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後編
part6「浴衣姿」
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「ほら彼女、来たよ。マンドリン部の」
律村にそう伝えて、れにゃは一歩後ろに下がる。
彼に近づく彼女の姿は、間近で見るとかなり身長が高かった。
頭の上の方で整えられたポニーテールは、彼女の浅葱色の浴衣に合わせたものだろう。
男子の平均身長はあるであろう律村と二人並んでも、ほとんど同じ肩の高さだ。
つまり彼女は日枯 よりも遥かに背が高い。
会話に割り込んでしまったかな。
空橋玲葉が、少し気まずそうに顔を伏せたので、れにゃの方から玲葉の顔を覗いて笑って見せる。
「はじめまして」という定型挨拶から入って、それから「日枯 君と律村君がお世話になってます」と一言付けたした。
その言葉で、玲葉も「ああ!」と思い出したように「日枯 君にお世話になっているのはこちらの方こそで」とぺこりと頭を下げた。
「ううん、気にしないで! 楽しい時間を過ごせているのはマンドリン部の皆のおかげって日枯 君も言っていたから!」
れにゃの溌溂とした声に、玲葉は「それなら、私も嬉しいです」と気恥ずかしげに、丁寧な笑みをみせる。
それに釣られるように、れにゃも笑ってしまい、思わず「この子、律村にはもったいない」という言葉を、なんとか喉の底に押し込めた。
律村にそう伝えて、れにゃは一歩後ろに下がる。
彼に近づく彼女の姿は、間近で見るとかなり身長が高かった。
頭の上の方で整えられたポニーテールは、彼女の浅葱色の浴衣に合わせたものだろう。
男子の平均身長はあるであろう律村と二人並んでも、ほとんど同じ肩の高さだ。
つまり彼女は日枯 よりも遥かに背が高い。
会話に割り込んでしまったかな。
空橋玲葉が、少し気まずそうに顔を伏せたので、れにゃの方から玲葉の顔を覗いて笑って見せる。
「はじめまして」という定型挨拶から入って、それから「日枯 君と律村君がお世話になってます」と一言付けたした。
その言葉で、玲葉も「ああ!」と思い出したように「日枯 君にお世話になっているのはこちらの方こそで」とぺこりと頭を下げた。
「ううん、気にしないで! 楽しい時間を過ごせているのはマンドリン部の皆のおかげって日枯 君も言っていたから!」
れにゃの溌溂とした声に、玲葉は「それなら、私も嬉しいです」と気恥ずかしげに、丁寧な笑みをみせる。
それに釣られるように、れにゃも笑ってしまい、思わず「この子、律村にはもったいない」という言葉を、なんとか喉の底に押し込めた。
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