってくるし。

 (まぁ、一晩くらいなら大丈夫だろう)

 そう思ったのが、甘かった!
 そうだ、こいつの存在を忘れてた!
 吸血鬼。
 こいつに咬まれると、マズいことになる!


 ***

 「ティム!」

 王子が青ざめた表情で、ティムに駆け寄る。

 「……これは、まさか伝説の生きものなのか?」
 「ええ。この赤い目。吸血鬼でしょう」
 「本当にいるなんて」
 「わたしも初めて見ました」
 「咬まれたのか⁉︎」
 「はい。回復で血は止まりましたが……」
 「何かあるのか?」
 「少し、お待ちを」

 ティムが分厚い本を取り出し、何かを確認する。

 「少し……、マズいことになったようです」
 「なんだ? ハッキリ言ってくれ」
 「『血の病い』に感染しています」
 「なにっ! 伝説の病いではないか!」
 「はい」
 「それは、どうすれば……」
 「3日以内に、治療薬を飲むか、治療魔法をかければ」
 「3日だと? それしか、猶予がないのか?」
 「はい」
 「それを過ぎれば、どうなる? まさか、死……」
 「いえ、それはありません。ただ……」
 「ただ?」
 「吸血鬼になってしまう、ということです」

 ここから、オランジェまでは3日ほどの距離。
 オランジェには、治療魔法に長けた魔術師もいる。
 治療薬を売る店もある。

 「急げば、間に合います。心配は要りません」
 「だが……」
 「ルイ。あなたは、幸いなことにカッツェンの血をひいています。
  わたしから感染することは無いので、ご安心を」
 「バカッ!」

 ティムは、王子に頬を張られて驚いた表情を見せる。

 「わたしが、そういうことを言っているように思うのかっ?」
 「……いえ。あの……。失礼なことを。けれど、あなたの身が」

 ティムの言葉は、王子の熱い吐息と舌に飲み込まれる。
 激しく探られていくうちに、ティムの肩の力が抜けていく。
 自分が、緊張していたことに今さらながら気づくティム。
 顔に水がかかり、目を開ける。
 それは、王子の目からあふれ出た涙だった。

 「ルイ、あなたの心をないがしろにするつもりは……」
 「分かっている」
 「はい……。わたしのために、望まぬ婚約までしてくださった。
  あなたの心を疑ったことなど、ありません」
 「うん。もう、さみしいことは言わないと誓ってくれ」
 「はい。どんな時もお側にいさせてください」

 ふたりは、長い長い口づけを交わす。
 互いの存在を確かめあうように、すべてにふれあいながら。

 「ティム、もうじき夜が明ける。一刻も早くオランジェに着きたい。
  少し早いが、もう出立しよう」
 「ええ。ご配慮、感謝します」
 「これからすることに、口出しは不要だぞ」
 「はい?」

 王子は、ニヤリとイタズラっぽく笑うとピアスを外した。
 青色のモヤとともに、その姿はカッツェンへと変わる。

 「ルイ! なぜ?」
 「この姿でいられる間、わたしは走る。ティムは馬を頼む」
 「ルイにそのようなことをさせられませ……」

 王子が、再びティムの言葉を吸い取る。
 長い舌に翻弄されたティムは、恍惚の表情を浮かべる。

 「ティムは、カッツェンのキスが好きだなぁ」
 「いえ! あの。はい……。ルイのキスが好きなのです」
 「ふふ。嬉しい」
 「本当に、よろしいのですか?」
 「たった2時間だけだ。ひとり分の重さが減れば、馬も楽になるだろう」

 すでに、王子は走る準備を始めている。
 荷を馬に積み、出立の準備を整えるティム。
 その耳元に、王子がささやく。

 「もう体中がうずいている。走っても、この熱が消えなかった時は。
  ティムが、鎮めてくれないと困るぞ」
 「ふふ。はい、ルイ。お心のままに」

 ふたりは、山の端に見え出したオレンジ色の光を感じながら。
 オランジェへの道を走り始めた。


 ***

 ヤバい!
 首を襲ってくるやつなんて、吸血鬼しかいねぇ!
 とっさに倒したが、すでに咬まれたあと。

 オレは、本で自分の状態を確認する。

 【ステイタス異常 血の病い】

 マズ~い!
 これ、3日後には吸血鬼になっちゃうやつじゃん。
 吸血鬼になるのは、悪いことだけじゃない。
 吸血鬼は、力が強くなって透明魔法も使えるようになる。

 ただ、デメリットがありすぎる!
 まず、日の光に焼かれる。
 昼は出歩けないってわけじゃないが、ずっと体力が減り続ける。
 回復薬を飲むか、回復魔法をかけ続けるのは大変だ。

 定期的に血が飲みたくなる。
 動物の血でも大丈夫ではある。
 が、血を飲んでいるところを見つかると吸血鬼とバレる。
 そしたら、やっぱり追われる。

 なるべくなら、今は吸血鬼にはなりたくない。
 吸血鬼になっても、治す方法はある。
 が!
 攻略サイト情報によると、『すっごく大変』らしい。
 ゲーム中ならともかく、今は面倒なことになりそう。

 王子がさっきから、ずっと心配してくれる。
 吸血鬼になって、一番ヤバいのは身近な人に感染させること。
 だけど、王子は大丈夫。
 安心させておこう。

 「ルイ。あなたは、幸いなことにカッツェンの血をひいています。
  わたしから感染することは無いので、ご安心を」

 カッツェンは、実は高い能力を持つ種族。
 知能も高いし、機敏で、病い耐性まで高い。
 ほとんどの病いには、かからない。

 過去に奴隷にされたり、今でも差別の対象になっているのは。
 きっと、この能力の高さが妬まれたのかなぁ?
 なんて、ゲームの設定に思いをはせてみる。

 バチン!
 頰に軽い痛みを感じて、オレは驚く。
 王子に叩かれたようだ。でも、なんで?

 「わたしが、そういうことを言っているように思うのかっ?」

 あ、真剣に怒ってる。
 オレの胸がチクリと痛む。
 あわててフォローしようとしたオレの言葉は遮られる。
 王子の熱いキスとあふれる涙に。
 ズキン!
 オレの胸が痛む。オレの胸? それともティムの?

 それから、オレは再び王子とキスをする。
 抱きしめて、手の届くところすべてにさわる。
 あれ? おかしいな。
 前と違う気がする……。

 最初は、推しとリアルに会えた喜び。
 次は、セクシーすぎる王子とエロいことができる快感。
 今は?
 どっちとも違う気持ちが湧いてきている?
 これは、なんだ?
 考えようとしたけれど。

 王子が目の前で、カッツェンへと変身してしまってる!
 なんで? この国じゃ、不便だろうに!

 「ルイ! なぜ?」
 「この姿でいられる間、わたしは走る。ティムは馬を頼む」
 「ルイにそのようなことをさせられませ……」

 理由を聞こうとしたオレの舌は、ネコの長い舌にからめ取られる。
 ああ、気持ち良すぎる。
 気持ち良すぎて、考えられなくなる……。

 結局、自分の心の違和感も分からず。
 王子に押し切られるかたちで、オランジェへ向かうことになる。
 このゲームを知っている自分が、王子を引っ張っているつもりだったが。
 いつのまにか、王子に引っ張られてる?

 「もう体中がうずいている。走っても、この熱が消えなかった時は。
  ティムが、鎮めてくれないと困るぞ」

 王子に、そうささやかれる。
 オレの全身に、ゾクゾクしたしびれが走る。
 気持ちいい? いや、嬉しい?

 気持ちの正体には、答えを出せないまま。
 オレと王子は、次の目的地へと走り出した。


 *****

 そのあとの3日間は、必死で駆け抜けた。
 王子は、毎日、時間いっぱいカッツェンへと変わる。
 そして、馬にも負けない速度で道をひた走る。

 クマ、オオカミ、イノシシは当然のように現れる。
 トロールにも数匹ほど、遭遇した。
 王子とティムは、そのすべてに対峙して倒していく。
 オランジェに3日以内に着くことができたとしても。
 治療薬も治療魔法もただではない。
 できるだけ、金になるものを集めておきたかった。

 「あと半日というところでしょうか」
 「そうか。もうすぐだな。体調はどうだ?」
 「はい。特に変化はないようです」

 王子に尋ねられて、そう答えたティム。
 実は、それは本当ではなかった。
 日に何度か、体が燃えるように熱くなる。
 王子の体を通る血の管が、透けて見える。
 白くしなやかな首筋に食らいつきたい衝動に襲われる。
 そのたびに、ティムは、それを必死でこらえる。

 「あっ! あぁ! ……いつもと違うっ! ティム! ああ!」

 夜になると、昼間の疲れが吹き飛ぶ。
 たき火の炎が、王子の顔を艶やかに照らし出す。
 それを見ると、ティムは自分が抑えられなくなってしまう。
 王子にのしかかり、その思いを遂げるまで離すことができない。
 力がみなぎり、王子が気を失っても止められない。
 思いを遂げると、体はようやく落ち着く。
 しかし、そのあとに訪れる罪悪感。
 ぐったりして眠る王子の髪を撫でながら、胸を詰まらせる。

 「ルイ……。すまない。こんな風にするつもりじゃ……」
 「……ティム? 寝ないのか?」
 「ルイ。起きていたのですか?」
 「いや、いつのまにか気を失っていたようだ」
 「すみません、止められなくて……」
 「なぜ、謝る?」
 「もっと大事にしたいのです。けれど……」
 「ふふ。わたしは大丈夫だ。むしろ、嬉しい」
 「本当ですか?」
 「うん。ティムは、いつも遠慮がちだったから」
 「当然です。あなたは、高貴なお方なのですから」
 「ふたりでいる時に、身分など。
  わたしは、ティムといられれば、それでいいのに」
 「……」

 ティムは黙って、涙をこらえる。
 王子の心も体も、すべてを手に入れたい気持ちを。
 王子の前で吐き出してしまわないように。


 ***

 一周目では、攻略サイトの情報に従って避けていた『血の病い』。
 まさか、こんなにツラいとは。

 王子のことが、ひたすらおいしそうに見える。
 食欲的な意味でも、性的な意味でも。
 このままだと、王子を傷つけてしまいそうで怖い。

 怖い? なんでだ? ゲームのキャラでしかないのに。
 本当に? この手ざわりが、ただのゲームのキャラ?

 幸いというか、なんというか。
 王子も毎日、カッツェンに変身するせいで発情している。
 走ったくらいでは、やはりおさまらないらしく。
 オレの欲望に、すべて応えてくれる。
 喜んでいるようにも見える。

 なのに、オレの胸に何かが引っ掛かる。
 少しの罪悪感も。

 この気持ちは……?
 オレは……?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました

きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。 そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー 辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜

くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。 味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。 ――けれど、彼らは知らなかった。 彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。 すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、 復讐ではなく「関わらない」という選択。 だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。

私を追放した王子が滅びるまで、優雅にお茶を楽しみますわ

タマ マコト
ファンタジー
王国の茶会の場で、マリアンヌは婚約者である王子アレクシスから突然の婚約破棄を告げられる。 理由は「民に冷たい」という嘘。 新しい聖女リリアの策略により、マリアンヌは「偽りの聖女」として追放される。 だがマリアンヌは涙を見せず、静かに礼をしてその場を去る。 辺境の地で彼女は小さな館を構え、「静寂の館」と名づけ、紅茶と共に穏やかな日々を過ごし始める。 しかし同時に、王都では奇跡が失われ、作物が枯れ始めていた――。

欠席魔の公爵令嬢、冤罪断罪も欠席す 〜メイリーン戦記〜

水戸直樹
ファンタジー
王太子との婚約――それは、彼に恋したからでも、権力のためでもなかった。 魔王乱立の時代。 王も公爵も外征に出ている王都で、公爵令嬢メイリーンは“地味な婚約者”として王城に現れる。 だが、王太子は初顔合わせに現れなかった。 にもかかわらず、記録に残ったのは「公爵令嬢の欠席」。 抗議はしない。 訂正もしない。 ただ一つ、欠席という事実だけを積み上げていく。 ――それが、誰にとっての不合格なのか。 まだ、誰も気づいていない。 欠席から始まる、静かなるファンタジー戦記。

処理中です...