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雪がやみませんね。
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しおりを挟む「すぅ、はぁ…。」
深呼吸をする。
大丈夫だ。リラックスしてきた。
そして、リラックスして分かった事がある。
(そうか……俺は振られるのが怖かったのか。)
そんなこと、どうってことないのに………
振られたからってなんだ。
何度も挑戦すればいいだけだろ。
怖がることなんて何もない。
「蛇島、好きだ。
お前のことがたまらなく愛おしい。」
そんな言葉がスッと出た。
本当に言いたかったこと。伝えたかったこと。伝わってほしかったこと。
「……返事を、くれないか」
蛇島は終始無言だ。
顔が見られない……………
どうなる……?
断られるか、受け入れられるか、罵られるか、もしくはそのまま立ち去るか………
「………は、え…?」
しかし、聞こえてきたのは掠れるような声だった。
蛇島の方を見る。
蛇島の顔が真っ赤になっていた。
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