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4章:荳也阜縺ッ繝ッ繧ソ繧ッ繧キ縺ァ蜃コ譚・縺ヲ縺?k?
ーー残響、【超弦骨格暫定式・波動帝國】 ーー①
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「え?」
不意に響くその声に戸惑う。キョロキョロ周囲を見回してみても依然として周囲に人影はなく、どこからあの声が聞こえてきたのかわからない。
舌足らずの幼い声音に不似合いな尊大な口調の音声が、ん? これは直接脳内に響かせられている? そして、さてはコイツ、ちっちゃいのに生意気だな?
もう壊れているのかと思っていた。
機能は停止していて、今この世界には残響だけがあるのだと思っていた。
だから、これは遺骸を組み上げたグロテスクな武器だと思っていた。
彼女とお話することはもうできないのだと思っていた。
「そんな、もしかして」
でも、わたしはこうして彼女とお話しすることができる。いや、どうしてかわからないけど、この黒斧に触れているわたしの思考は彼女に、そして、彼女の声が直接伝わってくる。
そう、まるで、心が振動しているみたいに。
「へへ、そう、ボクこそが、【超弦骨格暫定式・波動帝國】――世界を震わせるもの。ま、今はこんな武器に成り下がっているけどね」
わたしには持ち上げることすらできやしないほどに巨大な黒斧は、依然として横たわったまま。だけど、そんな自身の状態なんて気にしていないのか、もはやそれを認識できていないのか、特に気にしている様子もなく。
「ところで、キミは“始源拾弐機関”だろ?」
「え、う、うん。わたしの名前は【透明幻想・錯綜少女基底】、希望を司っている……と思っているわ。よろしくね、【超弦骨格暫定式・波動帝國】」
「ほほう、ずいぶんと些細なものを司っているのだね、ま、音と振動を司るボクに比べたらそんなもんだよね」
ちょっと先輩だからってずいぶんと上からくるじゃん。わたしが新参者だってわかった瞬間先輩風吹かしてくるじゃん。もう壊れてるのに。
ところで、なんでそんなに偉そうなんだね、キミは。などと、もうすでに機能停止しているはずの幼女に対して何気なくそう思うと、
「あ? おい、ボクは先輩だぞ、うやむみゃえ!」あ、心の中なのに噛んだ。
「す、すいません、ところで今噛んだ?」
「噛んでないよ! キミ、ホントそういうとこだぞ?」
心で思っていることが全部だだ洩れで伝わっちゃう、この尊大な幼女に対してだとなんか面倒だな、あ、会話するときだけ触れようかな。「全部伝わっちゃてるからな!」「あ」
なんかわたしの心に幼女が泣き叫ぶ声がぎゃーぎゃー響いてくる。え、うるさ、うるさ。
「キミなんてもういいよ、後でボコしてやるからな」
「でも、アナタ、どう見ても自分じゃ動けないじゃん、わたしでも勝てそう」
「は? おい、なんだって? かますぞ、おお?」
「……全然怖くない」
なんだ、このノリは。さっきまでの陰鬱な革命の余韻が台無しじゃない。
でも、【超弦骨格暫定式・波動帝國】はそんなことなんてお構いなし。さっきまでの沈黙がウソみたい。まあ、マナカとの戦闘中、彼女に直接触れることなんてできなかったから会話なんて無理だっただろうけど。
「ねえ、なんでわたしが“始源拾弐機関”だってわかったの? それもアナタの機能?」
「ふふふん、世界中に反響する音でボクと“始源拾弐機関”はいつも以心電心、黙ってたって気持ちはわかるのさ」
きっとちっちゃな身体で些細な胸を反らしているのだろうか。そんなイメージがなんとなく浮かんで、ふむ、幼女ならそれはそれでありだナ、ちょっとかわいがってあげようカナ、などと思ってみる。「なんかキモいぞ、おじさんみたいな話し方やめろ!」「おや、そんなこと言っちゃっていいのカナ?」「ひ、ひいぃ」
「あ、でも、ちなみにわたしはアナタとお話しするのは初めましてよ? それに【深層義肢】は、アナタはもう壊されていて、もう何も聞こえないって言ってたわよ?」
「は? お、おい、ウソだろ、まさかのビジネスフレンドだったってわけか!? 悲しすぎんだろ、それは!」
もうわたしの心の中であんまり叫ばないでほしい。耳を塞ぎたくても心の中じゃその大音量の精神攻撃を防ぎようがない。
不意に響くその声に戸惑う。キョロキョロ周囲を見回してみても依然として周囲に人影はなく、どこからあの声が聞こえてきたのかわからない。
舌足らずの幼い声音に不似合いな尊大な口調の音声が、ん? これは直接脳内に響かせられている? そして、さてはコイツ、ちっちゃいのに生意気だな?
もう壊れているのかと思っていた。
機能は停止していて、今この世界には残響だけがあるのだと思っていた。
だから、これは遺骸を組み上げたグロテスクな武器だと思っていた。
彼女とお話することはもうできないのだと思っていた。
「そんな、もしかして」
でも、わたしはこうして彼女とお話しすることができる。いや、どうしてかわからないけど、この黒斧に触れているわたしの思考は彼女に、そして、彼女の声が直接伝わってくる。
そう、まるで、心が振動しているみたいに。
「へへ、そう、ボクこそが、【超弦骨格暫定式・波動帝國】――世界を震わせるもの。ま、今はこんな武器に成り下がっているけどね」
わたしには持ち上げることすらできやしないほどに巨大な黒斧は、依然として横たわったまま。だけど、そんな自身の状態なんて気にしていないのか、もはやそれを認識できていないのか、特に気にしている様子もなく。
「ところで、キミは“始源拾弐機関”だろ?」
「え、う、うん。わたしの名前は【透明幻想・錯綜少女基底】、希望を司っている……と思っているわ。よろしくね、【超弦骨格暫定式・波動帝國】」
「ほほう、ずいぶんと些細なものを司っているのだね、ま、音と振動を司るボクに比べたらそんなもんだよね」
ちょっと先輩だからってずいぶんと上からくるじゃん。わたしが新参者だってわかった瞬間先輩風吹かしてくるじゃん。もう壊れてるのに。
ところで、なんでそんなに偉そうなんだね、キミは。などと、もうすでに機能停止しているはずの幼女に対して何気なくそう思うと、
「あ? おい、ボクは先輩だぞ、うやむみゃえ!」あ、心の中なのに噛んだ。
「す、すいません、ところで今噛んだ?」
「噛んでないよ! キミ、ホントそういうとこだぞ?」
心で思っていることが全部だだ洩れで伝わっちゃう、この尊大な幼女に対してだとなんか面倒だな、あ、会話するときだけ触れようかな。「全部伝わっちゃてるからな!」「あ」
なんかわたしの心に幼女が泣き叫ぶ声がぎゃーぎゃー響いてくる。え、うるさ、うるさ。
「キミなんてもういいよ、後でボコしてやるからな」
「でも、アナタ、どう見ても自分じゃ動けないじゃん、わたしでも勝てそう」
「は? おい、なんだって? かますぞ、おお?」
「……全然怖くない」
なんだ、このノリは。さっきまでの陰鬱な革命の余韻が台無しじゃない。
でも、【超弦骨格暫定式・波動帝國】はそんなことなんてお構いなし。さっきまでの沈黙がウソみたい。まあ、マナカとの戦闘中、彼女に直接触れることなんてできなかったから会話なんて無理だっただろうけど。
「ねえ、なんでわたしが“始源拾弐機関”だってわかったの? それもアナタの機能?」
「ふふふん、世界中に反響する音でボクと“始源拾弐機関”はいつも以心電心、黙ってたって気持ちはわかるのさ」
きっとちっちゃな身体で些細な胸を反らしているのだろうか。そんなイメージがなんとなく浮かんで、ふむ、幼女ならそれはそれでありだナ、ちょっとかわいがってあげようカナ、などと思ってみる。「なんかキモいぞ、おじさんみたいな話し方やめろ!」「おや、そんなこと言っちゃっていいのカナ?」「ひ、ひいぃ」
「あ、でも、ちなみにわたしはアナタとお話しするのは初めましてよ? それに【深層義肢】は、アナタはもう壊されていて、もう何も聞こえないって言ってたわよ?」
「は? お、おい、ウソだろ、まさかのビジネスフレンドだったってわけか!? 悲しすぎんだろ、それは!」
もうわたしの心の中であんまり叫ばないでほしい。耳を塞ぎたくても心の中じゃその大音量の精神攻撃を防ぎようがない。
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