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入学式
龍星2
しおりを挟む「あ~、リューセー?俺、別に可愛いとか思われなくていいよ?小学生の頃ならまだしも、俺も今は166センチあって、まだまだ伸びる予定だ。お前らみたいに馬鹿デカくはないが、バカにされるほど低くもねぇだろ?
それに大体さ、男に可愛いって逆に失礼じゃね?」
姫にそう言われて一緒言葉に詰まるも、やっぱり嘘はつけなくてオレは言う。
「け、けど、姫はやっぱりオレの中ではめちゃくちゃ可愛いのっ!!
小学生の頃も可愛かったけど、今日見て本気で可愛いと思ったんだ。オレ、姫に嘘はつきたくないから失礼だとしても言う!!」
「・・おい、ユウヤ、リューセーってこんなヤツだったっけ?ちょっとキモいんだけど・・・」
「いや?こいつがバスケ以外でムキになるの珍しいよ?普段は基本、いつも穏やかでニコニコしてんじゃん。
んー、けどまぁ、昔から姫ちゃんの事は大好きだったからねー、久々に会えて嬉しいんじゃね?それに姫ちゃん、デカくなったけど美人度は増してるから・・・」
「うるせぇわっ!リューセーが何でこんなにムキになってるのか知らねぇけど、ウザいからあんまし俺に絡むな。俺は平和な高校生活を送るんだ。
正直お前らみたいなキラキラ脳筋陽キャとは関わりたくねぇんだよ。
リューセー、早く部活行ってそのムダなエネルギーを発散して来い。
ユウヤ、こいつの管理頼むわ。これから必要以上に俺に絡んで来ないよう見張っててくれ。」
「え~無理だろ・・こいつ実は頑固だし、おれの言う事なんか聞かねーもん。
これからずっとニコニコしながら姫ちゃんに付きまとう姿が目に浮かぶわ~」
「えっ?!姫、オレたち元々仲の良い友達じゃん?何で絡むなとか言うの?せっかく同じクラスになれたんだし高校でも仲良くしてよ。」
オレは姫に拒絶される理由が分からない。だって小学生の頃は毎日のように一緒に遊んでたんだよ?
「チッ、はぁ・・何で入学式早々こんな面倒な目に遭うかな・・・
分かった分かった。クラスメイトとして普通に接してやるから。それでいいだろ?」
そんな姫の言葉に悲しくなる。
「姫ぇ~何で?オレ、姫と昔みたいに仲良くしたい・・・」
あっ、何か本当に涙が出て来た・・・
「うっわ!デカい図体して泣くなよっ?!俺が悪いみたいじゃねぇか・・はいはい、分かったからもう部活行けよ。
ユウヤ!ほら、早く連れて行け!!」
「・・仲良くしてくれる?」
「幼稚園児かっ?!
分かったから!普通に仲良くするからっ!ほらっ、ユウヤ!早く!!」
「しゃーねーなぁ。リュウセイ、これ以上しつこく絡むと姫ちゃんに嫌われるぞ?ほら、明日から毎日会えんじゃん。今日の所はそれくらいにして部活行こうぜ。」
ユウヤの言葉にハッとする。
そうだっ!明日から毎日姫に会えるんだっ!!!
「姫っ!また明日ね。あっ!!メッセージアプリのID教えて?!」
「・・・ヤダ。」
「何でっ??!けど、ヤダって可愛いぃっ!!!」
「余計に教える気なくなったわっ!!」
オレはそのままユウヤに引きずられて教室を後にした・・・
体育館に着き、先輩たちが来るまでに準備をする。春休みからすでに部活に参加しているので慣れた作業だ。
だからついつい姫の事を考えてしまう。
いや、だって実際可愛かったよね??!
顔も昔よりは男らしくなってたけど、それでも他の女子より美人だ。そんなに大きくはないが、アーモンド型の綺麗な形をしている黒目がちな瞳。ほんのり赤い唇に引き締まった口元。その左下にあるホクロがエロいんだよなぁ。肌はきめ細かくてつるりとしていて・・あぁ、あの白い肌にむしゃぶりつきたい・・・
「・・オレ、姫なら抱けるわ・・・いや、むしろお願いだから抱かせて欲しいっ!!ていうか、姫が好きだっ!!!」
横でユウヤが口を開けてこっちを凝視している。
「マジかよ・・・??!」
・・・はい、大マジです。
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