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明日の月は綺麗でしょうね。
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しおりを挟む「まあ、いいです。それより、明日転校生が来るらしいですよ。」
サラッと流された…
え、転校生……………?
「転校生って、こんな時期にか?」
この前入学式をしたばかりの上に、この学校は世界有数のお坊っちゃんが集まるため、転校生なんて滅多に来ない。
「はい、しかも……ここの入試試験を全教科100点満点で突破しました。」
「………………………絶対コネだろ。」
「それは、私も思ってます。」
だって、この学校の入試は超超超難関で、本当に高校生に解かせる問題なのか疑うくらいだぞ……
(ちなみに勉強だけじゃなく、
運動・音楽・芸術などなどあらゆる面で試験があるので一般生徒も何人かいます
by作者)
「それで、何故明日なんだ?普通もっと早く知らせるだろう?」
「それが、私も知ったのが今日の朝でして…椿に聞いたところ生徒会にも今日知らされたらしいです。」
「椿………?会計か、何故会計に?」
(しかも、なんで名前呼び?)
「ああ、付き合ってるんで。、」
「そうか………………………えっ!?」
「なんですか、いきなり大きい声出して。」
時雨は何事をなかったかの様に平然としている。
(なんで、そんな冷静!?)
「いや、お前ら付き合って……?」
「あー、そういえば委員長に言ってませんでしたね。
生徒会にはバレてるんで、すっかり忘れてました。」
「忘れてたって……いきなり言われたこっちの気持ちも考えてくれ……………。」
「すみません。」
全く反省してないのを隠そうともしない……。
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