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2話 彼の名は紳士マン
しおりを挟むやあみんな!私だ、紳士マンだ
梅雨も明けて外はすっかり夏本番という暑さだな!
熱中症に気をつけて水分補給を欠かさないことだ!!
そうだ、まだ初めましての挨拶が終わってなかったな!!
ビシッと身体にピッタリ合っ…ん?なになに?
前にもそのセリフ聞いたことがあるって?
そもそも何で生きているんだだって?
ハハハッ、まだ2話目だというのに中々ユニークなジョークを言うじゃあないか!
私はこの通りとても健康な身体で、今ここに立っているのは本物の紳士マンさ!
それに割と記憶力のいい私からしても、まだ初めましてをしていないのは明白さ!
きっと夢でも見ていたんじゃないのかな?
…それより聞いてくれ!
実は今から女の子とパフェを食べに行くのだが、この辺りにはお店が多すぎて迷っているんだ!
しかもその子は生クリームが一切ダメらしい
パフェにはデフォルトでのっているレベルの生クリームがダメだというこの矛盾に、さすがの私も頭を抱えたよ
しかし私は紳士マン、相手の要望には100%答えることこそ紳士的立ち振る舞いだと信じているのだ
というわけでピックアップしたこの中でいいお店はあると思うかね?
うんうん
うん、そうか!
ここなら確かに全ての要望を満たしている!
ありがとう、これなら女の子も喜んでくれるに違いない!
通りすがりの私なんかの頼みを聞いてくれるなんて…なんていい人なんだ!君には感謝するよ!
そうだ…少ないけどこれでパフェでも食べてきたらいい!遠慮しなくていいさ、感謝の気持ちだよ
それじゃあ楽しんで!
…数時間後
あれ?紳士マンさん
先ほどはどうも、おかげで気になっていたカフェに寄ることができてとても嬉しかったです!
紳士マンさんはあの後いかがでしたか?
…
あ、、そうですか…
中々…難しいですね
あのもしかして服についてる汚れって…
ああ!いや、すみません!!
そんなに落ち込まないでください
短い間でしたけど、私は紳士マンさんが相手の子のために一生懸命考えることのできる優しい人だって思いましたよ!
第一その子も無茶ぶりすぎますよ!
生クリームがダメなのにパフェがいいって、しかもあのお店は生クリームもほとんどないのに…
え?その子もたまたま気分が落ち込んでいただけで、悪気があって怒ったんじゃない?
…優しいんですね、自分から紳士マンって名乗るのもちょっと納得しちゃいます
あの…良かったらこの後一緒に少し飲みますか?
え?紳士たるものいくら優しい相手だとしても、たまたま出会った相手といきなりお酒を酌み交わせるほど心が強くないだなんて…本当にピュアというか、紳士ですね!
きっとこれからいいことがありますよ!
影ながら応援しています!
…
な、なんて優しい子なんだ!!!
紳士マン、これまで数多の人間と関わってきたのだが初対面でここまで気遣いをしてくれる人間を未だかつて見たことがあるか!?
否!彼女は稀の中の稀に現れる存在、、まさに女神!!
ああ…女神様よありがとうございます
おかげさまで今日の出来事も水に流すことができそうです
明日への光を導いてくださりありがとうございました!!!
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