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朝 ~side S~
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午前6時30分、起床。
午前6時35分、リビングに移動。
「お母さん、おはよう」
「おはよう。朝ご飯とお弁当できてるから。
じゃ、お母さんは行くね」
「うん、行ってらっしゃい」
午前7時30分、出発。
午前7時40分、目的地Aに到着。
いつも通りの地点から、いつも通りのメールを送る。
『私さくら。今あなたの家の前の公園のベンチに
座っているの』
よし。あとは反応を待つだけ。
「うぎゃーっ!?
ママなんで起こしてくれへんの!?」
「起こしたって!!
美波が起きへんのが悪い!!」
はい、これもちゃんといつも通り。
「あー、もう!!さくら来てもたやん!!」
「えーっ!!ほんま、さくらちゃんはきっちりしてるな~。
あ、弁当これな。忘れたらあかんでー!!」
「ママありがと!!いってきまーす!!」
午前7時50分、美波が出てくる。
「美波、おはよう」
「さくら!!いつもごめんな~!!
ほんま、どーやったらさくらみたいに
きっちりできるんやろ…」
「んー、これが美波だと思う」
「せやな。きっちりしたら、ウチやないな。
でもなさくら。あんたきっちりしすぎちゃう?
もっと肩の力抜いたらええのに…。
あ、あんたまだすみれのこと引きずって…」
「すみれは関係ないっ!!」
「…せやなぁ。もう…10年やっけ…。さすがに…なぁ。
朝から変なこと言ってごめんな」
「…別に…」
藤森美波。私、中原さくらの親友だ。
ちなみに関西弁なのは、両親共に大阪出身だからである。
美波自身は大阪に行ったことはないけど、
いつも両親が関西弁で話すのでうつったらしい。
朝は弱いし、よく忘れ物はするし、毎回数学は赤点だし…。
ま、まぁ欠点が少し目立つけど、すごくいい子だ。
本当、美波を見てたら、私はまだまだ『いい子』に
なれてないと思う。
だって、あんなに明るくないし、スポーツはさっぱりだし、
それにそれに…。
「ん?さくらどないしたん?
…あ!!もう8時すぎてるやん!!
急がな!!まぁ、ウチのせいやけどさ」
「そだね。美波もっと早く起きてよ~!!
遅刻して先生に怒られるの、嫌だからね!!」
…うん。とりあえず考えるのはやめよう。
これは『私達』の問題なのだから。
午前6時35分、リビングに移動。
「お母さん、おはよう」
「おはよう。朝ご飯とお弁当できてるから。
じゃ、お母さんは行くね」
「うん、行ってらっしゃい」
午前7時30分、出発。
午前7時40分、目的地Aに到着。
いつも通りの地点から、いつも通りのメールを送る。
『私さくら。今あなたの家の前の公園のベンチに
座っているの』
よし。あとは反応を待つだけ。
「うぎゃーっ!?
ママなんで起こしてくれへんの!?」
「起こしたって!!
美波が起きへんのが悪い!!」
はい、これもちゃんといつも通り。
「あー、もう!!さくら来てもたやん!!」
「えーっ!!ほんま、さくらちゃんはきっちりしてるな~。
あ、弁当これな。忘れたらあかんでー!!」
「ママありがと!!いってきまーす!!」
午前7時50分、美波が出てくる。
「美波、おはよう」
「さくら!!いつもごめんな~!!
ほんま、どーやったらさくらみたいに
きっちりできるんやろ…」
「んー、これが美波だと思う」
「せやな。きっちりしたら、ウチやないな。
でもなさくら。あんたきっちりしすぎちゃう?
もっと肩の力抜いたらええのに…。
あ、あんたまだすみれのこと引きずって…」
「すみれは関係ないっ!!」
「…せやなぁ。もう…10年やっけ…。さすがに…なぁ。
朝から変なこと言ってごめんな」
「…別に…」
藤森美波。私、中原さくらの親友だ。
ちなみに関西弁なのは、両親共に大阪出身だからである。
美波自身は大阪に行ったことはないけど、
いつも両親が関西弁で話すのでうつったらしい。
朝は弱いし、よく忘れ物はするし、毎回数学は赤点だし…。
ま、まぁ欠点が少し目立つけど、すごくいい子だ。
本当、美波を見てたら、私はまだまだ『いい子』に
なれてないと思う。
だって、あんなに明るくないし、スポーツはさっぱりだし、
それにそれに…。
「ん?さくらどないしたん?
…あ!!もう8時すぎてるやん!!
急がな!!まぁ、ウチのせいやけどさ」
「そだね。美波もっと早く起きてよ~!!
遅刻して先生に怒られるの、嫌だからね!!」
…うん。とりあえず考えるのはやめよう。
これは『私達』の問題なのだから。
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