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第一話
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深い、深い眠りの中にいた。
そこは寒くて、周りに何もない、ただ真っ白な世界。ずっとそこにはいたくはなかったけれど、自身が選んでしたことだから仕方がない。そう言い聞かせて、もう何年経ったのだろうか。時間の経過すらわからないこの空間で、空間の主でもあるリディアリアはずっと自身の眠りが覚めるのを待っていた。
そして、とうとうその時がきた。
何もない空間に、小さな亀裂が入ったのだ。亀裂は徐々に広がっていき、空間全体に行き渡る。リディアリアが亀裂の一部に触れると、パリンとガラスが砕けるような音とともに空間がはじけ飛んだ。その瞬間、眩い光がリディアリアを包み込み、思わず目を瞑ってしまう。
そうして光が止んだ頃、閉じていた瞼をそっと持ち上げると、そこには求めていた人物がそこにいた。
全てを包み込むような漆黒の髪に、魔族の特徴でもある赤の瞳。その瞳の視線はリディアリアに注がれていた。
「ディティ……」
声は掠れていて、名前を呼んだ相手、ディティラスにも聞こえるかどうかというような小さな声。
「リディ、ようやくその声が聞けた」
けれどディティラスにはきちんと声が届いていたようだった。
頬に当てられた手はほんのりと温かく、思わず頬擦りをしてしまう。そしてその手の感触をもっと味わおうと、自身の手を動かした。ずっと動かしていなかった体は思うように動かず、少しずつしか動いてくれない。そんなじれったい気持ちも抱えながら、ようやくディティラスの手に触れることができた。
できたのではあるが――。
「……え?」
あることにリディアリアは気づいてしまった。
「あれ、なんで……」
ディティラスに重ねた手が、どうにも小さいのだ。それになんだが、ふっくらとした子どものような手に見える。
どういうことなのか、現状を確認したくても、リディアリアは残念なことにベッドの上の住人。体が自由に動かせないときた。
頭を混乱させていると、ディティラスがリディアリアの気持ちを汲んでくれたのか、手鏡を取ってきてくれた。そのことに礼を告げて、覗いてみるとそこには記憶にある自身の顔ではなく、数年ほど前の幼いリディアリアの顔があった。ウエーブのかかった桃色の髪は記憶の中のものよりもずっと伸びていて、赤の瞳はぱちくりと何度も驚きを隠せないように瞬きを繰り返していた。頬はふっくらというよりも、若干こけてはいたが、これはずっとリディアリアが眠り続けていたせいだろう。
「な、なんで……!?」
掠れた声にも関わらず、リディアリアは目を大きく見開けながら、叫んでしまった。
叫んでしまったせいなのか、体は弱っていたせいなのか、咳が止まらなくなり、ごほごほとしていると、ディティラスが慌てたように背中を擦ってくれた。姿が変わってしまったにも関わらず、ディティラスは優しく、そのことについ嬉しくなってしまう。心の中でほっこりとしていると、部屋の扉を叩く音が聞こえた。
「入れ」
扉を叩いた人物は、ディティラスが呼んだ人物だったらしく、すぐにディティラスの許可が出た。そうして入ってきた人物は、リディアリアも知る人物だった。
「リディアリア、お目覚めになられたのですね」
ヒーリィと呼ばれる癒しの手を持つ魔族のライトニングという、背中まで伸ばしたクリーム色の髪に、赤の瞳を持つ男性だった。もちろん青年といっても、それは外見だけの話であって、実年齢の話ではない。現にライトニングは人族でいうと二十代後半の外見で、実年齢だと五百年は生きている魔族だ。優男のなりをしていても、魔王に次ぐ階級を持つ強者。
そして戦争孤児だった、リディアリアの義父でもある。
魔王城の医療全般を担っているライトニングがここにいるということは、やはりここは魔王城の一室で間違いなさそうだ。なにより魔王であるディティラスが傍にいるのだから、確実ともいえるだろう。
「とりあえず話やすいように、喉を回復させましょうか。少し失礼しますね《治癒》」
ライトニングがそっとリディアリアの喉に手を触れて、魔法を唱えると、その手から柔らかな青い光が生まれ、リディアリアの喉に吸収されていった。青の光が全て喉へと吸収されると、ライトニングに声を出してみるようにと言われたので、一言二言口にしてみる。
「ん、声が楽に出るようになった。ありがとうね、ライトニング」
掠れていた声は、ようやく本来の音を取り戻し、リディアリアの気持ちをすんなりと伝えてくれる。そのおかげで、ライトニングの簡単な診察はスムーズに運ぶことができた。
「今のところ問題はないようですが、その幼子の姿は一体どうなってしまったんでしょうねぇ……」
「いや、本当に。せっかくあったささやかな胸が今や絶壁に逆戻りだよ。なんでこんなことになったんだか……」
自身の平らな胸を見て、落胆を隠せない。サキュバスといえば、誰もがボン、キュッ、ボンなのに、リディアリアといえば成人してもささやかな胸しかなかった。そんな胸でさえ、今は無くなってしまったのだ。これを悲しまず、なにを悲しめというのだ。
「リディ、気にするところはそこなのか?」
「当たり前でしょう! せっかく目覚めることができて、ディティにも会えたのに、幼子の姿なんて。せっかく恋人として釣り合う外見になったと思ったのに、悲しすぎる……」
「俺は目覚めてくれただけ嬉しいから、外見はそのままでも構わないぞ」
「それはちょっと…………」
励ましてくれようとしたのだろうが、そのままでいい発言はなんだかあまり良くない気がする。揃って街中を歩く姿を想像してみたものの、傍からは兄妹にしか見えないだろうし、恋人に見えていたとしても、ディティラスがロリコンのレッテルを貼られることになる。それだけはどうしても避けたかった。
診察が終わると、ライトニングが体の回復をする魔法をかけてくれたが、若干動きやすくなっただけで、落ちてしまった筋肉等はリディアリア自身で戻すしかないようだった。しばらくは、少しの移動だけでもすぐに疲れてしまいそうだ。
「では、私はこれで。その姿の件も含めて調べごともありますので、また明日も診察に伺いますね。今日はゆっくり休んでください」
ライトニングは気を効かせてくれたのか、診察が終わるとすぐに部屋を出て行った。
リディアリアはディティラスと話をしたくてベッドへ横になることを断るが、ディティラスに却下をされてしまい、渋々と介助をされながら横になる。そんなリディアリアを見て苦笑を零すものの、ベッドの傍にある椅子に腰をかけてリディアリアの顔を覗き込んできた。どうやら話し相手にはなってくれるらしい。
「……魔王の仕事はいいの?」
「後でやるから問題ない。それよりリディアリアの声が聞けて、表情が見られる。そちらの方が仕事よりもよほど大事なことだ」
仕事よりもリディアリアが優先。そんなことをはっきりといってしまう魔王もどうかと思うが、それほどまで大事に思ってくれることがリディアリアは嬉しかった。
「じゃあ少しだけ。私が眠っていた間に起こったことを、簡単にでいいから教えてほしいの」
そうリディアリアはお願いをすると、元からそのつもりだったのかディティラスは要点をかいつまんで教えてくれた。
そこは寒くて、周りに何もない、ただ真っ白な世界。ずっとそこにはいたくはなかったけれど、自身が選んでしたことだから仕方がない。そう言い聞かせて、もう何年経ったのだろうか。時間の経過すらわからないこの空間で、空間の主でもあるリディアリアはずっと自身の眠りが覚めるのを待っていた。
そして、とうとうその時がきた。
何もない空間に、小さな亀裂が入ったのだ。亀裂は徐々に広がっていき、空間全体に行き渡る。リディアリアが亀裂の一部に触れると、パリンとガラスが砕けるような音とともに空間がはじけ飛んだ。その瞬間、眩い光がリディアリアを包み込み、思わず目を瞑ってしまう。
そうして光が止んだ頃、閉じていた瞼をそっと持ち上げると、そこには求めていた人物がそこにいた。
全てを包み込むような漆黒の髪に、魔族の特徴でもある赤の瞳。その瞳の視線はリディアリアに注がれていた。
「ディティ……」
声は掠れていて、名前を呼んだ相手、ディティラスにも聞こえるかどうかというような小さな声。
「リディ、ようやくその声が聞けた」
けれどディティラスにはきちんと声が届いていたようだった。
頬に当てられた手はほんのりと温かく、思わず頬擦りをしてしまう。そしてその手の感触をもっと味わおうと、自身の手を動かした。ずっと動かしていなかった体は思うように動かず、少しずつしか動いてくれない。そんなじれったい気持ちも抱えながら、ようやくディティラスの手に触れることができた。
できたのではあるが――。
「……え?」
あることにリディアリアは気づいてしまった。
「あれ、なんで……」
ディティラスに重ねた手が、どうにも小さいのだ。それになんだが、ふっくらとした子どものような手に見える。
どういうことなのか、現状を確認したくても、リディアリアは残念なことにベッドの上の住人。体が自由に動かせないときた。
頭を混乱させていると、ディティラスがリディアリアの気持ちを汲んでくれたのか、手鏡を取ってきてくれた。そのことに礼を告げて、覗いてみるとそこには記憶にある自身の顔ではなく、数年ほど前の幼いリディアリアの顔があった。ウエーブのかかった桃色の髪は記憶の中のものよりもずっと伸びていて、赤の瞳はぱちくりと何度も驚きを隠せないように瞬きを繰り返していた。頬はふっくらというよりも、若干こけてはいたが、これはずっとリディアリアが眠り続けていたせいだろう。
「な、なんで……!?」
掠れた声にも関わらず、リディアリアは目を大きく見開けながら、叫んでしまった。
叫んでしまったせいなのか、体は弱っていたせいなのか、咳が止まらなくなり、ごほごほとしていると、ディティラスが慌てたように背中を擦ってくれた。姿が変わってしまったにも関わらず、ディティラスは優しく、そのことについ嬉しくなってしまう。心の中でほっこりとしていると、部屋の扉を叩く音が聞こえた。
「入れ」
扉を叩いた人物は、ディティラスが呼んだ人物だったらしく、すぐにディティラスの許可が出た。そうして入ってきた人物は、リディアリアも知る人物だった。
「リディアリア、お目覚めになられたのですね」
ヒーリィと呼ばれる癒しの手を持つ魔族のライトニングという、背中まで伸ばしたクリーム色の髪に、赤の瞳を持つ男性だった。もちろん青年といっても、それは外見だけの話であって、実年齢の話ではない。現にライトニングは人族でいうと二十代後半の外見で、実年齢だと五百年は生きている魔族だ。優男のなりをしていても、魔王に次ぐ階級を持つ強者。
そして戦争孤児だった、リディアリアの義父でもある。
魔王城の医療全般を担っているライトニングがここにいるということは、やはりここは魔王城の一室で間違いなさそうだ。なにより魔王であるディティラスが傍にいるのだから、確実ともいえるだろう。
「とりあえず話やすいように、喉を回復させましょうか。少し失礼しますね《治癒》」
ライトニングがそっとリディアリアの喉に手を触れて、魔法を唱えると、その手から柔らかな青い光が生まれ、リディアリアの喉に吸収されていった。青の光が全て喉へと吸収されると、ライトニングに声を出してみるようにと言われたので、一言二言口にしてみる。
「ん、声が楽に出るようになった。ありがとうね、ライトニング」
掠れていた声は、ようやく本来の音を取り戻し、リディアリアの気持ちをすんなりと伝えてくれる。そのおかげで、ライトニングの簡単な診察はスムーズに運ぶことができた。
「今のところ問題はないようですが、その幼子の姿は一体どうなってしまったんでしょうねぇ……」
「いや、本当に。せっかくあったささやかな胸が今や絶壁に逆戻りだよ。なんでこんなことになったんだか……」
自身の平らな胸を見て、落胆を隠せない。サキュバスといえば、誰もがボン、キュッ、ボンなのに、リディアリアといえば成人してもささやかな胸しかなかった。そんな胸でさえ、今は無くなってしまったのだ。これを悲しまず、なにを悲しめというのだ。
「リディ、気にするところはそこなのか?」
「当たり前でしょう! せっかく目覚めることができて、ディティにも会えたのに、幼子の姿なんて。せっかく恋人として釣り合う外見になったと思ったのに、悲しすぎる……」
「俺は目覚めてくれただけ嬉しいから、外見はそのままでも構わないぞ」
「それはちょっと…………」
励ましてくれようとしたのだろうが、そのままでいい発言はなんだかあまり良くない気がする。揃って街中を歩く姿を想像してみたものの、傍からは兄妹にしか見えないだろうし、恋人に見えていたとしても、ディティラスがロリコンのレッテルを貼られることになる。それだけはどうしても避けたかった。
診察が終わると、ライトニングが体の回復をする魔法をかけてくれたが、若干動きやすくなっただけで、落ちてしまった筋肉等はリディアリア自身で戻すしかないようだった。しばらくは、少しの移動だけでもすぐに疲れてしまいそうだ。
「では、私はこれで。その姿の件も含めて調べごともありますので、また明日も診察に伺いますね。今日はゆっくり休んでください」
ライトニングは気を効かせてくれたのか、診察が終わるとすぐに部屋を出て行った。
リディアリアはディティラスと話をしたくてベッドへ横になることを断るが、ディティラスに却下をされてしまい、渋々と介助をされながら横になる。そんなリディアリアを見て苦笑を零すものの、ベッドの傍にある椅子に腰をかけてリディアリアの顔を覗き込んできた。どうやら話し相手にはなってくれるらしい。
「……魔王の仕事はいいの?」
「後でやるから問題ない。それよりリディアリアの声が聞けて、表情が見られる。そちらの方が仕事よりもよほど大事なことだ」
仕事よりもリディアリアが優先。そんなことをはっきりといってしまう魔王もどうかと思うが、それほどまで大事に思ってくれることがリディアリアは嬉しかった。
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