転生少女の暴走

あくの

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幕引き

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 この騒動も落ち着いた頃、私とクロエ、シモーヌは社交クラブの青年部が、実行委員の大晦日のパーティに出席しました。
 このパーティは目元に仮面をつけて、紳士淑女が普段はあまり接しない人とも交流を持つ事を目的としてます。

 なんと、父親の伝で義兄も実行委員の一人として忙しく立ち働いています。

「美女が三人もいるのに誰もエスコートがいないなんてね」

クロエが戯けてます。クロエはドレスタスから、デルベに家名が変わりました。どちらも頭文字がDなのでイニシャルの入ったハンカチや何やを変えなくても良くて良かった、と。

『使い捨てできるほど裕福ではないですから』

とクロエは笑います。卒業したら王宮で女官をするとか。

 シモーヌと義兄はシモーヌの卒業後の春に式をあげるべく準備に入ったとか。

 私は…、そろそろ婚約者を決めろとお祖父様に言われてまして。新年の初めの月迄にいいひとが見つからなければお祖父様が候補を連れてくるそうです。
 正直、高位貴族の三男、四男の方たちからのアプローチは子供の頃から続いていて。皆が牽制しあってるのを呆れてみてます。
 そんな事をするよりストレートにアプローチしてくれば良いのに。どんな方かわからないと判断材料にならないし。
 というのは愚痴ですね。私は私の地位、次の女公爵という事でモテてるので…。私個人を見てほしい、なんていうのは贅沢なんでしょうね。お祖父様も父親も政略に私を使わずに待っててくださったのに不甲斐ないわ。

 「壁の花ですか?」

どなたでしょう?お会いしたことのない方ですね。不躾なのに嫌、ではないです。

「ダンスのお相手をお願いできますか?」

まずはこの方とお話しするところから始めましょう。
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