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雪がやみませんね。
32 那之原 一正 Side
しおりを挟む「それで?何。」
俺と蛇島はあまり人が来ない裏庭に来ていた。
「実はどうしても伝えなければいけない事があってな。
ベンチがあるから座ってくれ。」
「……………。」
蛇島は無言で座った。
隣に蛇島の顔がある…………
ヤバイ……緊張してきた……さっきまでは、緊張なんて全くしてなかったのに…
蛇島をチラ見する。
(まつ毛長い!目綺麗!肌も綺麗!髪が陽に照らされて光ってる!
やっぱり、天使だ……!)
そんな事を考えていると…
「………………早くしてくれ。」
「!、す、すまない!」
本題に……入らなければ………………
「……あ、の………その…。」
何故だ……言葉が…出ない
(出ろ!俺の声!情けない奴だと思われたらどうする!!)
「お、俺は……お前が…………」
好きだ。
たった一言、それが出ない。
「す………す…………」
「?」
蛇島が怪訝な顔をしている。
「何もないなら帰るけど。」
「ま、待ってくれ!
分かった。ちゃんと言う。」
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