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ダンジョン攻略の章
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そこにアキラが吸血鬼では対応できないスピードで植物性の網をかぶせる。デヴィッドとオールが網の四隅を聖銀の杭で縫い留める。
「この程度の網…網が…切れないだと?聖銀の鎖で出来た網さえ引きちぎる俺がこんな草の網を切れないだと?」
網の中でエメラルドは暴れている。
「オールもいいもん作ったね」
「見つけたのはグリーナー。これを編むのは俺とブラッド、メインはヨアヒムとエドガーだったけどな。二人とも影響が少ないから」
アキラはエメラルドが座った椅子の後ろに立つ。それを見てマリナは自分の犬歯を使って親指の下あたりの柔らかい所に傷をつける。
「今よ」
アキラが暴れてるエメラルドの口をあけたまま固定する。エメラルドはアキラの力の強さに驚き抗おうとするが遅かった。
「貴方にはどこまで効くかしら…」
傷口を絞りマリナはその口の中に己が血を流し込んだ。
「う…あ…あ…ぁ…」
エメラルドの瞳から光が失われ体中から力が抜ける。
「サファイアとルビーは一緒にここをねぐらにしてるの?」
「……いいや」
マリナの声が今までと違った声に聞こえる。デヴィッドもオールも固唾をのんで見守っている。
「瘴気をまとった巨大トカゲは貴方達のもの?」
「いいや。あれはデアードの迷宮のボスだ。ここで変質させたらああなった」
「サファイアたちのねぐらはどこ?」
「………はっきりは知らん。王宮か神殿に巣くってるようだ」
「ここに来ることは王は知ってるの?」
「…王は…最後の旅へ旅だった」
エメラルドの体が前後左右に揺れ始めた。
「ダンジョンコアはどこにあるの?」
「…29階のボス部屋だ」
「貴方は嘘をついてる?」
「…嘘、は言えない。この血が、言わせてくれない」
エメラルドは苦し気であった。
「最後に言いたいことはある?」
「…あんたはいい女だな」
マリナはにっこり笑う。
「ありがと。願わくば貴方の旅路の果てが王のもとでありますように」
マリナはエメラルドの顔を両手で持ちその手から光が漏れる。一瞬目を開けてられない位の光が辺りを照らし、次の瞬間にはエメラルドが座っていた椅子の上に大きな緑色の魔石が見えた。
「あと二人…。ここにいるうちにやっときたいな」
マリナはつかれた顔で言う。マリナの話によると王国に戻られると土地からの助力があるのでもっと力が強くなる、という事だった。
「ここじゃなきゃエメラルドもこんな簡単にやれなかった」
王国内領土だと上級吸血鬼の退治にはその吸血鬼の『真の名』、当代の吸血鬼の王から与えられた吸血鬼としての名前も必要で、こういう他国の領土で退治できる好機はなかなかないらしい。
「エメラルドとかサファイアは位階を表す名でね。真の名自体はあいつら自身と王しか知らない。今は王がいないなら、新たな王の誕生をまつか、サファイアかルビーが王になるか…、かな」
このほろんだ国は男神信仰の土地で女神信仰の王国とは対の存在であった、そして今は王国が管理しているが、男神に敬意を評して王国には組み込んでいないのであった。
「じゃ、とりあえずダンジョンコア捜しに行くか」
「とりあえず床を抜く」
デヴィッドが気と力を込めた拳を打ち付けてアキラがそこに剣を差し込む。さっくりと床に穴が開く。アキラとデヴィッドが飛び降り、オールがマリナを抱えて下へ向かった。
「この程度の網…網が…切れないだと?聖銀の鎖で出来た網さえ引きちぎる俺がこんな草の網を切れないだと?」
網の中でエメラルドは暴れている。
「オールもいいもん作ったね」
「見つけたのはグリーナー。これを編むのは俺とブラッド、メインはヨアヒムとエドガーだったけどな。二人とも影響が少ないから」
アキラはエメラルドが座った椅子の後ろに立つ。それを見てマリナは自分の犬歯を使って親指の下あたりの柔らかい所に傷をつける。
「今よ」
アキラが暴れてるエメラルドの口をあけたまま固定する。エメラルドはアキラの力の強さに驚き抗おうとするが遅かった。
「貴方にはどこまで効くかしら…」
傷口を絞りマリナはその口の中に己が血を流し込んだ。
「う…あ…あ…ぁ…」
エメラルドの瞳から光が失われ体中から力が抜ける。
「サファイアとルビーは一緒にここをねぐらにしてるの?」
「……いいや」
マリナの声が今までと違った声に聞こえる。デヴィッドもオールも固唾をのんで見守っている。
「瘴気をまとった巨大トカゲは貴方達のもの?」
「いいや。あれはデアードの迷宮のボスだ。ここで変質させたらああなった」
「サファイアたちのねぐらはどこ?」
「………はっきりは知らん。王宮か神殿に巣くってるようだ」
「ここに来ることは王は知ってるの?」
「…王は…最後の旅へ旅だった」
エメラルドの体が前後左右に揺れ始めた。
「ダンジョンコアはどこにあるの?」
「…29階のボス部屋だ」
「貴方は嘘をついてる?」
「…嘘、は言えない。この血が、言わせてくれない」
エメラルドは苦し気であった。
「最後に言いたいことはある?」
「…あんたはいい女だな」
マリナはにっこり笑う。
「ありがと。願わくば貴方の旅路の果てが王のもとでありますように」
マリナはエメラルドの顔を両手で持ちその手から光が漏れる。一瞬目を開けてられない位の光が辺りを照らし、次の瞬間にはエメラルドが座っていた椅子の上に大きな緑色の魔石が見えた。
「あと二人…。ここにいるうちにやっときたいな」
マリナはつかれた顔で言う。マリナの話によると王国に戻られると土地からの助力があるのでもっと力が強くなる、という事だった。
「ここじゃなきゃエメラルドもこんな簡単にやれなかった」
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「エメラルドとかサファイアは位階を表す名でね。真の名自体はあいつら自身と王しか知らない。今は王がいないなら、新たな王の誕生をまつか、サファイアかルビーが王になるか…、かな」
このほろんだ国は男神信仰の土地で女神信仰の王国とは対の存在であった、そして今は王国が管理しているが、男神に敬意を評して王国には組み込んでいないのであった。
「じゃ、とりあえずダンジョンコア捜しに行くか」
「とりあえず床を抜く」
デヴィッドが気と力を込めた拳を打ち付けてアキラがそこに剣を差し込む。さっくりと床に穴が開く。アキラとデヴィッドが飛び降り、オールがマリナを抱えて下へ向かった。
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