125 / 235
4章:荳也阜縺ッ繝ッ繧ソ繧ッ繧キ縺ァ蜃コ譚・縺ヲ縺?k?
新異世界ハーレムぶち壊し!⑨
しおりを挟む
そして壁際に追い詰められるマナカ。それでも、依然として笑みは絶えず。
「おい! アスワド! さっさとぼくを守れ、この役立たずの雌豚が!」
珍しく叫ぶマナカ。に構わず彼のにやつく顔面目掛けて蹴り上げる指先。
どこからか舞い降りる黒い影、突然の乱入者、咄嗟に、ぎしり、なんとかその人影を踏み潰してしまうのを留まる。なんだ、これが奥の手?
黒髪の長いポニーテールを揺らしながらゆっくりと振り返る、見覚えのあるすらりとしたメイドの姿。
今自身を踏み潰そうとした巨大な機械がすぐ目の前にあるというのに、彼女の表情には、死の恐怖はおろか、感情らしきものは微塵も感じられなかった。まるで彼女の方こそが機械。
黒髪のメイド、アスワドは改めてわたしとマナカの前に立ち塞がる。その黒い瞳にはやはり感情はない。マナカの異能で心を掌握された美少女達の、あの獲物を狙う無機質な猛禽の眼差しとも違う、それよりもさらに深淵の闇の色。
「どいて、メイドさん。アナタはこの革命とは無関係なの」
すると、マナカはにやりと、これまでになく大きく口角を吊り上げる。無邪気な少年の笑みではない、悪魔のような不気味な笑み。そうか、やっぱり彼女こそがマナカのとっておきの手か。
「関係あるんだよな、それが。コイツはこの国の元お姫様だ。ま、今はぼくの異能と洗脳と調教と魔改造で自分のことなんか何も覚えていないけどね」
マナカに寄り添うようにして傍に立つ彼女を「おい」「かしこまりました、マナカ様」下品なガニ股で跪かせると、ポニーテールを引っぱってその豊満な胸を無造作に鷲掴みにする。「あんッ」
「ただの無能だけどさ、コイツがマジのお姫様だってわかった瞬間反乱分子は怖気づくんだよね」
革命軍の心を折るためだけに、この国のお姫様をここまで壊したのか。マナカが彼女の頭を乱暴に足蹴にする。屈辱的なひどいことをされているはずなのに見る見るうちに乱れていくアスワドの喘ぎ声が耳障りで仕方ない。夜伽には誘われていないと言っていたけど、それでも、これは。
「あいつらのさ、その時の絶望したときの顔が最高なんだよね。でさ、あの顔ってどっちに絶望してんだろうね、一国の気高き姫さえこんな風に屈服させるぼくの力か、自分達の目の前でサカるコイツの醜態か」
「……最低ね。最強の転生者であるアナタの奥の手がこんな姑息な人質を使うことだなんて」
高貴なお姫様がこんなヤツに従うはずがない。30年もの間絶え間なく行われ続けたであろう彼女への残虐な行為が、自身の国を滅ぼし、自身の身内を殺した者に対し、自身への凌辱を懇願するほどまでに彼女を歪ませた。マナカにとって、彼女の存在は夜伽どころかもはや奴隷ですらなく、見せた人の気分を悪くさせるだけのただの道具としてしか扱っていなかった。
ヒトはここまで非道なことができるのか。
「おい! アスワド! さっさとぼくを守れ、この役立たずの雌豚が!」
珍しく叫ぶマナカ。に構わず彼のにやつく顔面目掛けて蹴り上げる指先。
どこからか舞い降りる黒い影、突然の乱入者、咄嗟に、ぎしり、なんとかその人影を踏み潰してしまうのを留まる。なんだ、これが奥の手?
黒髪の長いポニーテールを揺らしながらゆっくりと振り返る、見覚えのあるすらりとしたメイドの姿。
今自身を踏み潰そうとした巨大な機械がすぐ目の前にあるというのに、彼女の表情には、死の恐怖はおろか、感情らしきものは微塵も感じられなかった。まるで彼女の方こそが機械。
黒髪のメイド、アスワドは改めてわたしとマナカの前に立ち塞がる。その黒い瞳にはやはり感情はない。マナカの異能で心を掌握された美少女達の、あの獲物を狙う無機質な猛禽の眼差しとも違う、それよりもさらに深淵の闇の色。
「どいて、メイドさん。アナタはこの革命とは無関係なの」
すると、マナカはにやりと、これまでになく大きく口角を吊り上げる。無邪気な少年の笑みではない、悪魔のような不気味な笑み。そうか、やっぱり彼女こそがマナカのとっておきの手か。
「関係あるんだよな、それが。コイツはこの国の元お姫様だ。ま、今はぼくの異能と洗脳と調教と魔改造で自分のことなんか何も覚えていないけどね」
マナカに寄り添うようにして傍に立つ彼女を「おい」「かしこまりました、マナカ様」下品なガニ股で跪かせると、ポニーテールを引っぱってその豊満な胸を無造作に鷲掴みにする。「あんッ」
「ただの無能だけどさ、コイツがマジのお姫様だってわかった瞬間反乱分子は怖気づくんだよね」
革命軍の心を折るためだけに、この国のお姫様をここまで壊したのか。マナカが彼女の頭を乱暴に足蹴にする。屈辱的なひどいことをされているはずなのに見る見るうちに乱れていくアスワドの喘ぎ声が耳障りで仕方ない。夜伽には誘われていないと言っていたけど、それでも、これは。
「あいつらのさ、その時の絶望したときの顔が最高なんだよね。でさ、あの顔ってどっちに絶望してんだろうね、一国の気高き姫さえこんな風に屈服させるぼくの力か、自分達の目の前でサカるコイツの醜態か」
「……最低ね。最強の転生者であるアナタの奥の手がこんな姑息な人質を使うことだなんて」
高貴なお姫様がこんなヤツに従うはずがない。30年もの間絶え間なく行われ続けたであろう彼女への残虐な行為が、自身の国を滅ぼし、自身の身内を殺した者に対し、自身への凌辱を懇願するほどまでに彼女を歪ませた。マナカにとって、彼女の存在は夜伽どころかもはや奴隷ですらなく、見せた人の気分を悪くさせるだけのただの道具としてしか扱っていなかった。
ヒトはここまで非道なことができるのか。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる