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告げられる夏
宣告
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あれから、のぞみへの思いと自分の将来についてさまざま考えた。
のぞみに惹かれていることは好きとイコールになるのだろうか。好きだとして、それはどんな好きだろうか。もし俺がのぞみに恋しているとしたら、どうすべきなのか。
やはり体質を治すことを望む以上、研究に協力すべきなのか。もしそれでうまくいかなかったらどうしたらよいのか。このまま変わらなければ、俺にはどんな未来があるのだろうか。
どちらもいくらだって疑問が出てくる。答えは俺にしか見つけられない。だが、今の俺にはどれも判断しかねた。こうだ、と決めるには決定打がないのだ。何か大きな出来事があれば、俺も自分の気持ちがよく分かるかもしれない。そう思っていた。
「うぁー、あっちぃ」
気づけばもう8月。気温は連日30度を超えており、外を歩くだけで溶けそうに暑い。今日はバイトが休みなので、図書館へ行ってきた。俺はあまり小説を読む方ではないが、正晴やのぞみから薦められている小説があるため、いくつか借りてみたのだ。その後ファミレスで昼飯を食い、今はのぞみの見舞いのために病院へ向かっている。ファミレスから病院までは歩いて二十分ほどだが、それでも暑さにやられそうだった。
病院内に入ると、クーラーの冷気が俺にくっついていた熱を吹き飛ばしていった。受付で見舞いの旨を伝え、いつも通りのぞみの病室へ向かう。だが、今日はなぜか胸騒ぎがした。何か悪いことが起こる気がする。根拠のないその予感を無視することはできなかった。病室の前まで来て、一度深呼吸をした。やはり嫌な感じがする。少し怖かったが、そんな考えを振り払うように頬を一度叩き、ノックをしてドアを開けた。ガラガラという音に気づいたのぞみがバッと顔を上げる。その顔は妙に歪んでいて苦しそうだった。俺は驚いて、すぐに彼女に駆け寄った。今まで泣いていたことを、頬についた涙の跡が語っていた。
「おい、どうした?」
のぞみの肩に手を乗せ、目線を合わせて尋ねた。その瞳は熱く潤んでいて、今にも涙がこぼれ落ちそうだ。
「……なんでもない」
彼女はそれを隠すように顔を背ける。しかし、声の震えは抑えきれていなかった。
「なんでもないわけないだろ。そんな苦しそうな顔してんのに」
「別に普通だよ」
「それが普通なわけあるか。何があった?」
「冬くんには関係ないじゃん! ほっといてよ!」
上擦った声ときつい言い方。彼女らしくないその様子に一瞬ひるんでしまう。 聞かれたくないことを追及していい立場に俺はいない。ただ頻繁に見舞いに来ているだけの他人にすぎないのだから。それでも、放っておくことなんてできなかった。
「関係なくなんてねーよ! 俺はのぞみが……! のぞみのことがっ……」
好き。 そう口から出かけて、慌てて口を押さえた。 わからないのに。わからないはずなのに。なんで勝手に俺の気持ちを無視して行こうとするんだろうか。
「た、大切だから。そう、のぞみのことが大切なんだよ!」
そう言ってどうにか誤魔化す。自分でも、無理のある誤魔化し方だと思った。だが、のぞみはそれを聞いて潤んだ瞳をこちらへ戻した。「大切……」と呟いて、その言葉を咀嚼するように何度も小さく頷いている。
「うん、じゃあ、教えてあげる。でも落ち着いて聞いてね」
そして、俺に向けて寂しげに笑った。
「私、次の春は迎えられないんだって」
咄嗟に「は?」と声が出た。のぞみの言っていることが分からない。次の春は迎えられない? それはつまり、春になる前に死ぬってこと? 彼女の言葉が、そのまま頭の中をぐるぐると回る。理解できないはずないのに、理解できない。そんなこと分かりたくないと、脳が拒絶しているようだった。
「私、小さい頃から重い病気なの。二十歳まで生きるのは難しいって言われてた。それでね、この間体調が悪い日が続いてたから検査したら、病気がさらに進行してて。昨日先生に、次の春まで生きるのは無理だろうって言われちゃった」
垂れてきていた髪を耳にかけながら、彼女はそう言った。いつもより少し早口になっているのは、俺の気のせいではないだろう。
「嘘、だろ?」
なんとか捻り出せた言葉はそれしかなかった。耳に届く自分の声は掠れている。驚きを隠せないということが丸わかりな声だった。だって、体調の悪い日が続いていたなんて知らない。これだけ頻繁に会いに来ているのに、辛そうな姿なんて見たことがなかった。調子が悪いのを隠して、いつも歓迎してくれていたのだろうか。そんなこと信じられないし、信じたくない。
「ううん、嘘じゃない。……嘘じゃ、ないんだよ」
彼女のその言葉は、俺だけでなく彼女自身にも向けられている気がした。のぞみ自身、まだ気持ちの整理ができていないのかもしれない。聞いた通りなら、伝えられてからたった一日しか経っていないのだから。今更になって、俺がどれだけ酷なことをさせたかに気づいた。そんな辛いことを話せだなんて酷すぎる。
「ごめん」
何も考えずに、謝罪の言葉が口をついていた。謝って済む話でもないのに。それを聞いてのぞみが笑う。
「えー、なんで冬くんが謝るの! って、なんかこの前もこんな感じのことあったね。ほら、美術館行ったとき。覚えてる?」
のぞみなりに明るくしようとしてくれてるのが伝わってきて、なぜか泣きそうになった。辛くないはずないのに、苦しくないはずないのに、明るく笑っている彼女。素敵だと思った。綺麗だと思った。だけど、見ているのが辛かった。なんて言おう。なんて言ったら、のぞみの苦しみを少しでも取り除けるだろう。そう考えてはみるものの、人付き合いに慣れていない俺には気の利いた言葉は思いつかない。それでも何か言わなくちゃ、と口を開いたとき、背後で勢いよくドアを開ける音がした。
「やっほー、冬、のぞみちゃん! ってあれ、なんかお邪魔しちゃった?」
元気に挨拶しながら入ってきたのは正晴だった。お邪魔しちゃった、なんて言いながら普通に近づいてくる。横に並んだ彼の額には汗が滲んでいた。
「正晴、お前なんで……」
「冬今日バイト休みだって聞いて、それならここにいるかなって。ちょうど近くに来たから寄ってみたんだけど、タイミング悪かった?」
「ううん、別に大丈夫!」
にこっと微笑んでのぞみが答える。急な登場には驚いたが、正直助かったと思った。何かを言おうと焦っていた気持ちが少し和らぐ。
「俺のこと探してたのか?」
そう聞くと正晴は頷いた。でもきっと嘘だ。本当なら真っ先にスマホに連絡してくるに違いない。だが、正晴からのメッセージは今日受け取っていない。それに、ほんの少し顔が強ばっている。なぜそんな嘘をつくのかは分からないが、正晴のことなのできっと理由があるのだろう。とりあえず話を合わせることにする。
「ちょっと伝えたいことがあってね」
「伝えたいこと? 何?」
「うーん、まあ、色々?」
あえてのぞみにも声が届くようにか、全く抑えていない声量で正晴が言う。ここでは話しにくい。そう伝えたいのだろう。その真意は、俺をここから連れ出そうということか。
「あ、じゃあ、話の続きはまた今度にしよっか」
のぞみもそれを悟ったようで、控えめにそう言った。申し訳ないとは思う。傷ついているのを分かっていて、そのままにして帰るなんて。しかし、今はここにいても何もできる気がしなかった。それなら場を改めた方がまだましかもしれない。
「じゃ、また来るから」
「うん、待ってるね」
俺たちは、お互い小さく手を振って別れた。
のぞみに惹かれていることは好きとイコールになるのだろうか。好きだとして、それはどんな好きだろうか。もし俺がのぞみに恋しているとしたら、どうすべきなのか。
やはり体質を治すことを望む以上、研究に協力すべきなのか。もしそれでうまくいかなかったらどうしたらよいのか。このまま変わらなければ、俺にはどんな未来があるのだろうか。
どちらもいくらだって疑問が出てくる。答えは俺にしか見つけられない。だが、今の俺にはどれも判断しかねた。こうだ、と決めるには決定打がないのだ。何か大きな出来事があれば、俺も自分の気持ちがよく分かるかもしれない。そう思っていた。
「うぁー、あっちぃ」
気づけばもう8月。気温は連日30度を超えており、外を歩くだけで溶けそうに暑い。今日はバイトが休みなので、図書館へ行ってきた。俺はあまり小説を読む方ではないが、正晴やのぞみから薦められている小説があるため、いくつか借りてみたのだ。その後ファミレスで昼飯を食い、今はのぞみの見舞いのために病院へ向かっている。ファミレスから病院までは歩いて二十分ほどだが、それでも暑さにやられそうだった。
病院内に入ると、クーラーの冷気が俺にくっついていた熱を吹き飛ばしていった。受付で見舞いの旨を伝え、いつも通りのぞみの病室へ向かう。だが、今日はなぜか胸騒ぎがした。何か悪いことが起こる気がする。根拠のないその予感を無視することはできなかった。病室の前まで来て、一度深呼吸をした。やはり嫌な感じがする。少し怖かったが、そんな考えを振り払うように頬を一度叩き、ノックをしてドアを開けた。ガラガラという音に気づいたのぞみがバッと顔を上げる。その顔は妙に歪んでいて苦しそうだった。俺は驚いて、すぐに彼女に駆け寄った。今まで泣いていたことを、頬についた涙の跡が語っていた。
「おい、どうした?」
のぞみの肩に手を乗せ、目線を合わせて尋ねた。その瞳は熱く潤んでいて、今にも涙がこぼれ落ちそうだ。
「……なんでもない」
彼女はそれを隠すように顔を背ける。しかし、声の震えは抑えきれていなかった。
「なんでもないわけないだろ。そんな苦しそうな顔してんのに」
「別に普通だよ」
「それが普通なわけあるか。何があった?」
「冬くんには関係ないじゃん! ほっといてよ!」
上擦った声ときつい言い方。彼女らしくないその様子に一瞬ひるんでしまう。 聞かれたくないことを追及していい立場に俺はいない。ただ頻繁に見舞いに来ているだけの他人にすぎないのだから。それでも、放っておくことなんてできなかった。
「関係なくなんてねーよ! 俺はのぞみが……! のぞみのことがっ……」
好き。 そう口から出かけて、慌てて口を押さえた。 わからないのに。わからないはずなのに。なんで勝手に俺の気持ちを無視して行こうとするんだろうか。
「た、大切だから。そう、のぞみのことが大切なんだよ!」
そう言ってどうにか誤魔化す。自分でも、無理のある誤魔化し方だと思った。だが、のぞみはそれを聞いて潤んだ瞳をこちらへ戻した。「大切……」と呟いて、その言葉を咀嚼するように何度も小さく頷いている。
「うん、じゃあ、教えてあげる。でも落ち着いて聞いてね」
そして、俺に向けて寂しげに笑った。
「私、次の春は迎えられないんだって」
咄嗟に「は?」と声が出た。のぞみの言っていることが分からない。次の春は迎えられない? それはつまり、春になる前に死ぬってこと? 彼女の言葉が、そのまま頭の中をぐるぐると回る。理解できないはずないのに、理解できない。そんなこと分かりたくないと、脳が拒絶しているようだった。
「私、小さい頃から重い病気なの。二十歳まで生きるのは難しいって言われてた。それでね、この間体調が悪い日が続いてたから検査したら、病気がさらに進行してて。昨日先生に、次の春まで生きるのは無理だろうって言われちゃった」
垂れてきていた髪を耳にかけながら、彼女はそう言った。いつもより少し早口になっているのは、俺の気のせいではないだろう。
「嘘、だろ?」
なんとか捻り出せた言葉はそれしかなかった。耳に届く自分の声は掠れている。驚きを隠せないということが丸わかりな声だった。だって、体調の悪い日が続いていたなんて知らない。これだけ頻繁に会いに来ているのに、辛そうな姿なんて見たことがなかった。調子が悪いのを隠して、いつも歓迎してくれていたのだろうか。そんなこと信じられないし、信じたくない。
「ううん、嘘じゃない。……嘘じゃ、ないんだよ」
彼女のその言葉は、俺だけでなく彼女自身にも向けられている気がした。のぞみ自身、まだ気持ちの整理ができていないのかもしれない。聞いた通りなら、伝えられてからたった一日しか経っていないのだから。今更になって、俺がどれだけ酷なことをさせたかに気づいた。そんな辛いことを話せだなんて酷すぎる。
「ごめん」
何も考えずに、謝罪の言葉が口をついていた。謝って済む話でもないのに。それを聞いてのぞみが笑う。
「えー、なんで冬くんが謝るの! って、なんかこの前もこんな感じのことあったね。ほら、美術館行ったとき。覚えてる?」
のぞみなりに明るくしようとしてくれてるのが伝わってきて、なぜか泣きそうになった。辛くないはずないのに、苦しくないはずないのに、明るく笑っている彼女。素敵だと思った。綺麗だと思った。だけど、見ているのが辛かった。なんて言おう。なんて言ったら、のぞみの苦しみを少しでも取り除けるだろう。そう考えてはみるものの、人付き合いに慣れていない俺には気の利いた言葉は思いつかない。それでも何か言わなくちゃ、と口を開いたとき、背後で勢いよくドアを開ける音がした。
「やっほー、冬、のぞみちゃん! ってあれ、なんかお邪魔しちゃった?」
元気に挨拶しながら入ってきたのは正晴だった。お邪魔しちゃった、なんて言いながら普通に近づいてくる。横に並んだ彼の額には汗が滲んでいた。
「正晴、お前なんで……」
「冬今日バイト休みだって聞いて、それならここにいるかなって。ちょうど近くに来たから寄ってみたんだけど、タイミング悪かった?」
「ううん、別に大丈夫!」
にこっと微笑んでのぞみが答える。急な登場には驚いたが、正直助かったと思った。何かを言おうと焦っていた気持ちが少し和らぐ。
「俺のこと探してたのか?」
そう聞くと正晴は頷いた。でもきっと嘘だ。本当なら真っ先にスマホに連絡してくるに違いない。だが、正晴からのメッセージは今日受け取っていない。それに、ほんの少し顔が強ばっている。なぜそんな嘘をつくのかは分からないが、正晴のことなのできっと理由があるのだろう。とりあえず話を合わせることにする。
「ちょっと伝えたいことがあってね」
「伝えたいこと? 何?」
「うーん、まあ、色々?」
あえてのぞみにも声が届くようにか、全く抑えていない声量で正晴が言う。ここでは話しにくい。そう伝えたいのだろう。その真意は、俺をここから連れ出そうということか。
「あ、じゃあ、話の続きはまた今度にしよっか」
のぞみもそれを悟ったようで、控えめにそう言った。申し訳ないとは思う。傷ついているのを分かっていて、そのままにして帰るなんて。しかし、今はここにいても何もできる気がしなかった。それなら場を改めた方がまだましかもしれない。
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