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エピローグ
龍星
しおりを挟むオレの最高だった誕生日旅行以降も、オレと姫は順調に付き合いを続けている。
部活でもレギュラーの座は守っているし、姫ともラブラブで(学校でイチャつこうとすると怒るがそれがまた可愛い)充実した毎日だ。
あっ!そうそう、秋にあった文化祭で美人コンテストの投票が行われたんだけど、その結果が、一位カグラ、二位ルイ、三位三年のクールビューティーな先輩、四位姫、五位二年のアイドル系の可愛い先輩、六七八九は端折って十位桃山となった。
ルイと姫。二人も男子が入ってる所がこの学校っぽいと思う。だが、正直この二人はその辺の女子よりよっぽど可愛いし、美人だからなっ!!納得のランキングだった。ちなみに三位と五位の先輩も公式崇拝対象らしい(大森情報)。
桃山も顔だけならまぁ、かなり可愛い部類なのでしょうがない。だが姫の方が数万倍可愛い事だけは明言しておく。
それと同時に抱かれたい男子コンテスト(単にイケメンなだけでなく抱かれたいって所がポイントなんだと。そして男子にも投票権がある)も行われ、一位三年の留学生ティムさん、二位ショウ、三位オレ、四位三年の軽音部(最近ショウが入って可愛がってもらってるらしい)の望月先輩、となったがそんな事はどうでもいい。
その文化祭での出し物で、ウチのクラスは喫茶店をやったんだが、姫がメイド姿になったんだよぉっっっっ!!!!!
あの小学校の謝恩会以来の姫の女装!しかもメイド!!大森、グッジョブ!!!
そう、当然のごとく大森たちが姫に化粧をし、メイド姿をプロデュースしたんだ。
・・もうね、下半身に言う事を聞かせるのが大変だった。その場で押し倒さなかったオレの理性を誉めてくれ。写真は死ぬほど撮ったから後でじっくり・・・ゲフンゲフン。
オレやユウヤは執事服だったので、姫はブツクサ文句を言っていたが、譲らなかった大森たちに姫が根負けした。他にも数人メイドにされた男子がいたが、もうダントツで姫が最高に可愛かったなぁ・・
まぁ、姫が可愛くないはずがないんだけどねっ!!
どうやら美人コンテストで四位になったのは、このメイド姿のおかげのようだ。事前予想では姫は七位だったから。
そして大森にまた一つ大きな借りが出来た。なんと、姫が着たメイド服をオレにくれたんだっ!!「姫くんに渡しても捨てられそうだから。」って、えっ?神なの?!大森、いや大森様!!!どうやら姫のサイズに合うメイド服を手芸部の子が作ったらしい。もちろんその子も美見会のメンバーで、オレと姫推しなんだって。
うん、感謝!ひたすら感謝するよっ!!
いつか絶対姫に着てもらうんだ!ご主人様とメイドごっことか・・・ヤバい、また下半身が反応して・・理性、頑張れオレの理性!!
そんな感じで日常は過ぎて行く。
時々姫にちょっかいをかけてくるヤツが男子にも女子にもいるが、オレは姫を誰にも渡す気はない。
幸い姫もオレに惚れてくれてるし、美見会の応援もかなり心強い。
このままオレは姫を愛し続ける。
今は高校生の戯言にしか聞こえないかもしれないけど、十年後、二十年後も同じセリフを吐ける自信はある。
だから、姫に心変わりされないよう頑張らなきゃ!!
みんな、オレと姫の話に付き合ってくれてありがとう。今後も美見会の連中と一緒に見守っていて欲しいな。頼むよ。
じゃあ、また!!
「姫が可愛くないはずがないっ!!!」 完
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最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
本編は完結いたしましたが、この後数話番外編を予定しております。明日には無理かもしれませんが、数日中には更新しようと思っています。
まずは、温泉旅行のショウ×ルイ編、そして、ご主人様龍星×メイド姫も書く予定。
みなさま、今しばらくお付き合いくださいませ。
ルコ
応援ありがとうございます!
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