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宮垣という名の街【開始〜午後1時】
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このゲームは一見すると多くの参加者が力を合わせることこそ重要に見えてくる。それぞれのSGTに異なる【固有ヒント】なんてものが与えられているのも、それを助長するきっかけになるだろう。
すでに確認していたが、もちろんSGTの中に【固有ヒント】も入っていた。
――ヒント【R】 ブービートラップに与えられた【固有ヒント】は本物である。
この【固有ヒント】を集めて【ブービートラップ】の正体を暴くことが、恐らくは王道パターン。あらかじめ用意された正攻法と言えよう。しかしながら、もうひとつだけゲームを終了させる簡単な手段があるのだ。それは、王道パターンをたどるよりはるかに簡単で手っ取り早いだろう。もちろん、倫理的な問題はあるのだが、それを気にしないのであれば、これほど簡単な手段はない。
注目すべきは【ルール8】だ。これは、万が一にも【ブービートラップ】が死亡してしまった場合、その場でゲームが強制的に終了してしまうというもの。しかも、参加者は無条件で解放となっている。
――ならば【ブービートラップ】を殺してしまおうと考える人間が出てくるのではないか。それぞれの【固有ヒント】を集めるために、罠の仕掛けられた危険な街を駆け回るより、いっそのこと【ブービートラップ】を殺してしまったほうが手取り早いと考える人がいるのではないだろうか。別に誰が【ブービートラップ】なのか分からなくてもいい。出会った人間を片っ端から殺してゆけば、その本人が【ブービートラップ】であるという薄い可能性を除いて、必ず【ブービートラップ】を殺害することになる。
簡単に言ってしまえば、手当たり次第に会った人間を殺して回っていれば、いずれ【ブービートラップ】を殺害することになり、そうなれば【ルール8】に則ってゲームから解放されるのだ。それを狙う人間がいないとは限らない。あえて【ルール6】で暴力を禁止していない辺り、悪意すら感じる。
レプリカではあるがライフル銃を構えながらトイレを出た。名前通り肩からかけたショルダーバッグには、あらかじめ用意されていた携行食糧と水が入っている。ここに来る直前までやっていたはずの演習と変わらないスタイルだが、しかし膝が震えている自分に気づく。これは武者震いだと自分に言い聞かせると、ふと鼻をついた焦げ臭さに、すぐ近くにあった窓へと歩み寄った。身を低くして、こちらの気配を消す。このような動作は、もはや癖のようなものだった。焦げ臭さは、窓の外から漂ってくるような気がする。
すでに確認していたが、もちろんSGTの中に【固有ヒント】も入っていた。
――ヒント【R】 ブービートラップに与えられた【固有ヒント】は本物である。
この【固有ヒント】を集めて【ブービートラップ】の正体を暴くことが、恐らくは王道パターン。あらかじめ用意された正攻法と言えよう。しかしながら、もうひとつだけゲームを終了させる簡単な手段があるのだ。それは、王道パターンをたどるよりはるかに簡単で手っ取り早いだろう。もちろん、倫理的な問題はあるのだが、それを気にしないのであれば、これほど簡単な手段はない。
注目すべきは【ルール8】だ。これは、万が一にも【ブービートラップ】が死亡してしまった場合、その場でゲームが強制的に終了してしまうというもの。しかも、参加者は無条件で解放となっている。
――ならば【ブービートラップ】を殺してしまおうと考える人間が出てくるのではないか。それぞれの【固有ヒント】を集めるために、罠の仕掛けられた危険な街を駆け回るより、いっそのこと【ブービートラップ】を殺してしまったほうが手取り早いと考える人がいるのではないだろうか。別に誰が【ブービートラップ】なのか分からなくてもいい。出会った人間を片っ端から殺してゆけば、その本人が【ブービートラップ】であるという薄い可能性を除いて、必ず【ブービートラップ】を殺害することになる。
簡単に言ってしまえば、手当たり次第に会った人間を殺して回っていれば、いずれ【ブービートラップ】を殺害することになり、そうなれば【ルール8】に則ってゲームから解放されるのだ。それを狙う人間がいないとは限らない。あえて【ルール6】で暴力を禁止していない辺り、悪意すら感じる。
レプリカではあるがライフル銃を構えながらトイレを出た。名前通り肩からかけたショルダーバッグには、あらかじめ用意されていた携行食糧と水が入っている。ここに来る直前までやっていたはずの演習と変わらないスタイルだが、しかし膝が震えている自分に気づく。これは武者震いだと自分に言い聞かせると、ふと鼻をついた焦げ臭さに、すぐ近くにあった窓へと歩み寄った。身を低くして、こちらの気配を消す。このような動作は、もはや癖のようなものだった。焦げ臭さは、窓の外から漂ってくるような気がする。
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