1分小説

妖狐🦊🐯

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気ままでそのまま

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ごきげんよう



最近は語れてる?夢の一小説



誰もが想像する明日へのきらめき



一歩踏み出せば広がる君だけの世界



足元に咲いている一輪の花も



無限に広がる華やかな道も



ぜんぶぜんぶ、君だけのもの



心に正直になって願いを込めればほら



甘い甘い言葉を囁いてくれる



君だけの王子様の登場だ



誰にも邪魔なんてされない



好きなだけ好きを感じられる



シチュエーションを大切にしたいのなら



瞳を閉じて祈りを捧げて、開いたその先は



星空の大海原にだってできる奇跡



ロマンスさえも思いのまま



キラキラに包まれた時間制限のないシンデレラ



ガラスの靴も霞むくらい輝いている




なんて痛いと思ったでしょう?




誰だって一度はそんなこと考えるの



想像力は誰にも負けないくらい



素敵な青い春の風に吹かれていた



誰もかれもいつの間にか忘れてしまった、いや



流れる時の途中に落としただけ



現実的じゃないなんてみんな知ってる



だから想像なの、二番煎じはもういいわ



そんな心に霧がかった私でも晴れてしまうくらい



創造力が豊かな君



いつもは疎ましい夏の陽射しさえも



君だけを照らす演出のように



もはや嫉妬さえ感じてしまうほどの



気ままでそのままな君だけは



どうかそのままでいて
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