5 / 10
第4幕 NG牧場の決闘
しおりを挟む
オーテリーブのメインゲート
アニー「ラム・・・」
ユタラプトルの手入れをするコープ「これはブラウン夫人。ということはそいつらがあなたの助っ人ってことか・・・」
フィリップ「ブラウン夫人!?夫人!???」
リズリ―「あ~らら・・・」
フィリップ「てめえ、しってたのか!?」
リズリ―「アニーさんに聞けばあ?」
肩を落とすフィリップ。
労働組合「きやがったな!アニー・ブラウン!今日こそ俺たちに賃金を払ってもらうぜ~!
それいけ~!!」
街に入った途端プラカードを掲げた鉱山労働者たちがアニーに駆け寄ってくる。
フィリップ「な、なんだ、あいつら!?」
アニー「うちの鉱山で働く労働組合です。先頭の男は組合長のホーナー。」
労働者たち「金払え~!!こちとら給料無しで命がけで金掘ってんだぞ!!」
アニー「その件は前にもお話ししたはずです。近いうちに必ず支払うと。」
労働者「か~ね!か~ね!払え!払え!」
ホーナー「まあ、みんな落ち着け。・・・ブラウン夫人、近いうちとは具体的にいつだ?」
労働者「そうだ説明しろ!」
アニー「それは・・・」
ホーナー「いいか。俺たち堀り屋の仕事は毎日危険と隣り合わせだ。高所からの落下、落石や落盤事故、塵肺・・・その上今や街から鉱山への道には腹ぺこの恐竜どもがうろついている。そんな中俺たちは必死に働き、ぎりぎりの生活を送っているんだ。」
アニー「それは分かっています。」
ホーナー「いいや、あんたはわかってない。あんたは旦那とは違う。」
フィリップ「旦那!?マジかよ!アニーさんマジで既婚者なのかよ~!」
ホーナー「旦那がここを取り仕切っていた頃はよかった・・・」
フィリップ「しかもいい人っぽいし~!!ちくショ~!!」
ホーナー「ブラウンの旦那が生きていたらきっと俺たちを救ってくれたはずだ。少なくとも俺たちに希望はくれた。」
フィリップ「え!?ブラウンの旦那は死んだの?死んだという解釈でいいのね!?」
ホーナー「さっきからうるせえな、てめえは!」
リズリ―「・・・馬鹿。」
ホーナー「あんたはあの大きなお屋敷で優雅に暮らせていいがな。俺たちをなめるんじゃねえ。これ以上金を払わねえって言うんなら、俺たちはこの仕事を辞めさせてもらう。」
アニー「それは困ります・・・!」
ホーナー「じゃあ答えろ!俺たちにいつ給料を支払う!?」
アニー「来月には必ず・・・」
ホーナー「遅い!はなしにならねえ、みんな出てくぞ!」
アニー「では三日後・・・!」
足を止める労働者たち。
ホーナー「ほう・・・」
アニー「三日後これまで未払い分のお給料をお支払いいたしますわ。」
ホーナー「相当の額だぞ・・・あてはあるのか?」
アニー「あります・・・」
ホーナー「・・・ブラウン夫人あんたの屋敷で話がある。」
引き上げていく労働者
フィリップ「しかしおかしいじゃねえか。金鉱があるのになんで給料が払えないんだよ」
リズリー「なんかすっごい面倒なことに引きずり込まれたんじゃないの?」
コープ「彼女に捕まるとはお前らも運がないな。」
リズリー「あなたはさっきの・・・」
フィリップ「どういうことだよ・・・」
コープ「ついてきな。」
・
ギルドホール
リズリー「ここは・・・」
フィリップ「なんかガラが悪いのがいっぱいいるぜ」
コープ「恐竜ハンターどものギルドホールだ」
リズリー「じゃあなたも・・・」
コープ「見ろ。これがワイオミングの街を次々に壊滅させている元凶だ。」
リズリー「これって・・・」
コープ「人食い暴君シャープトゥース。賞金額は過去最高の1000万ドル。」
リズリ―「ティラノサウルスがここにいるんですか!?」
フィリップ「ティラミ・・・ス・・・?なにそれ?」
リズリ―「牙だらけの化けものだよ!フレンチ・ダイナソー戦争では凶暴化したティラノサウルスにイギリス軍の一個大隊が全滅・・・最強の恐竜の王・・・もしかして・・・」
コープ「ああ、アニーはあんたらにこいつを倒させ、その懸賞金で労働者に給料を払おうとしているんだよ」
フィリップ「でもよ金鉱があるだろ」
コープ「お前は鈍いな。金は枯渇しているんだよ。」
リズリー「え」
・
アニーの屋敷
地図を広げるホーナー「なら線路を伸ばして第5鉱区を採掘させればいいだろ」
アニー「しかしあそこは・・・」
ホーナー「ああ、あんたの旦那がなくなった場所だ」
アニー「主人が・・・あそこは人間が決して立ち入ってはいけない場所だと・・・」
ホーナー「そんなこと言っている場合か?」
・
オーテリーブのギルドホール。
コープの周りにマーシュとその取り巻きが絡んでくる。
マーシュ「ようコープ・・・悪いがシャープトゥースは俺たちがいただくぜ」
コープ「マーシュ・・・お前の腕では無理だ」
マーシュ「ふんそれはどうかな。もうてめえの時代は終わった。」
コープ「そうだな。恐竜を殺し続けたって、恐竜に殺される人間がまた増えるだけだ。」
マーシュ「あいにくだがこっちには新兵器がある。もはやティラノだろうがアロだろうが恐竜なぞ俺たちの敵じゃねえ・・・」
フィリップ「なんだあいつら・・・」
コープ「お前のライバルってところじゃないのか」
リズリー「い、いやこいつはただの売れない俳優で恐竜ハンターなんかじゃ・・・」
フィリップ「し・か・しアロサウルスも大したことねえなあ!オレのムチで一発とは」
ハンター「はあ?声でけえな」
ハンター「アロサウルスって捕獲危険度Aの大型肉食竜だぞ?」
フィリップ「ははは!みなまで言うな三流ハンターの諸君!あんなのオレにしてみりゃ中型よ!ライフルすらいらんわ!」
リズリー「フィリップ!」
フィリップ「ハハフー!」
ムチでハンターたちのライフルを叩き落すフィリップ
ハンター「なにしやがるてめえ!」
フィリップ「お前らももっと頑張ればいつかは俺のようなハンターになれるさ。まあ頑張りたまえ」
「なんなんだこいつは・・・」
マーシュ「おうお前、ここらへんでは見ない顔だな。何者だ。」
フィリップ「よくぞ聞いてくれた!おれは・・・」
リズリー「ヒーローの妄想癖があるんです・・・」
フィリップ「ねえよバカ!」
リズリー「死にたくなきゃあんたは黙ってなさい!」
コープ「アニーが連れてきた凄腕の恐竜ハンターらしいぜ」
マーシュ「なに?」
リズリー「コープさん!」
マーシュ「いいか、てめえが何もんだか知らねえが、俺たちの邪魔をしてみろ。蜂の巣にしてやる」
フィリップ「それはこっちのセリフだぜ。ティラノザウルスはオレが倒す!」
ギルドホールに飛び込んでくる村人「大変だ!NG牧場でランベオサウルスが暴れている!」
マーシュ「よう恐竜ハンターお手並み拝見と行こうじゃねえか、ランベオサウルスくらいお前にかかれば大したことねえんだろ?」
フィリップ「任せろ・・・」
・
屋外
フィリップ「こいつかこのやろう!てや!」
オルニトレステス(ニワトリ大の恐竜)の上からカゴをのせる。
フィリップ「ヒーハー!任務完了!」
住民「こっちだよ!助けてくだされ~」
家をぶっ壊す巨大なランベオサウルス
フィリップ「ないいいいいいい!!!?でけえ!!!!ゴジラじゃねえか!」
マーシュ「どうした凄腕ハンター?」
リズリー「あんなの相手にするなんて無茶よ・・・コープさんなんとかしてください!」
フィリップ「いやこれはオレの相手だ!手出しは無用!」
コープ「・・・らしいぜ?」
マーシュ「ようコープ。賭けをしねえか?あいつが恐竜に殺されるかどうか!」
コープ「面白いな。」
マーシュ「で、あんたは?」
コープ「オレはあいつが勝つにかけるぜ」
「ぎゃははは!目が曇ったかコープ!あいつはどうみてもライフルすら握ったことがねえ素人だ!」
コープ「そうだな・・・だがムチはあるようだぜ・・・」
ムチを構えるフィリップ
リズリー「やめてフィリップ!やめさせてください、あいつは恐竜ハンターでもなんでもないんです!」
ガヤ「やっちまえ~!」
アニーと一緒に人ごみに近づくホーナー「なんの騒ぎだ!?」
やじうま「ああホーナーさん、あの若いのがランベオサウルスとやりあうようですよ」
ホーナー「なんだと!?アロサウルスすらぺちゃんこにする連中だぞ!」
アニー「フィリップ・・・」
やじうま「なんであいつライフルを使わないんだ!?」
「自殺行為だぞ!」
ムチを振るうフィリップ「ヒーハー!」
ムチの先に興味を示す恐竜。
ムチの先をキョロキョロ追う。
「なんか様子がおかしいぞ」
「ああ・・・」
ムチの先に手を出すランベオサウルス。
フィリップ「よし来いよし来い!」
後ずさるフィリップ。ゆっくりゲートの方に誘導する。
「あのランベオサウルスがまるで飼い猫だ・・・」
フィリップ「おいおいおいそっちじゃないよ・・・」
箱をつつくランベオサウルス
フィリップ「なんだ?マタタビでも入ってんのか?」
ハンター「ボスアレは・・・!」
マーシュ「・・・あのやろう勝手に・・・!」
マーシュを静止するコープ「おっと手出しは無用だぜ。」
箱の中に卵が入っている
フィリップ「へ~おめえ卵が好きなのか。」
頭で卵をわるランベオサウルス。
中から出た赤ん坊をくわえて立ち去る。
フィリップ「あいつ、腹減ってたんだな・・・」
リズリー「違うよ、あの恐竜、母親だったのよ・・・」
フィリップ「でも痩せてたよ?」
リズリー「餌も食べずに探し回ってたんじゃないかしら。よかった・・・」
大歓声「すげえええええ!!ムチだけでランベオサウルスを追っ払った!
「てことはライフルを使ったら本当にティラノも・・・!!」
ホーナー「・・・あんたどこで“あんな奴”見つけてきた?」
微笑むアニー
納得がいかないマーシュ
コープ「200ドル」
マーシュ「ふざけんな!あの野郎は恐竜を仕留めてねえ!とんだ茶番だぜ!」
マーシュの手下のハンター「そうだ!」
「それに勝手に俺たちの獲物を・・・!」
リズリー「俺たち?あんたたちが勝手に略奪したんでしょうが!」
観衆「そーだそーだ!」
マーシュ「くっ・・・いくぞ!」
マーシュの手下「へい!」
アニー「フィリップすごいわ!」
フィリップ「いや~あんな奴らたいしたことないですよ」
面白くないリズリー。
アニー「ラム・・・」
ユタラプトルの手入れをするコープ「これはブラウン夫人。ということはそいつらがあなたの助っ人ってことか・・・」
フィリップ「ブラウン夫人!?夫人!???」
リズリ―「あ~らら・・・」
フィリップ「てめえ、しってたのか!?」
リズリ―「アニーさんに聞けばあ?」
肩を落とすフィリップ。
労働組合「きやがったな!アニー・ブラウン!今日こそ俺たちに賃金を払ってもらうぜ~!
それいけ~!!」
街に入った途端プラカードを掲げた鉱山労働者たちがアニーに駆け寄ってくる。
フィリップ「な、なんだ、あいつら!?」
アニー「うちの鉱山で働く労働組合です。先頭の男は組合長のホーナー。」
労働者たち「金払え~!!こちとら給料無しで命がけで金掘ってんだぞ!!」
アニー「その件は前にもお話ししたはずです。近いうちに必ず支払うと。」
労働者「か~ね!か~ね!払え!払え!」
ホーナー「まあ、みんな落ち着け。・・・ブラウン夫人、近いうちとは具体的にいつだ?」
労働者「そうだ説明しろ!」
アニー「それは・・・」
ホーナー「いいか。俺たち堀り屋の仕事は毎日危険と隣り合わせだ。高所からの落下、落石や落盤事故、塵肺・・・その上今や街から鉱山への道には腹ぺこの恐竜どもがうろついている。そんな中俺たちは必死に働き、ぎりぎりの生活を送っているんだ。」
アニー「それは分かっています。」
ホーナー「いいや、あんたはわかってない。あんたは旦那とは違う。」
フィリップ「旦那!?マジかよ!アニーさんマジで既婚者なのかよ~!」
ホーナー「旦那がここを取り仕切っていた頃はよかった・・・」
フィリップ「しかもいい人っぽいし~!!ちくショ~!!」
ホーナー「ブラウンの旦那が生きていたらきっと俺たちを救ってくれたはずだ。少なくとも俺たちに希望はくれた。」
フィリップ「え!?ブラウンの旦那は死んだの?死んだという解釈でいいのね!?」
ホーナー「さっきからうるせえな、てめえは!」
リズリ―「・・・馬鹿。」
ホーナー「あんたはあの大きなお屋敷で優雅に暮らせていいがな。俺たちをなめるんじゃねえ。これ以上金を払わねえって言うんなら、俺たちはこの仕事を辞めさせてもらう。」
アニー「それは困ります・・・!」
ホーナー「じゃあ答えろ!俺たちにいつ給料を支払う!?」
アニー「来月には必ず・・・」
ホーナー「遅い!はなしにならねえ、みんな出てくぞ!」
アニー「では三日後・・・!」
足を止める労働者たち。
ホーナー「ほう・・・」
アニー「三日後これまで未払い分のお給料をお支払いいたしますわ。」
ホーナー「相当の額だぞ・・・あてはあるのか?」
アニー「あります・・・」
ホーナー「・・・ブラウン夫人あんたの屋敷で話がある。」
引き上げていく労働者
フィリップ「しかしおかしいじゃねえか。金鉱があるのになんで給料が払えないんだよ」
リズリー「なんかすっごい面倒なことに引きずり込まれたんじゃないの?」
コープ「彼女に捕まるとはお前らも運がないな。」
リズリー「あなたはさっきの・・・」
フィリップ「どういうことだよ・・・」
コープ「ついてきな。」
・
ギルドホール
リズリー「ここは・・・」
フィリップ「なんかガラが悪いのがいっぱいいるぜ」
コープ「恐竜ハンターどものギルドホールだ」
リズリー「じゃあなたも・・・」
コープ「見ろ。これがワイオミングの街を次々に壊滅させている元凶だ。」
リズリー「これって・・・」
コープ「人食い暴君シャープトゥース。賞金額は過去最高の1000万ドル。」
リズリ―「ティラノサウルスがここにいるんですか!?」
フィリップ「ティラミ・・・ス・・・?なにそれ?」
リズリ―「牙だらけの化けものだよ!フレンチ・ダイナソー戦争では凶暴化したティラノサウルスにイギリス軍の一個大隊が全滅・・・最強の恐竜の王・・・もしかして・・・」
コープ「ああ、アニーはあんたらにこいつを倒させ、その懸賞金で労働者に給料を払おうとしているんだよ」
フィリップ「でもよ金鉱があるだろ」
コープ「お前は鈍いな。金は枯渇しているんだよ。」
リズリー「え」
・
アニーの屋敷
地図を広げるホーナー「なら線路を伸ばして第5鉱区を採掘させればいいだろ」
アニー「しかしあそこは・・・」
ホーナー「ああ、あんたの旦那がなくなった場所だ」
アニー「主人が・・・あそこは人間が決して立ち入ってはいけない場所だと・・・」
ホーナー「そんなこと言っている場合か?」
・
オーテリーブのギルドホール。
コープの周りにマーシュとその取り巻きが絡んでくる。
マーシュ「ようコープ・・・悪いがシャープトゥースは俺たちがいただくぜ」
コープ「マーシュ・・・お前の腕では無理だ」
マーシュ「ふんそれはどうかな。もうてめえの時代は終わった。」
コープ「そうだな。恐竜を殺し続けたって、恐竜に殺される人間がまた増えるだけだ。」
マーシュ「あいにくだがこっちには新兵器がある。もはやティラノだろうがアロだろうが恐竜なぞ俺たちの敵じゃねえ・・・」
フィリップ「なんだあいつら・・・」
コープ「お前のライバルってところじゃないのか」
リズリー「い、いやこいつはただの売れない俳優で恐竜ハンターなんかじゃ・・・」
フィリップ「し・か・しアロサウルスも大したことねえなあ!オレのムチで一発とは」
ハンター「はあ?声でけえな」
ハンター「アロサウルスって捕獲危険度Aの大型肉食竜だぞ?」
フィリップ「ははは!みなまで言うな三流ハンターの諸君!あんなのオレにしてみりゃ中型よ!ライフルすらいらんわ!」
リズリー「フィリップ!」
フィリップ「ハハフー!」
ムチでハンターたちのライフルを叩き落すフィリップ
ハンター「なにしやがるてめえ!」
フィリップ「お前らももっと頑張ればいつかは俺のようなハンターになれるさ。まあ頑張りたまえ」
「なんなんだこいつは・・・」
マーシュ「おうお前、ここらへんでは見ない顔だな。何者だ。」
フィリップ「よくぞ聞いてくれた!おれは・・・」
リズリー「ヒーローの妄想癖があるんです・・・」
フィリップ「ねえよバカ!」
リズリー「死にたくなきゃあんたは黙ってなさい!」
コープ「アニーが連れてきた凄腕の恐竜ハンターらしいぜ」
マーシュ「なに?」
リズリー「コープさん!」
マーシュ「いいか、てめえが何もんだか知らねえが、俺たちの邪魔をしてみろ。蜂の巣にしてやる」
フィリップ「それはこっちのセリフだぜ。ティラノザウルスはオレが倒す!」
ギルドホールに飛び込んでくる村人「大変だ!NG牧場でランベオサウルスが暴れている!」
マーシュ「よう恐竜ハンターお手並み拝見と行こうじゃねえか、ランベオサウルスくらいお前にかかれば大したことねえんだろ?」
フィリップ「任せろ・・・」
・
屋外
フィリップ「こいつかこのやろう!てや!」
オルニトレステス(ニワトリ大の恐竜)の上からカゴをのせる。
フィリップ「ヒーハー!任務完了!」
住民「こっちだよ!助けてくだされ~」
家をぶっ壊す巨大なランベオサウルス
フィリップ「ないいいいいいい!!!?でけえ!!!!ゴジラじゃねえか!」
マーシュ「どうした凄腕ハンター?」
リズリー「あんなの相手にするなんて無茶よ・・・コープさんなんとかしてください!」
フィリップ「いやこれはオレの相手だ!手出しは無用!」
コープ「・・・らしいぜ?」
マーシュ「ようコープ。賭けをしねえか?あいつが恐竜に殺されるかどうか!」
コープ「面白いな。」
マーシュ「で、あんたは?」
コープ「オレはあいつが勝つにかけるぜ」
「ぎゃははは!目が曇ったかコープ!あいつはどうみてもライフルすら握ったことがねえ素人だ!」
コープ「そうだな・・・だがムチはあるようだぜ・・・」
ムチを構えるフィリップ
リズリー「やめてフィリップ!やめさせてください、あいつは恐竜ハンターでもなんでもないんです!」
ガヤ「やっちまえ~!」
アニーと一緒に人ごみに近づくホーナー「なんの騒ぎだ!?」
やじうま「ああホーナーさん、あの若いのがランベオサウルスとやりあうようですよ」
ホーナー「なんだと!?アロサウルスすらぺちゃんこにする連中だぞ!」
アニー「フィリップ・・・」
やじうま「なんであいつライフルを使わないんだ!?」
「自殺行為だぞ!」
ムチを振るうフィリップ「ヒーハー!」
ムチの先に興味を示す恐竜。
ムチの先をキョロキョロ追う。
「なんか様子がおかしいぞ」
「ああ・・・」
ムチの先に手を出すランベオサウルス。
フィリップ「よし来いよし来い!」
後ずさるフィリップ。ゆっくりゲートの方に誘導する。
「あのランベオサウルスがまるで飼い猫だ・・・」
フィリップ「おいおいおいそっちじゃないよ・・・」
箱をつつくランベオサウルス
フィリップ「なんだ?マタタビでも入ってんのか?」
ハンター「ボスアレは・・・!」
マーシュ「・・・あのやろう勝手に・・・!」
マーシュを静止するコープ「おっと手出しは無用だぜ。」
箱の中に卵が入っている
フィリップ「へ~おめえ卵が好きなのか。」
頭で卵をわるランベオサウルス。
中から出た赤ん坊をくわえて立ち去る。
フィリップ「あいつ、腹減ってたんだな・・・」
リズリー「違うよ、あの恐竜、母親だったのよ・・・」
フィリップ「でも痩せてたよ?」
リズリー「餌も食べずに探し回ってたんじゃないかしら。よかった・・・」
大歓声「すげえええええ!!ムチだけでランベオサウルスを追っ払った!
「てことはライフルを使ったら本当にティラノも・・・!!」
ホーナー「・・・あんたどこで“あんな奴”見つけてきた?」
微笑むアニー
納得がいかないマーシュ
コープ「200ドル」
マーシュ「ふざけんな!あの野郎は恐竜を仕留めてねえ!とんだ茶番だぜ!」
マーシュの手下のハンター「そうだ!」
「それに勝手に俺たちの獲物を・・・!」
リズリー「俺たち?あんたたちが勝手に略奪したんでしょうが!」
観衆「そーだそーだ!」
マーシュ「くっ・・・いくぞ!」
マーシュの手下「へい!」
アニー「フィリップすごいわ!」
フィリップ「いや~あんな奴らたいしたことないですよ」
面白くないリズリー。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ソラノカケラ ⦅Shattered Skies⦆
みにみ
歴史・時代
2026年 中華人民共和国が台湾へ軍事侵攻を開始
台湾側は地の利を生かし善戦するも
人海戦術で推してくる中国側に敗走を重ね
たった3ヶ月ほどで第2作戦区以外を掌握される
背に腹を変えられなくなった台湾政府は
傭兵を雇うことを決定
世界各地から金を求めて傭兵たちが集まった
これは、その中の1人
台湾空軍特務中尉Mr.MAITOKIこと
舞時景都と
台湾空軍特務中士Mr.SASENOこと
佐世野榛名のコンビによる
台湾開放戦を描いた物語である
※エースコンバットみたいな世界観で描いてます()
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる