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寝取りの定番台詞
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魅了がかかった状態で抱いても、あまり面白くはないかもしれないなとエルヴィンは思う。
その一方で、久方ぶりの欲情の兆しを確かに感じてもいた。幻術はともかく眼鏡を模した呪具を外すことで性欲の減退は解消されているはずだし、それはまあ自然の摂理であるのかもしれないけれど…
(男を抱くのは、趣味ではなかったはずなんですけどね)
だからこそ女体化する薬を飲ませたかった、というのが正直なところである。
どうせ抱くなら女の体の方がいい。レイノルドは意外にも龍之介が女体化することに以前ほどの拒否反応を示すことはなく、簡単に薬の使用を許可してくれた。「リュウが望むなら構わない」と、レイノルドはそうエルヴィンに告げたのである。
まあこの話はまだ極秘なのだけれど。
(私が手を出すのも歓迎と言わんばかりでしたね……)
かなりの時間を共に過ごしてきたが、やはりレイノルドは何を考えているかわからない、とエルヴィンは思う。そこが面白いと思わないこともないのだけれど。
しかし手を出していいと言っているのはレイノルドだけで、他の愛人はふたりは当然反対していた。けれどそのふたりとて、レイノルドと龍之介がイエスと言えば従わざるを得ない。愛人というのは所詮その程度の存在なのである。
(とは言え、別に私も彼の愛人になりたいわけではないんですよね)
ただ久しぶりにセックスするなら相手は龍之介がいい、そう思う程度には好意があった。
幻術をかけ続けるのも地味に億劫だったということに、術を解除して初めて気が付いた。今では獣人共にどんな扱いを受けようと再び術をかける気にはならないし、その彼らとて呪具を外せば多少の魅了はかかるのだろう。その場合彼らは不快だと感じながらも何処かでエルヴィンに惹かれてしまうという矛盾に苛まれることとなる。まったく難儀極まりない事象である。
(今回は、よく効いているようですが……)
前回魅了の効果が途中で切れたのは意外だった。レイノルドの妃故に施された保護魔法の影響か、誓約のせいなのかはわからないが自然と正気を取り戻した様子の龍之介におや?と思ったものだった。もしあのままの状態ならあの場で最後まで抱いてしまうつもりでいたのに…
「ん、ぅ、うぅっ」
龍之介が顔を真っ赤にしたままちいさく身じろぐ。尻に指を突っ込んでスライムを掻き出そうとしているようだが上手くいかない様子である。グチュグチュとただ中を掻き回して自慰をしているようにしか見えない。スライムが入り込んだのはこちらの意図したことではなかったが、こうして見ると準備万端の様子である。所謂据え膳という奴だ。
そもそもスピネルを共に連れて行った時点でレイノルドはこうなることを予期していたに違いない、とエルヴィンは思う。彼の寝取られ好きにも困ったものである。
(どうせ、これも何処かで見ているのでしょう)
まったく悪趣味な、と思いながらも少しだけ興が乗る。折角なら「レイノルドよりイイ!」と龍之介に言わせながらセックスするのもいいかもしれない。
偶にはそういう俗っぽい行為に身を落とすのも、里を下りた醍醐味と言えるだろう。
なんてことを考えながら、エルヴィンは龍之介をその場に押し倒す。そうと決まれば善は急げである。
狼がくる、その前に。
その一方で、久方ぶりの欲情の兆しを確かに感じてもいた。幻術はともかく眼鏡を模した呪具を外すことで性欲の減退は解消されているはずだし、それはまあ自然の摂理であるのかもしれないけれど…
(男を抱くのは、趣味ではなかったはずなんですけどね)
だからこそ女体化する薬を飲ませたかった、というのが正直なところである。
どうせ抱くなら女の体の方がいい。レイノルドは意外にも龍之介が女体化することに以前ほどの拒否反応を示すことはなく、簡単に薬の使用を許可してくれた。「リュウが望むなら構わない」と、レイノルドはそうエルヴィンに告げたのである。
まあこの話はまだ極秘なのだけれど。
(私が手を出すのも歓迎と言わんばかりでしたね……)
かなりの時間を共に過ごしてきたが、やはりレイノルドは何を考えているかわからない、とエルヴィンは思う。そこが面白いと思わないこともないのだけれど。
しかし手を出していいと言っているのはレイノルドだけで、他の愛人はふたりは当然反対していた。けれどそのふたりとて、レイノルドと龍之介がイエスと言えば従わざるを得ない。愛人というのは所詮その程度の存在なのである。
(とは言え、別に私も彼の愛人になりたいわけではないんですよね)
ただ久しぶりにセックスするなら相手は龍之介がいい、そう思う程度には好意があった。
幻術をかけ続けるのも地味に億劫だったということに、術を解除して初めて気が付いた。今では獣人共にどんな扱いを受けようと再び術をかける気にはならないし、その彼らとて呪具を外せば多少の魅了はかかるのだろう。その場合彼らは不快だと感じながらも何処かでエルヴィンに惹かれてしまうという矛盾に苛まれることとなる。まったく難儀極まりない事象である。
(今回は、よく効いているようですが……)
前回魅了の効果が途中で切れたのは意外だった。レイノルドの妃故に施された保護魔法の影響か、誓約のせいなのかはわからないが自然と正気を取り戻した様子の龍之介におや?と思ったものだった。もしあのままの状態ならあの場で最後まで抱いてしまうつもりでいたのに…
「ん、ぅ、うぅっ」
龍之介が顔を真っ赤にしたままちいさく身じろぐ。尻に指を突っ込んでスライムを掻き出そうとしているようだが上手くいかない様子である。グチュグチュとただ中を掻き回して自慰をしているようにしか見えない。スライムが入り込んだのはこちらの意図したことではなかったが、こうして見ると準備万端の様子である。所謂据え膳という奴だ。
そもそもスピネルを共に連れて行った時点でレイノルドはこうなることを予期していたに違いない、とエルヴィンは思う。彼の寝取られ好きにも困ったものである。
(どうせ、これも何処かで見ているのでしょう)
まったく悪趣味な、と思いながらも少しだけ興が乗る。折角なら「レイノルドよりイイ!」と龍之介に言わせながらセックスするのもいいかもしれない。
偶にはそういう俗っぽい行為に身を落とすのも、里を下りた醍醐味と言えるだろう。
なんてことを考えながら、エルヴィンは龍之介をその場に押し倒す。そうと決まれば善は急げである。
狼がくる、その前に。
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