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7.REALEFFECT
鬼は居ぬ間に王を退治できるか
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「オーケー、アイハブコントロール!」
反響する咆哮。ビリビリと鼓膜が、フィールドが揺れる。
ようやくアハルギの遅すぎる準備が整ったみてえだ。どこかのウサギさんのせいで時間稼ぎが全然できなかった。
ガシャリ、重苦しい金属が擦れる音と超重量の工業機械が震える駆動音を鳴り響かせて。
もう、聖遺物とか関係なくその重量で轢き潰した方がいいんじゃないかと思ってしまう。巨体が鎧から展開されたバーニアも使って高速で突っ込んでいくその圧倒的なプレッシャー。
突貫しながら聖遺物を幻想具現化。
「ファンタズム・セットアップ、対聖魔剣、クラレント!」
両肩当ての変形、外装ブースター展開、振り上げた両手の先には。
史実では白銀に輝く大剣とされていた至上の剣が、その血塗られた伝説を浴びて真っ黒に変質してしまっている。まるで、聖剣と対比したような暗転。バチバチと赤黒い稲光を纏った邪悪な様相のそれが、かつては『王者の剣』といわれていたとはにわかには信じ難い。
「それは、……ボクを殺した剣か」
忌々しげに大剣を見上げる。自分を殺した剣と対峙するなんて最悪だろうな。
アーサーは目の前に迫る大剣に対し、無造作に聖剣を掲げただけだった。だけど、たったそれだけで、アーサーの身の丈ほどもありそうな大剣はいとも容易く受け止められる。
バチバチと血飛沫のように周囲に雷光が迸るが、その鍔競り合いは拮抗すらしていない。超重量のはずのアハルギが一方的にその場に留まろうと踏ん張っているだけだった。外装ブースターの起爆すら意味を成さない。
「クソ……ッ」
アハルギは聖剣の剣圧に耐え切れない。弾かれるように数歩だけ後退。そのまま中段に剣を構え直す。よろついただけで地響きが鳴るよう。
「大口を叩いてご立派なのは図体だけか。これじゃあ、聖剣の試し切りにもならないな」
対峙する巨魁を見てなお、アーサーの表情は変わらない。余裕の表情、というわけでもない。どちらかといえば、もう、コイツにとってオレらの存在は関心を引くものですらない、何か別のことを考えてる、そう、上の空なんだ。
けど、それでアハルギがブチ切れないわけがない。いや、アハルギが切れていたのは違う意味でだった。
「ほのかちゃんをマジで切りやがったな!」
爆発でも起きたんじゃないかってくらいの凄まじい雷光とともに甲冑がパージされる。巻き上がるノイズと電子嵐。アーサーすら思わず飛び退く。
「聖剣に対抗するんだ、こっちだって最大戦力でいかねえとなあッ!」
どごん、地に墜ちる重苦しい金属音。その甲冑から姿を現したのは。
「だ、誰ッ!?」
そこには。
すらりと高い身長にほどよく筋肉がついたナイスバディ。両手足だけが機械的構造になっている。鎧を思わせる鋼のボディスーツは無機質でありながら滑らかな曲線を組み合わせて、その身体にぴったりとフィットしていて、その豊満なお胸やキュッと引き締まったウェスト、そして、お尻のラインを否が応でも強調させてくる。おいおい、ずいぶんとエッッッなデザインじゃあないか。
ウェーブがかった長い金髪はどこかゴージャスな感じで、にやりと不敵な笑みと、細い瞳孔に鋭い眼光の金色の瞳はどこか猛禽を思わせる。……ん? この眼はどこかで見たことあるような。そして、額には真っすぐに伸びた黒い角。まるで、鬼のような……、ま、まさか。
「ア、アハルギ、どうして、そ、そんなムチムチのお姉さんに!?」
そもそも、電脳体に性別の概念はない。元々身体を持たないからな。
つまり。
「唯一の良心が、そんな姿に」ギリギリで崩れ落ちるのを堪えながら。
「ルジネはこういう方が好きかなって思ったんだ! ……ど、どうよ?」不安げな上目遣い。
「しゅ、しゅきぃ……」
つまり、電脳体は義体を換装することで自由に自分の身体構造どころか性別を変えられるってことだ。電脳体、マジで何でもアリだな。それでも、アハルギの元の荒々しさが残っているのがむしろワイルド美女って感じで全然アリ……いや、ナシだ。あぶねえ、元はあのアハルギだぞ。いや、しかしあるいは。
そんなオレの葛藤など対峙する二人は気にも留めていない。ついでに言えば、不意に現れた金髪ナイスバディ鬼武者に急激に沸き上がるギャラリーの重低音の歓声にも、だ。
「せっかくの装飾品を脱いで何になる? そんな鉄屑でも纏っていれば少しでも抵抗できるだろうに」
「ハッ、これは飾りじゃないのよ。俺の義体は燃費が悪くてな、全力出すのにいちいち魔力を充填しなきゃならねえのよ」
チャージ完了ってわけだ。このお肌の露出も少ないはずなのにやたらとセンシティブに感じる姿こそ、アハルギの全力全開ってわけだ。
再度構えるクラレントは莫大な魔力を注ぎ込まれて、さらに巨大になり、その剣身に纏わせていた赤黒い稲光も激しく轟音を立てている。
そして、聖遺物だけじゃない。
アハルギのしなやかで力強い身体も変化する。
身体中に仕込まれた各種ブースターや魔力スラスター、電磁装義肢、その他ありとあらゆる内蔵装備が滑らかに変形、盛大に展開される。
その機構のいくつかは大剣と合体してその規格外の巨大さを、そして、剣としての形状の奇怪さをさらに際立たせている。
「これがオレの最大出力だ」
アハルギの身長を大きく超えた大剣を両足からパイルバンカーまで射出して振り下ろす。間合いを詰める必要すらない。
バーニアから爆音を上げて魔力を噴き出しながら、ほとんど巨大な構築物と化した大剣がアーサーへと迫る。
が、しかし。
「キミ達みたいな出来損ないの模造品がボクに勝てるわけないだろう」
「ア、アハルギ!」
一瞬の拮抗すら許されず。
超加速、轟音を上げ、魔力出力全開で振り抜いた大剣の斬撃をアハルギもろとも一刀両断。「……ん?」したかに思えたが。
「ハッ、まだ俺には届かねえな!」
破壊されたクラレントを投げ捨て、その鎧を容易く砕き、脇腹に深くめり込む聖剣の刃をアーサーの腕を掴んでギリギリで耐える。その形の良い唇から一筋の血が零れるが、不敵に笑うその表情じゃ、痛覚遮断が間に合ったかどうか不明。
「キミに何ができる? キミの負けだ、オーガ」
脇腹に刺さったままの聖剣が光を帯びる。何かが鳴動するかのような激しく甲高い音。援護に向かおうにももう届かない。「クソッ」必死に手を伸ばすが。
一瞬光が強く煌めいて、その眩さに思わず怯み、立ち止まって視界を遮る。そして、あっという間に収束。
その輝きは仮想フィールドさえ切り裂く。
反響する咆哮。ビリビリと鼓膜が、フィールドが揺れる。
ようやくアハルギの遅すぎる準備が整ったみてえだ。どこかのウサギさんのせいで時間稼ぎが全然できなかった。
ガシャリ、重苦しい金属が擦れる音と超重量の工業機械が震える駆動音を鳴り響かせて。
もう、聖遺物とか関係なくその重量で轢き潰した方がいいんじゃないかと思ってしまう。巨体が鎧から展開されたバーニアも使って高速で突っ込んでいくその圧倒的なプレッシャー。
突貫しながら聖遺物を幻想具現化。
「ファンタズム・セットアップ、対聖魔剣、クラレント!」
両肩当ての変形、外装ブースター展開、振り上げた両手の先には。
史実では白銀に輝く大剣とされていた至上の剣が、その血塗られた伝説を浴びて真っ黒に変質してしまっている。まるで、聖剣と対比したような暗転。バチバチと赤黒い稲光を纏った邪悪な様相のそれが、かつては『王者の剣』といわれていたとはにわかには信じ難い。
「それは、……ボクを殺した剣か」
忌々しげに大剣を見上げる。自分を殺した剣と対峙するなんて最悪だろうな。
アーサーは目の前に迫る大剣に対し、無造作に聖剣を掲げただけだった。だけど、たったそれだけで、アーサーの身の丈ほどもありそうな大剣はいとも容易く受け止められる。
バチバチと血飛沫のように周囲に雷光が迸るが、その鍔競り合いは拮抗すらしていない。超重量のはずのアハルギが一方的にその場に留まろうと踏ん張っているだけだった。外装ブースターの起爆すら意味を成さない。
「クソ……ッ」
アハルギは聖剣の剣圧に耐え切れない。弾かれるように数歩だけ後退。そのまま中段に剣を構え直す。よろついただけで地響きが鳴るよう。
「大口を叩いてご立派なのは図体だけか。これじゃあ、聖剣の試し切りにもならないな」
対峙する巨魁を見てなお、アーサーの表情は変わらない。余裕の表情、というわけでもない。どちらかといえば、もう、コイツにとってオレらの存在は関心を引くものですらない、何か別のことを考えてる、そう、上の空なんだ。
けど、それでアハルギがブチ切れないわけがない。いや、アハルギが切れていたのは違う意味でだった。
「ほのかちゃんをマジで切りやがったな!」
爆発でも起きたんじゃないかってくらいの凄まじい雷光とともに甲冑がパージされる。巻き上がるノイズと電子嵐。アーサーすら思わず飛び退く。
「聖剣に対抗するんだ、こっちだって最大戦力でいかねえとなあッ!」
どごん、地に墜ちる重苦しい金属音。その甲冑から姿を現したのは。
「だ、誰ッ!?」
そこには。
すらりと高い身長にほどよく筋肉がついたナイスバディ。両手足だけが機械的構造になっている。鎧を思わせる鋼のボディスーツは無機質でありながら滑らかな曲線を組み合わせて、その身体にぴったりとフィットしていて、その豊満なお胸やキュッと引き締まったウェスト、そして、お尻のラインを否が応でも強調させてくる。おいおい、ずいぶんとエッッッなデザインじゃあないか。
ウェーブがかった長い金髪はどこかゴージャスな感じで、にやりと不敵な笑みと、細い瞳孔に鋭い眼光の金色の瞳はどこか猛禽を思わせる。……ん? この眼はどこかで見たことあるような。そして、額には真っすぐに伸びた黒い角。まるで、鬼のような……、ま、まさか。
「ア、アハルギ、どうして、そ、そんなムチムチのお姉さんに!?」
そもそも、電脳体に性別の概念はない。元々身体を持たないからな。
つまり。
「唯一の良心が、そんな姿に」ギリギリで崩れ落ちるのを堪えながら。
「ルジネはこういう方が好きかなって思ったんだ! ……ど、どうよ?」不安げな上目遣い。
「しゅ、しゅきぃ……」
つまり、電脳体は義体を換装することで自由に自分の身体構造どころか性別を変えられるってことだ。電脳体、マジで何でもアリだな。それでも、アハルギの元の荒々しさが残っているのがむしろワイルド美女って感じで全然アリ……いや、ナシだ。あぶねえ、元はあのアハルギだぞ。いや、しかしあるいは。
そんなオレの葛藤など対峙する二人は気にも留めていない。ついでに言えば、不意に現れた金髪ナイスバディ鬼武者に急激に沸き上がるギャラリーの重低音の歓声にも、だ。
「せっかくの装飾品を脱いで何になる? そんな鉄屑でも纏っていれば少しでも抵抗できるだろうに」
「ハッ、これは飾りじゃないのよ。俺の義体は燃費が悪くてな、全力出すのにいちいち魔力を充填しなきゃならねえのよ」
チャージ完了ってわけだ。このお肌の露出も少ないはずなのにやたらとセンシティブに感じる姿こそ、アハルギの全力全開ってわけだ。
再度構えるクラレントは莫大な魔力を注ぎ込まれて、さらに巨大になり、その剣身に纏わせていた赤黒い稲光も激しく轟音を立てている。
そして、聖遺物だけじゃない。
アハルギのしなやかで力強い身体も変化する。
身体中に仕込まれた各種ブースターや魔力スラスター、電磁装義肢、その他ありとあらゆる内蔵装備が滑らかに変形、盛大に展開される。
その機構のいくつかは大剣と合体してその規格外の巨大さを、そして、剣としての形状の奇怪さをさらに際立たせている。
「これがオレの最大出力だ」
アハルギの身長を大きく超えた大剣を両足からパイルバンカーまで射出して振り下ろす。間合いを詰める必要すらない。
バーニアから爆音を上げて魔力を噴き出しながら、ほとんど巨大な構築物と化した大剣がアーサーへと迫る。
が、しかし。
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「ア、アハルギ!」
一瞬の拮抗すら許されず。
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「キミに何ができる? キミの負けだ、オーガ」
脇腹に刺さったままの聖剣が光を帯びる。何かが鳴動するかのような激しく甲高い音。援護に向かおうにももう届かない。「クソッ」必死に手を伸ばすが。
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とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
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