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あー!もう!
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妾妃様の騒動で色々出て来るけど、我が国大丈夫?となりとかに食われる気がする。
……あー!もうっ!
兄様もベルトラン兄様も腑抜けてるし。まぁ、私もショック大きかったし。
サラ姉様が家を出るとき、全ての事情を伯父様は話したらしく、家を出る前に私が会うことは叶わなかった。手紙。走り書きの手紙が一通手元に来た。サラ姉様がの侍女をしていた人が私の侍女に託けたものだ。
『やっぱり恋愛って馬鹿になるみたい』
と一言だけの手紙。サラ姉様はこういう事態を恐れてたのかと思うと……。
諸行無常よねぇ……。
卒業式があっという間に来てしまいました。式の後はパーティです。派閥の次の長は父の親しい侯爵の令嬢です。そして入学してきた彼女の妹がジャック殿下の婚約者に内定しています。ジャック殿下は妾妃様の件とアルベルト様の件でかなり大人になった、と正妃様が安心しておられます。フランソワ殿下のお相手は別の派閥の侯爵令嬢で政治的バランスを考えた結果だそうです。
このパーティでお二方の婚約者の発表があり、私の『王太子妃候補』という冠は外れます。ちらほら侯爵家や伯爵家の次男や三男の方からの縁談が入ってきてるそうです。なんというか……既に愛人がいて囲ってるとか、ギャンブルで借金があるとか。
お受けできない方が焦っての打診、と父様は言ってます。言外に『行き遅れるよりいいだろう?』という圧があります。母様はそういう方の母親に囲まれるので夜会など行かずに過ごしてましたが、卒業式のパーティーには兄様と来てくれました。(父様は副宰相として働いてます、こんな日は特に。今日は警備担当だとか)
私の縁談を推してくる方達に兄様が一言
「私より上の男なら嫁がせますよ?」
と静かにいうとその親たちは自分の息子の美点をプレゼンしてました、兄様に。
皆「借金」とか「愛人」とかの弱点を突かれて脱落していったようですが。卒業式のパーティでは私が王太子妃候補から外れたことであざ笑った女生徒がまとめて兄様の餌食(ちょっと八つ当たり込み、かつ縁談が持ちかけられていた相手が何人かいたそうで……)になったそうです。……兄様、パーティで何してるの?
この一件のおかげで兄様のシスコンの名はますます上がりました。
卒業して3か月、ノエルの季節がやってきました。成人したので本格的夜会デビューです。母様が
「目の色の合わせた紫に髪の色の銀で刺繍入れましょう」
とドレス選びに余念がありません。私はアルフォンス様とディオン様からエスコートしたいと声がかかって決めかねていると兄様が
「妹の成人後初の夜会は婚約者が決まってないので私がエスコートします」
と二人に断りを入れていた。シリル様は兄様の態度に
「それじゃブランシュは婚約者決められないよ」
と突っ込んでる。
「俺はお前推しなんだけど」
という兄様の言葉にシリル様は首を横に振る。
「俺とブランシュは主義も主張も違うし、仕事考えたら妻を決めるのは得策じゃないし」
とはっきりきっぱり目の前で言ってくれた。こういうところは私は結構シリル様好きなんだけど……友人や有能な同僚を見てる気分で。
「俺はアルフォンス推してるけど……あいつ、子供の頃の初恋はフェルナンなんだよな」
「何それ?」
「フェルナンを女の子と思ってて花束もってプロポーズしてた」
「……知らない」
私の返事に兄様が
「そりゃあの頃は男か女かわからんようなブラウスに半ズボンだもの」
といいシリル様に反撃する。
「俺はシリルが女だと思ってた。4つくらいの時かな、初めて会ったの。『なんだ、この可愛いのは。ブランシュの次に可愛い』って思った記憶あるからな」
「今でも僕は可愛いだろ」
と外向きの可愛い表情をシリル様は作る。
……しかし、そろそろ婚約者決めないとな。……仕事に生きようかな。
……あー!もうっ!
兄様もベルトラン兄様も腑抜けてるし。まぁ、私もショック大きかったし。
サラ姉様が家を出るとき、全ての事情を伯父様は話したらしく、家を出る前に私が会うことは叶わなかった。手紙。走り書きの手紙が一通手元に来た。サラ姉様がの侍女をしていた人が私の侍女に託けたものだ。
『やっぱり恋愛って馬鹿になるみたい』
と一言だけの手紙。サラ姉様はこういう事態を恐れてたのかと思うと……。
諸行無常よねぇ……。
卒業式があっという間に来てしまいました。式の後はパーティです。派閥の次の長は父の親しい侯爵の令嬢です。そして入学してきた彼女の妹がジャック殿下の婚約者に内定しています。ジャック殿下は妾妃様の件とアルベルト様の件でかなり大人になった、と正妃様が安心しておられます。フランソワ殿下のお相手は別の派閥の侯爵令嬢で政治的バランスを考えた結果だそうです。
このパーティでお二方の婚約者の発表があり、私の『王太子妃候補』という冠は外れます。ちらほら侯爵家や伯爵家の次男や三男の方からの縁談が入ってきてるそうです。なんというか……既に愛人がいて囲ってるとか、ギャンブルで借金があるとか。
お受けできない方が焦っての打診、と父様は言ってます。言外に『行き遅れるよりいいだろう?』という圧があります。母様はそういう方の母親に囲まれるので夜会など行かずに過ごしてましたが、卒業式のパーティーには兄様と来てくれました。(父様は副宰相として働いてます、こんな日は特に。今日は警備担当だとか)
私の縁談を推してくる方達に兄様が一言
「私より上の男なら嫁がせますよ?」
と静かにいうとその親たちは自分の息子の美点をプレゼンしてました、兄様に。
皆「借金」とか「愛人」とかの弱点を突かれて脱落していったようですが。卒業式のパーティでは私が王太子妃候補から外れたことであざ笑った女生徒がまとめて兄様の餌食(ちょっと八つ当たり込み、かつ縁談が持ちかけられていた相手が何人かいたそうで……)になったそうです。……兄様、パーティで何してるの?
この一件のおかげで兄様のシスコンの名はますます上がりました。
卒業して3か月、ノエルの季節がやってきました。成人したので本格的夜会デビューです。母様が
「目の色の合わせた紫に髪の色の銀で刺繍入れましょう」
とドレス選びに余念がありません。私はアルフォンス様とディオン様からエスコートしたいと声がかかって決めかねていると兄様が
「妹の成人後初の夜会は婚約者が決まってないので私がエスコートします」
と二人に断りを入れていた。シリル様は兄様の態度に
「それじゃブランシュは婚約者決められないよ」
と突っ込んでる。
「俺はお前推しなんだけど」
という兄様の言葉にシリル様は首を横に振る。
「俺とブランシュは主義も主張も違うし、仕事考えたら妻を決めるのは得策じゃないし」
とはっきりきっぱり目の前で言ってくれた。こういうところは私は結構シリル様好きなんだけど……友人や有能な同僚を見てる気分で。
「俺はアルフォンス推してるけど……あいつ、子供の頃の初恋はフェルナンなんだよな」
「何それ?」
「フェルナンを女の子と思ってて花束もってプロポーズしてた」
「……知らない」
私の返事に兄様が
「そりゃあの頃は男か女かわからんようなブラウスに半ズボンだもの」
といいシリル様に反撃する。
「俺はシリルが女だと思ってた。4つくらいの時かな、初めて会ったの。『なんだ、この可愛いのは。ブランシュの次に可愛い』って思った記憶あるからな」
「今でも僕は可愛いだろ」
と外向きの可愛い表情をシリル様は作る。
……しかし、そろそろ婚約者決めないとな。……仕事に生きようかな。
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