【完結】悪役令嬢娼館エンド、その後

あくの

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本編

まだまだぁ

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 ジリオーラの娼館の奥の客室にソフィーとジェラールは泊っている。リナも着いてきた。リナは今回も頑張ってこまごまと娼婦たちの用を足している。
 そんな中、陛下と側近が娼館に来た。

「ソフィー、大丈夫?」

ジリオーラは心配そうな顔でソフィーの目を見る。

「大丈夫です。アレのあばらを折ってお尻を腫れあがらせるのは私の権利です」

「……辛くなったらジェラールと変わるのよ?」

「兄様は側近に鉄拳制裁を頼んでます。あいつらも面白がって人の事叩いてたんで」

ソフィーはぶれることなく答えた、リナがそっとジェラールとソフィーに指抜き手袋を渡す。

「お手を汚してはいけませんから」

拳を作ると丁度ヒットする部分には薄い鉄板が入ってる。リナは今回の小間使いのお駄賃をこの手袋にしたのだとか。二人分を揃えるのに少し足りない分はローランが通っている娼婦が出してくれたらしい。
 ローランは女性のお尻を腫れあがるほど叩くのが好きらしく、ローランを接待してるその女性はローランが来たら商売あがったりになるのよ、と。かなり恨みも溜めているようだった。

「では中庭に移動して」

ジェラールとソフィーは頷いた。




 「なんだ、俺に抱かれに来たのか?」

ローランはソフィーを見るなり言った。ソフィーよりジェラールが先に切れる。

「決闘だよ。ソフィーは素手だ。お前に拒否権はない」

ローランは馬鹿笑いをする。

「女の力で何ができる。……そうだな、俺が勝ったらお前を妃にしえやるよ」

「遠慮します。あんたの妃になるくらいなら修道院に行きます」

「はっ。こっちは4人いるんだ。また前みたいに組敷いてやる」

「こっちは二人ですわ。数を頼みに出来る実力がおありなのかしら」

いきなりかっとしたローランが振りかぶった。

「腋があまいですわ」

ソフィーの拳があばらにクリーンヒットする。

「ぐぶっ」

ローランが崩れ落ちる。

「まだまだぁっ」

ジェラールから声がかかる。ソフィーはうずくまるローランの尻を渾身のキックで執拗に蹴り続ける。

「わかった、わかったから」

「なにがわかったのよ」

ソフィーの足はとまらない。ジェラールは動けなくなった取り巻き達の尻に蹴りを入れる。

「お前たちがやった事だ」

取り巻き達は小さくなって震えるだけだった。

 「後はエティエンヌ陛下とランバートのおじさまの出番ね」

「そうか。もう譲位は済んだんだっけ」

ジェラールの言葉にソフィーは頷く。

「私たちがローランと遊んでいる間に済んでるみたい」


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